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キャリア、ビジネス、IBPがよくわかる「GLOBAL INSIGHT」
ビジネス留学情報ブログ「GLOBAL VISION」
2018年
甲州 賢太郎
KENTARO KOSHU
出身校:立教大学 観光学部
コース:ウエストミンスター大学
キャリア:大学生
留学期間:2017年06月〜2018年03月
インターン先:JETRO London事務所(マーケティング・PR)
貿易会社 入社

自分も日本を背負って立つ人間になりたいと思うようになった

IBPプログラムを選んだ理由を教えてください。

大学生活も終盤に差し掛かり、今後のキャリアを考えていく中で、「国内ではなかなかできないような経験を積みたい」という思いが強くなり、留学だけでなく現地でのインターンシップもさせていただけるということで、IBPプログラムを選択させていただきました。

留学前はどんな準備をしましたか?

週に数回英会話教室へ通って、とにかく英語に耳を慣らすように努めました。また、留学経験のある方々のお話を伺い、現地の雰囲気や文化について自分なりに予習しておりました。

留学先を選択した理由を教えてください。

「人種の坩堝」と称されるほどその多様性に富み、多くの人々との交流を通じて、自らの価値観がより深いものになると考えたためです。他の欧州諸国へのアクセスが良く、旅行に行きやすいという話も聞いており、それも決め手の一つでした。


研修地に到着した時の街の印象はどうでしたか?

大学寮がある場所はshoreditchというエリアに近く、お酒を飲める場所が多く、週末にはマーケットが開催されるなど刺激の多い街でした。多様な人種の方々が生活しており、景観はもちろんのこと、文化的にも日本と大きく異なり、毎日が驚きと発見の連続でした。

キャンパス内の設備など、日本の大学と比べてどう違いましたか?

頻繁に通っていたRegent Street Campusは、非常に歴史を感じる外観で、立地も良く、訪れるのが楽しみでした。カフェテリアのおじさんと仲良くなり、コーヒーを買いに行く度に「こんにちは!」と声を掛けてくれました。先生やスタッフの方々もフレンドリーな方が非常に多く、日本の大学と比較して、物理的にも精神的にも接する距離が近かった印象です。


英語研修はどのような内容でしたか?

学部授業が開始するまでの6月から8月までの間、Pre-sessionalという留学生向けのクラスに参加しておりました。最初はIBPプログラムの日本人学生10名全てが同じクラスでしたが、のちに2名ずつほどで別々のクラスに割り振られました。主にAcademic Englishについての授業で、レポートの書き方やディスカション、プレゼンテーションのやり方について学びました。先生から意見を求められる場面が多くあり、英語で発言する良い機会となりました。

学部授業ではどんな科目を選択しましたか?

1.Academic Spoken Communication Skills for International Students 2.Introduction to Contemporary Media Theory 3.Art and Society の3つを受講しておりました。

特に興味を持って取り組んだ授業を教えてください。

Harrow Campusで開講されていた“Introduction to Contemporary Media Theory”という授業です。メディア教育で有名ということもあり履修してみましたが、入門編であったため、私のような素人でも理解できました。30−40人程度のレクチャー形式でしたが、講義中にも学生から質問が多く挙がったり、学生同士で議論する場面もありました。また、中間と期末でレポート課題があり、大変ながらも英語で文章を書く良い機会となりました。

留学中に参加したサークルやアクティビティはありますか?

IBPの先輩からの紹介で、現地のレストランで4カ月ほどアルバイトをしておりました。ロンドンでは日本食の人気が高く、日本人だけでなく現地の方がオーナーのレストランも多く、私が働いていたレストランもその一つでした。


課外活動から得たものは何ですか?

週末の18時以降は満席状態が続き、多忙な中で他のスタッフと的確にコミュニケーションを取る必要があったため、英会話のスキルは飛躍的に向上しました。また、スタッフの国籍も多様であったため、それぞれの文化や価値観の違いにも触れ、異なるバックグラウンドを持つ人間同士で協力して働くことができるようになりました。仕事の後はみんなでパブへ行き、ビールを飲みながら楽しく交流を深め、ロンドンにおける自分の居場所を獲得することができ、日々のモチベーションになっておりました。

コミュニケーション力向上のために努力したことは?

上記のアルバイト経験が、最も効果的だったと感じております。単なる外国人の同僚としてではなく、1人の仲間として受け入れてもらい、ロンドン生活における私のハイライトです。また、同期の友人と寮の近くのパブへ通い、地元の方々とビリヤードをして交流を深めておりました。日本の文化に興味を持ってくださった方々も多く、楽しい時間を過ごすことができました。どちらもキーワードは“お酒”です。

インターンシップ先について教えてください。

日本貿易振興機構(JETRO)ロンドン事務所の農水産・食品部門にて、2カ月間インターンシップをさせていただきました。


そこではどんな仕事を担当しましたか?

英国含む欧州における日本食の販売を促進するため、現地における日本食に対するニーズの調査を行っておりました。現地の日本食レストランへのインタビュー、食品関連のニュースや記事の翻訳など、英語を駆使する場面が多くありました。また、会員向けの情報誌に掲載されるコラムの執筆を担当させていただき、大変ながらも非常にやりがいのある仕事でした。

インターン中、苦労したことは?

政府系機構ゆえ、発信する情報の正確性が何よりも大切であり、EUの法律の条文を読み解くうえでも、一言一句正確に翻訳する必要があったため、非常に神経を使いました。また、インタビューを行うレストランに確認のメールを送っても1週間は返信が来ない、金曜は夕方になると早々に仕事を切り上げる等、日本とのギャップに戸惑う場面も多々ありました。

日本と現地のICCオフィスの対応について、感想を聞かせてください。

日本のオフィスには、出発前はもちろん、帰国後もサポートをしていただき、非常にお世話になりました。就職活動に向けて、在英中から様々な情報提供をしていただき、帰国後スムーズに活動を開始することができ、非常に満足のいく結果となりました。現地のオフィスには、事務面だけでなくメンタル面でもサポートをしていただきました。大学のキャンパスから近く、何か困ったことがあったらすぐに駆け込めるという安心感は、大きな心の支えとなっておりました。プログラム修了後も、多くの方が彼女を慕って会いに来るとのことでしたが、その理由が分かりました。

就職活動で留学での体験はプラスになりましたか?

なりました。異文化で生活をすることにより、「自分はどのような人間なのか」「どのような強みがあり、それをどこで活かせるのか」を客観的に見つめ直すことができ、就職活動における業界研究や自らの“軸”探しに大変役立ちました。

留学、インターンシップをどのようにアピールしましたか?

商社や海運、物流など海外との関わりがある業界を中心に就職活動をしており、留学中のアルバイトやインターンシップで培った「多様性への理解」「異なるバックグラウンドや価値観を持つもの同士で協力して働くことができる」という点をアピールしておりました。

留学をふりかえり、自分自身が変わったと思うところはありますか?

あらゆる物事に対して寛大になれた気がします。見解の相違や想定外のトラブルなど、以前はストレスに感じていたことでも、ある程度「まあこんなもんか、しょうがない」と割り切って、次のプランを練る習慣がつきました。色々な人との交流と、頻繁に行き先が変更になるバスのおかげかもしれません。 加えて、生まれ育った日本という国が大好きになりました。留学に行く前は、正直に言うと日本が大嫌いで、こんなとこ早く出て行ってやるとまで思っていました。しかし、実際に日本を離れてみると、時間にとても正確な交通機関、質の高いサービス、安くて美味しい食事など、今まで当たり前に享受していたことのありがたみに気がつきました。現地でも、日本の食文化やアニメ、ゲームといったポップカルチャーは人気が高く、日本人であると言う理由で差別を受けたことは一度も無く、むしろ興味を持って話しかけてくれる人達ばかりでした。また、現地で働いておられる日系企業の方々のご活躍を目の当たりにする機会もあり、ぜひ自分も彼らのような日本を背負って立つ人間になりたいと思うようになりました。自らの偏狭な価値観が一新され、とても前向きになれた貴重な経験でした。


IBP留学を希望している人に向けて、アドバイスをお願いします。

異文化での生活から学べることは非常に多く、一生の宝物になります。もちろん辛いこともたくさんありますが、それを上回るほど多くのものが手に入るはずです。IBPプログラムに参加することで、現地でのインターンシップや志を同じくする仲間たちとの出会いなど、人生において忘れることのできない貴重な経験を積むことができました。ロンドンでは地下鉄に乗っていると“Mind the gap.”と言うフレーズを頻繁に耳にしますが、ぜひ日本と異文化との差異に注目して、そこから感じ取ったものを糧に、世界へ大きく羽ばたいてください!

*体験談の内容は寄稿時の情報です。

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