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キャリア、ビジネス、IBPがよくわかる「GLOBAL INSIGHT」
ビジネス留学情報ブログ「GLOBAL VISION」
2018年
渡辺 圭祐
KEISUKE WATANABE
コース:ワシントン大学
キャリア:大学生
留学期間:2017年3月〜
留学期:56期
インターン先:Glass Lewis
内定先:Glasp Inc.

積極性が成長したIBP留学から海外スタートアップへ

IBP参加を決めた理由は何ですか?

元々海外で働きたいという願いがありましたが、大学在学中には叶いませんでした。なので、大学3年の後期から就活を始めましたが、同時に留学奨学金を探し始めました。有難いことにICCさんから奨学金を頂くことができたので、プログラムに参加することを決めました。IBPのプログラムでは、ただ留学するだけではなく、インターンシップとしてアメリカで就労する経験までサポートされているのはとても魅力的でした。

留学の目標は何でしたか?

私は大学卒業と同時に留学しました。帰国後、就職する予定だったので、就職先を見つける、また、職を得るに足る能力やスキルを得る、というのが留学の目標としてありました。英語で授業を受け、コミュニケーションを取るのが必須という環境だったので、英語の能力はかなり向上したと思います。また、学生団体でのコンサルティング活動を通して、実際のビジネス環境において、活躍するための土台ができたのではと思います。

学部授業は何を履修しましたか?またその理由を教えてください。

ワシントン大学の場合は、受講する授業は既に決まっていました。最初のセメスターではグローバルビジネスの概要、2つ目のセメスターではグローバルマーケティングとプレゼンテーション、3つ目のセメスターではプロジェクトマネジメントとアメリカでの就活の仕方です。他には、ICCが提供する英語の授業を第1セメスターに、就活のサポートの授業を第3セメスターに受講しました。

授業の内容、クラスの人数、国籍などわかる範囲で教えてください。

ワシントン大学は3セメスターに分かれており、それぞれのセメスターで勉強する内容が異なりました。最初のセメスターではグローバルビジネスの概要、2セメスターではグローバルマーケティングとプレゼンテーションの練習、最後のセメスターでは、プロジェクトマネジメントとアメリカでの職探しのための方法がメインでした。クラスは約40人で、日本人が一番多く、その他はインド人、中国人、タイ人、ベトナム人、ウガンダ人が数人いました。


インターンシップはどのように見つけましたか?

私はシアトルにいる間にサンフランシスコ・ロサンゼルスでの仕事を探していたので、オンラインでインターンを探しました。それらのエリアを選んだのは、日系企業が多く、自分のバックグラウンドが活かせると思ったからです。具体的な方法は、IndeedとLinkedInで、毎日、特定の単語を含む仕事を探し、アプライしていきました。他にも日本人を対象にしたエージェントの方とも話す機会がありましたが、最終的にはIndeedで見つかりましたし、掲載されている仕事量もIndeedが一番多かったと思います。

インターンシップで得たもの、学んだことはなんですか?

複数のインターンシップを通して、アメリカの企業で働くという経験を肌感覚で得られたのはとても大きいと思います。アメリカ人というとビジネスライクで、人付き合いがドライという印象があるかもしれませんが、現実は全然そうではなかったです。また、日本人、アメリカ人どちらも会社で働くとなると、同じような悩みを抱えるのだなと知れたのも、知見として大きいと思います。

大学の授業、インターンシップ以外ではどのような活動をしましたか?

授業以外では、Datactという学生団体での活動に時間を費やしていました。シアトルにある日本人オーナーのレストランに営業に行き、売上データをいただいて、R Studioという統計解析ソフトで分析し、提案を行うというものです。私たちのチームでは、ラーメン居酒屋の方に協力していただき、お店の売上と客単価を上げる方法を、重回帰分析等を通して得られた結果をもとにプレゼンしていました。実際に、お店の方が実行できる具体的な施策を提案できたので、とても有意義でした。

留学中、苦労したことは何ですか?

1つ目はお金です。留学前の予算の見立てが甘かったこともあり、途中でかなり節約生活をし、最終的にはお金を送ってもらうことになりました。2つ目は、英語で深いディスカッションができないというもどかしさです。チームで意見をまとめるためのディスカッションの際も、日本語では説明できるけど、背景知識や論点を細かく伝えて、説明することができないという状況は何度もありました。

留学中、一番の出会いは何ですか?

留学同期のメンバーとの出会いは特に有難いと思います。久しぶりに日本に帰国した際も、同期複数人で集まったり、各メンバーと連絡をいまだに取れていたりというのは貴重だと思います。また、1年で帰国するという予定だったのにも関わらず、さまざまなサポートをしていただいた現地の日本人の方々もとても有難いです。人生観や海外生活に関する見方など、さまざまな視点をいただきました。

一番成長したと思う事は何ですか?またその理由も教えてください。

積極性は向上したのではと思います。自分は元々内向的な人間で、新しい人に会ったり、積極的に行動したり、失敗しても良いからやってみるといった行動が苦手でした。しかし、アメリカでは積極的に行動していかないとチャンスを掴めず、状況が悪化してしまうので、そうならざるを得なかったと思います。結果として、積極性やチャレンジしてみるというメンタルの部分が成長したのではと思います。

留学してご自身にどのような変化がありましたか?

積極性やチャレンジ精神といったメンタル面の変化は大きいと思います。また、自分で最後までやるしかないので、諦めずにやる、という粘り強さもついたのではと思います。

就職活動では、IBPの経験は生かされましたか?

生かされたと思います。アメリカ企業相手に就活をする場合にも、日本企業の就活をする場合にも、データ分析を通したコンサルティングの学生団体での活動と、サンフランシスコの2社でのインターンの経験は評価されました。実際にアメリカ企業で働いており、文化や働き方がわかっている点、また、コンサルティングの営業活動に求められる論理的思考力や的確にプレゼンテーションで伝える能力は有利に働いたのだと思います。

キャリアサポートはいかがでしたか?どのように活用しましたか?

プログラム中に受けたキャリアサポートは有益だったと思います。ボストン・キャリアフォーラムに向けて、各社どのように対応すべきか、また、エントリーシートやSPIに対するアドバイスもありました。また、実際にアメリカで就活し始める前の、レジュメの書き方やレビュー、インタビューの練習等は、ポイントを押さえられたのと具体性を向上させることができたのではと思います。


今後の目標、ビジョンなどを教えてください。

現在はGlaspというスタートアップをサンフランシスコでやっているので、その会社をグロースさせたいです。今後もアメリカやヨーロッパなど、グローバルに活動していく予定なので、世界中に使われるプロダクトになればと思っています。個人としては、海外で活躍する日本人が増え、プレゼンスが上がって欲しいと思っているので、そのための支援やその方々にとっての1つのロールモデルになれればと思っています。

これからIBP留学を検討している方に、メッセージをお願いします!

自分の好奇心を追求していけば、必ずいつか線として繋がるので、まずは自分の興味のあることをやってみると良いと思います。現在やりたい事が見つかっていない人は、面白いと思える人を探してみる、その人と働く中で自分のやりたい事を見つけて行ければ良いのではと思います。IBPに参加する人は、個性的で面白い人が多く、みなさんにとって貴重な経験・繋がりになると思います。みなさんの挑戦を応援しています。

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