コース:グリフィス大学
キャリア:社会人
留学期間:2023年1月~2024年2月 インターンシップ先:The Langham, Gold Coast
IBPプログラムを選んだ理由を教えてください。
キャリアチェンジのため、英語力をはじめ自分の武器となるようなスキルを身に着けたいと考えたからです。留学前転職を考えていましたが、当時のスキルや経歴では、自分が望むような転職をすることは難しいだろうという気持ちがありました。学生時代から留学には興味があり、今行かないともう行く機会はないかもしれないと思い、留学を決意しました。特にIBPプログラムは単なる語学留学にとどまらず、現地でのインターン経験もできる点が魅力だと感じ、参加を決めました。
留学先を選択した理由を教えてください。
留学先であるグリフィス大学が観光学に強い環境だったため。また、治安や気候が良く、日本との時差が少ないこともオーストラリアを選んだ理由の1つです。
留学の目標は何でしたか?
ビジネスで通用するレベルの英語力を身に着けること。キャリアアップにつながるような経験をすること。自分の世界を広げること。
留学前はどんな準備をしましたか?
仕事が忙しかったこともあり、正直ほとんど英語の勉強をしないまま渡豪してしまいました。
留学前に基本的な文法や単語の勉強は終わらせておくべきだったなと思いますし、なにより「実際に英語を使う」練習が足りなかったと反省しています。
研修地に到着した時の街の印象はどうでしたか?
「とてものどかな場所だな」というのが最初の印象です。どこか地元と似たような雰囲気があり、いい意味でさほど日本とのギャップを感じませんでした。一方で、中心地には海が広がっており、その景色には圧倒されました。
学部授業では何を履修しましたか?理由も教えてください。
・Global Tourism Systems
観光学を専攻する生徒は必ず履修しなければならない、いわゆる必修にあたる科目のようで、観光学の基礎を学べると思ったため履修しました。
・Culinary Tourism
オーストラリアのワイン産業について学ぶ授業。日本の大学にはない、ユニークな科目だったため、興味を持ち履修しました。
・Rooms Division Management
ホテルマネジメントについて学ぶ授業。観光業界の中でもホテル業界に一番興味があり、多くのホテルで導入されている「OPERA」というシステムを使用する実践的な内容も含まれていたため履修しました。
授業の内容、クラスの人数、国籍などわかる範囲で教えてください。
授業は座学+ワークショップで構成されていました。1タームの中で3つの課題が出されます。履修する科目数は少ないですが、出席点のようなものはなく、課題の出来で最終成績が決まります。課題も毎回の授業内容をきちんと理解していないと苦戦するものがほとんどで気が抜けませんでした。クラスの人数は30人~50人程で、世界各国から学生が集まっている印象でした。
特に興味を持って取り組んだ授業とその感想を教えてください。
Culinary Tourismです。フィールドワークとして実際にワイナリーに足を運んだり、ワインの試飲をする回もあり面白かったです。「ワイナリーの紹介動画を作成」という課題や、「自分たちオリジナルのワイナリーを考える」というグループワークがありました。競合他社と比較をしてどのような経営戦略を打ち出すか、ワイナリーの名前や立地はどうするかまで考える必要があり、ビジネス感覚を学ぶ良い機会になりました。
IBPのGBPはいかがでしたか?印象に残っている内容と感想を教えてください。
インターンを獲得するうえで、とてもためになりました。特にレジュメの作成方法を学ぶ回とインタビューの練習回が印象に残っています。GBPを通じて自分の強みをどのようにアピールすべきか学ぶことが出来ました。
留学中に参加した課外活動(サークルやアクティビティ、ミートアップ等)はありますか?
クレープ店でアルバイトをしていました。その他、ミートアップのLanguage Exchangeのイベントや街の図書館で開かれていた英会話クラブ、大学主催のイベントやJapan clubというサークルに参加しました。
課外活動から得たものは何ですか?
IBP以外で自分の居場所ができました。アルバイト先のオーナーさんは日本人で、スタッフも日本人ばかりだったのですが、留学中辛い時に心の支えになっていました。スタッフはみんな個性豊かで様々なバックグラウンドをもっており、自分の生き方を考えるきっかけにもなりました。みんな日本人とはいえ、ここでアルバイトをしていなければ出会うことはなかった人達だと思うので、この出会いは大きな財産になったと感じています。
インターンシップ先はどのように見つけましたか?
企業をリストアップし、40社近くメールを送りました。その後は、直接企業に足を運んでレジュメを配りました。ですが、なかなか思うような成果が出ず、最終的にはインターンシップ紹介会社の力を借りてインターン先を見つけました。
インターンシップ中の具体的業務内容を教えてください。
ゴールドコーストのホテルで、主にベルマンとして業務を行いました。具体的には、エントランスにてゲストのお出迎えとお見送り、荷物のお預かりや運搬といった業務を行いました。その他、ウェルカムカードの作成や特別な部屋のセッティングなども行いました。
インターンシップで得たもの、苦労したこと、そこから学べたことを教えてください。
接客業ということもあり、求められる英語力の高さには苦労しました。よくある質問に対する返答を準備し、同僚の対応を真似することで、少しずつゲスト対応ができるようになりました。また、自分から同僚に積極的に話しかけ、自分ができる仕事に真摯に取り組むことで周りからの信頼を得ていきました。インターンにおいて英語力が高いに越したことはないですが、英語力が全てではなく、仕事に対する姿勢を見ていてくれる人がいるということに気づくことが出来ました。
インターンシップ企業の職場環境(他従業員について等)を教えてください。
オーストラリアだけでなく、中国、スペイン、フランス、インドなど世界各国からスタッフが集まった多国籍な環境でした。同僚の中には、世界中を旅しながら働いているという人もいて、インターンを通して仕事に対する考え方が変化したと思います。上司をはじめ、皆フレンドリーで、不安に感じたことなども相談しやすい環境でした。
日本と現地のICCオフィスの対応について、感想を聞かせてください。
オーストラリア現地オフィスのお二人にとても感謝しています。日常のちょっとした相談から、今後のキャリアに関する相談まで、親身になって話を聞いていただきました。いつも的確なアドバイスをいただくことができ、ありがたかったです。
留学前、留学中そして帰国後にIBPキャリアサポートをご利用された場合は、その感想を聞かせてください。
帰国後にキャリアサポートを利用しました。主に履歴書の添削と面接の練習をしていただきました。毎回細かいところまでフィードバックをしてくださり、心強い存在でした。無事に志望していた企業から内定をいただくことができ、とても感謝しています。
これからのキャリアにIBPの経験がどうプラスになりましたか?/なりそうですか?また、就職活動ではインターンシップや課外活動などをどのようにアピールしましたか?/できそうですか?
転職先の企業では、留学経験、特に海外でのインターン経験を高く評価していただき、内定につながったと感じています。転職活動では、「なぜ仕事を辞めてまで留学したのか」について深堀られることが多かった印象です。留学を決意してから、転職に至るまでの流れを1つのストーリーとして説明できるように準備しました。
留学をふりかえり、ご自身にどのような変化がありましたか?成長したと思うところがあれば、その理由も教えてください。
自分の世界が広がったことで、いい意味で肩の力が抜けたような気がします(笑)。 また、初めての経験を沢山したり、困難を乗り越えたりする中で、自信と度胸が身に付きました。オーストラリア国内とニュージーランドを1人旅したのもいい思い出です!
留学中、一番の出会いは何ですか?
シェアハウスの管理をしてくれていたオーストラリア人のおばあちゃん。その他のシェアメイトと共に一緒に生活していたのですが、料理を振舞ってくれたり、私が落ち込んでいるときは励ましの言葉をかけてくれたりと、いつも気にかけてくれていました。また、インターン先の同僚で、まだ若いにも関わらず、上司からの信頼も厚い、とてもプロフェッショナルな人がいました。その姿に感銘を受け、目標とする存在になりました。
留学中、苦労したことは何ですか?
思っていたほど英語力が伸びていかず悩んだ時期がありました。想像以上に日本人が多い環境だったため、自分で積極的に行動し、英語を使う環境に身を置くことが必要だと感じました。
今後の目標、ビジョンなどを教えてください。
まずは今の会社で周りから信頼される存在になること。将来に関しては模索中ですが、違う部署への異動や、機会があればまた海外に挑戦するのもありだなと思っています。また、私自身が過去に職場環境で悩んだ経験があるため、仕事で悩んでいる人を助けられるような存在になれたらとも思っています。
IBP留学を希望している人に向けて、アドバイスをお願いします。
社会人ということもあり、私も留学に行くことに対して不安だらけでした。ですが、現状を変えるためには、思い切って新たな世界に飛び込む覚悟や勇気が必要だと思います。多くの人との出会いや様々な価値観に触れて自分を見つめ直せたこと、これが留学での一番の財産だったなと感じています。私自身、仕事を辞めて留学に行ったことに対して何の後悔もありません!ぜひ素敵な留学を実現させてください。応援しています!