修了生の声

確実なキャリアステップへ。海外転職という、次のチャレンジにつながった12ヶ月
確実なキャリアステップへ。海外転職という、次のチャレンジにつながった12ヶ月
森 健太郎
出身校:
コース:グリフィス大学
キャリア:社会人
留学期間:2015年10月〜2016年09月 インターン先:Australasian Training Academy(教育) 社会人留学。企業の人事を経て、次のキャリアアップに向けてIBPに参加。現地では、大学院の授業を履修し、Graduate Certificate を取得。帰国後はHRコンサルティング企業に転職。海外勤務にて活躍中

IBPプログラムを選んだ理由を教えてください。

前職では素材メーカーに勤務していました。「堅実で伝統的な日本企業」とも呼ぶべき会社でしたが、自分の5年・10年後、それ以降のキャリアを考えたときに、 ・多国籍、多文化な環境で周囲と協調しながら仕事をする能力が自分にあるか ・テストのスコアでは量ることのできない「ビジネスレベルの英語力」が自分にあるかどうか ・日本以外の国(ないしはビジネス文化)で働ける、生活ができる能力を身に着けることで、社会環境が変化したときに自分のemployability(雇用可能性)を上げるべきではないか という疑問が生じ、また前職ではそれを満たすことが出来ないと感じました。そのため働く国を問わずに仕事をするためには、まずはビジネス教育の分野で世界をリードするの英語圏で勉強をしたいという思いが生じました。 当初は、大学院への正規留学を検討していましたが、 ・時間面で2~3年仕事から離れることは現状ではリスクが高い ・IBP終了後に海外就職を果たしたOB・OGさんも多いことから終了後は海外就職へつなげることが出来る ・インターン経験を職務経歴としてカウントでき、将来アプライする職種とインターンの経験がマッチングするものであれば職探しにプラスになる という点からIBPプログラムの盛りだくさんな内容に魅力を感じ参加を決めました。

留学前はどんな準備をしましたか?

留学前は仕事をしていたので集中して準備などはしていません。 ただしライティング能力が弱点であると認識していたので、IELTSの問題集を時間を見つけては解くようにしていました。

留学先を選択した理由を教えてください。

・大学院の授業を受講できるので、前職での専門分野を深く掘り下げるための勉強ができると考えたため。 ・参加にあたり要求される英語のスコアが高く、かつ求められる語学レベルもほかのコースと比べて高いと聞き、同じ時間をかけるのであればよりチャレンジングな環境に身を置くことで英語力も一層上達させられると考えたため。

研修地、キャンパスなどはいかがでしたか?

ブリスベンは、生活に必要なインフラがそろっており、人口が多すぎず家や施設も広々としており、住みやすい印象を受けました。東京や大阪のような派手さ、お洒落さ、たくさんの娯楽はありませんが、人々は飾らず自然体に過ごしており、日本と比べてのんびりとした環境で勉強に集中できると感じました。 グリフィス大学と日本大学を比較すると、設備面ではそこまで差があるとは感じませんでした。 ただし、日本の大学では手続きにおいて紙媒体が使われているところグリフィス大学ではすべてオンラインで行うことが出来る、グループで行う課題や読むべき文献はすべて電子化され授業も一部オンライン空間で行われるなど、IT技術を積極的に取り込んでいることから、日本の大学にいたときと比較して自分で資料や本を管理する上での負担が小さいように感じました。


1期目の英語研修はどのような内容でしたか?

DEP(Direct Entry program=学部準備英語コース)のコースを受講しました。 グループプレゼンテーションやディベートの準備・実施の方法や、エッセイの書き方をはじめ、文献の読解し、考えを書き起こし、口頭・資料を用いて発表するという、大学院の授業や課題で行うプロセスを模擬的に練習するという考えでコースが設計されています。実際にコースを終えてみると、英語力それ自体よりも「他の文化圏から来た仲間のワークスタイルを理解する」、「日本人とは異なる時間感覚を持つメンバーと共に、状況を確認しあいながらプロジェクトの進捗をチェックする」という点で多くのコツを学べたと感じています。

学部授業ではどんな科目を選択しましたか?

関連する職歴があったことから、授業期間中はGraduate Certificate in Human Resource Management (人材マネジメント準修士)の課程を履修しました。人材マネジメントの各分野に関する4科目(Principles of Human Resource Management and Industrial Relations, Human Resource Development, Recruiting and Selection, Management Consulting )を受講し、この学位の取得を目指しました。 クラスメイトとなる大学院生は、国籍・職務経歴をはじめ多様なバックグラウンドを持っており、また同じような職種分野の出身者がほとんどですので、授業中のディスカッションでは「各自の経験を持ち寄ってより良い答えを見つけよう」という姿勢が全面に出ており、私が知らない業界や国の労働慣行や状況について非常に興味深く知ることが出来ました。


留学中に参加したサークルやアクティビティはありますか?

大学院の授業で行われるレポートやグループプロジェクトにほとんどの時間を割いていたので、大学内のサークルには参加していません。 ただし、英語研修の期間からパートタイムでインターンを行う、ICCブリスベンオフィスとつながりのあるビジネス交流会へ参加する、専攻と同じ職種(HRM)の交流会に参加するなど、再就職時に「ビジネス環境」での感覚を忘れないように心掛けていました。日本とオーストラリアのキャリア観の違いについて、交流を通じてお会いした方々のお話を通じて認識することができたため、再就職の際にキャリアの方向を考える上で良い影響を得られたと考えています。

コミュニケーション力向上のために努力したことは?

「コミュニケーション力」に特化して何か取組みを行ったことはありません。 ただし、IBPプログラムに真剣に取り組みしばらく経った段階で気づくカン・コツのようなものはあると思います。たとえば、語学研修では多様なコミュニケーションスタイルを持つクラスメイト達の想い(利害?)を聞き出した上でどう協調して課題を進めるかが良い成績をとる鍵になりますし、学部授業の講義・共同研究では、自分が持っている知識、経験やアイディアを適切なタイミングで発言できるかが議論を活性化する・まとめる上で重要です。インターンでは、問題解決のために対策を議論する上で、まず現状と「あるべき状態」を提示し、自分が考える策を提示した上で同僚と微調整を行うやり方がオーストラリア(少なくとも私の職場)では話が最も進みやすいと見受け、それを実行するようにしました。 プログラムの各段階でちょっとした失敗や試行錯誤を繰り返す上で、マルチカルチャーな社会における「コミュニケーションの経験則」を感じ取ることが出来ればIBPプログラムに参加して成長したと言えるのではないでしょうか。


インターンシップ先について教えてください。

TESOL(英語教授法)の専門学校です。Job Support Deskの担当者として、修了生の就職支援にあたりました。 TESOL(英語教授法)の資格を取得した学生はオーストラリア外での就職を強く希望しており、英語講師の需要が高い国々(ベトナム、中国、日本 等)への就職サポートを行っています。 私がインターンとして勤務するまでは就職サポートの専任担当者はいなかった(それまではTESOLの講師・マーケティング担当等が兼任していた)のですが、支援内容の充実を図るために業務フローの改善、ワンストップサービスの窓口として修了生のCV添削、各国の英語学校の人材ニーズについて情報提供、新規就職先の開拓等を行いました。 苦労したこととしては、就職支援とは別に、ベトナム・日本の企業とタイアップしてTESOL資格取得プログラムをオーストラリア外で実施するプロジェクトに携わりました。オーストラリア側はスピードを非常に重視し「日本やベトナムでもひと月以内にコースを立ち上げることが出来る」「すぐにでもコースを行って反応を試したい」と考えるのに対し、日本側は「どの受講者層を対象にするのか、本当にニーズは存在するのか検証したい」「コース内容が日本人受講者に合っているか再検討したい」など、緻密に計画を立ててプロジェクトを進めたいと考えていたことから意見の対立が多く生じました。インターン先唯一の日本人として両者間のリエゾンも任されましたが、オーストラリアの日本・異なり仕事の進め方の間で板挟みされるのには参りました。ただし、今後も外国で仕事をするならば同様の経験をすると思いますので、よい予行演習になったと今となっては感じます。


日本と現地のICCオフィスの対応について、感想を聞かせてください。

現地での履修プログラムの変更やビザの更新などはすべて自分で行うようにしていましたが、オーストラリアの大学や官公庁相手の手続きとなるとプロセスが不明瞭であることや、処理が遅々として進まないという場面があります。そういった際に、ブリスベン生活の先輩にあたるICC現地オフィスのサポートは非常に力強いものでした。イレギュラーな事務処理についても、ICC経由で大学の担当者と直接話をさせていただいたことで期日に間に合わせことが出来たなど、ICCとグリフィス大学が時間をかけて信頼関係を築いてきたことに感心することも多くありました。また、ブリスベンオフィスに限らずICCのみなさんはそれぞれのステップを経てキャリアアップをされてきた方々ですので、終了後の進路やその方向性に関して多く相談に乗っていただき、良いモデルケースを我々IBP生(特に社会人の転職組)へ示してくださっていると感じます。

退職してIBPに参加しましたが、転職活動はどのようにしましたか?

帰国の3か月前に求人情報の収集や転職エージェントとの面談をはじめ、実際に面接を受け始めたのは帰国の2か月前程です。 当初はオーストラリアとアジア圏の両方について情報収集をしていましたが、自分の興味がある職種ではアジア圏の方が多くチャンスあると知り、そちらに注力するようにしました。面接はSkypeや社内システムを使用してビデオチャットで行いましたが、話し出すタイミングが対面の面接と違う点や通信環境の確保に苦労しました。

社会時としての留学に対して不安はありましたか?

留学すること自体に対する不安な気持ちはありませんでした。 一方で、海外生活では思いもしないハプニングやトラブルが起こりますので、生活面や学習面で心配事は多くあります。そのような心配が頭をよぎったときは「この場合はどう問題を処理しようか」などと解決策をイメージするようにしておけば必要な時に対処ができますので、その意味での「不安」はひとつ一つ解消することが出来ますし、不安を理由に留学をあきらめることは勿体ないと考えます。


留学をふりかえり、自分自身が変わったと思うところはありますか?

留学前は慎重・保守的な性格をしており、仕事・私生活の両面で想定通りに物事が進まないことにはよく苛立っていました。海外で仕事をするには、臨機応変に対応できる柔軟さが必要だと頭では理解していても実際に自分がその場に置かれて冷静に対処できるかどうか疑問に思うこともありました。 しかし、オーストラリアでの経験を通じて、「日本では予想できないことが起きてもその国の人々や社会を理解していれば対処できる」「海外では、初めから完璧を求めても仕方がない、こういう事もあるという姿勢で構えていれば受け入れることができる」と実感を以て認識することが出来ましたし、その心構えを持って今後は仕事に臨みたいです。

IBP留学を希望している人に向けて、アドバイスをお願いします。

一度仕事を辞めて留学することは、その先のキャリアについて否が応でも意識することになりますし、自分が取り組んでいる事が本当に役に立つのか不安になる瞬間があるかもしれません。目指すキャリアがあることはモチベーションにもなりますが、ますはIBPプログラムの期間を通してコンスタントに出現する学習面・仕事面の課題に全力に取り組むことをお勧めします。 就職・転職活動を始めるのはプログラムの終盤で十分間に合いますし、語学や自分の専門性の勉強で良い成果を挙げることで初めて「留学経験が就職・転職で評価される」ということになります。日本での就職・転職活動を意識しすぎて「就職活動に役立つ経験をしなければ」と焦ることは、オーストラリアでしか得られない他の経験や視点を見逃すことにもなりかねません。まずは「自分の語学・専門性を磨くために、IBP留学という時間を買った」と考えて自分の強みが最も活かせる分野を確立することに集中することで、勉強する楽しさをその人にとって最大のものにできると考えます。

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