修了生の声

海外で働いていける自信がついた時間でした。
海外で働いていける自信がついた時間でした。
下津 雅史
出身校:出身校:同志社大学 法学部
コース:グリフィス大学
キャリア:社会人
留学期間:2013年3月〜2014年2月 インターン先:Hall Finance Insurance & Solutions(金融) 帰国後:香港のコンサルティング会社 入社

IBPプログラムを選んだ理由を教えてください。

前職が地域金融機関であったため、将来性のあるインターナショナルな仕事に転職したいと考えていました。ただ、どのような仕事をしたいのかが曖昧であり、かつ大学院への進学にも少し興味があったため、学部授業を受講できインターンシップで就労経験を積めるIBPプログラムを選択しました。

留学前はどんな準備をしましたか?

直前まで働いていたので、特段準備はしていません。IELTSが必要であったため、独学で少し勉強をしました。あとは、グリフィス大学やブリスベンのホームページをチェックし、現地情報の収集をしました。

留学先にAustraliaを選択した理由を教えてください。

アジアからの留学生と交流できる、というのが主な理由です。オーストラリアはアジア太平洋地域の英語圏として、アジア諸国からの留学生が集まる環境です。将来、日本も含めたアジアで働く際、アジア各国の人と円滑にコミュニケーションをとれることが重要になると考えました。 また、社会人時代にブリスベンを訪れる機会があり、都会と自然の調和のとれ、気候の温暖なブリスベンが気に入ったのも理由の一つです。

キャンパス内の設備など、日本の大学と比べてどう違いましたか?

キャンパスの建物、施設の充実度については、日本と同程度だと思います。ただ、キャンパスの学生の密度は、オーストラリアのほうがかなり低いです。学内のカフェでは、世界各国の料理が楽しめます。

どんな科目を選択しましたか?

国際ビジネス・アジア学コースの基礎科目を中心に履修しました。

特に興味を持って取り組んだ授業を教えてください。

ビジネスコミュニケーションの授業です。クラスはすべて留学生で、オーストラリアのビジネス慣習とそれぞれの出身国のビジネス慣習を比較するという授業です。職場でのコミュニケーションの違いや、対顧客のコミュニケーションの違いなどを留学生同志で意見交換する機会も多く、多国籍な職場での勤務をシミュレーションできる授業だと思います。


インターンシップ先について教えてください。

ゴールドコーストにある、Hall Finance Insurance & Solutionです。ファイナンシャルプランニング、会計、保険等を行う、金融のコンサルティング会社です。社員数は15名程度で、代表をはじめ全員がフレンドリーであり、人間関係は良好な職場でした。

そこではどんな仕事を担当しましたか?

保険を扱う部署に所属し、受付とデータ処理を担当していました。インターンシップをスタートしたとき、同社が顧客データベースを新しく作成しているところだったため、データベース作成をサポートしていました。具体的には、オーストラリア大手の各保険会社のデータベースから、クライアントのデータを自前のデータベースに移行するというものです。

インターン中、苦労したことは?

社員もクライアントも全員オーストラリア人であり、インターン当初は会話内容が分からないなどコミュニケーションで苦戦しました。PCをずっと使う仕事であったため、かなり肩が凝りました。(笑)

IBPプログラムでの経験は、コミュニケーション能力の向上にどのように活かされましたか?

留学生から現地のビジネスマンまで、幅広いタイプの外国人と出会い、会話をした経験により、対外国人への英語でのコミュニケーション力が向上しました。特に学部授業のグループワークやインターンの同僚とのやり取りなど、英語でのコミュニケーションの場数を踏むことで、英語を話すことに対し自信がついたのが一番の収穫です。綺麗な英語を話すこだわりもなくなり、意志疎通を取ることに重点を置けるようになりました。現職においても、香港人やパキスタン人と英語で会話、メールする機会は多い中、英語は完璧と言えませんが、仕事の指示や依頼などの意志疎通は問題なく取れています。 もちろん対日本人に対しても、自分自身の海外生活経験やオーストラリア経済の話題など、話の引き出しが増えて会話が弾むようになりました。


留学をふりかえり、自分自身が変わったと思うところはありますか?

プログラムを無事終了したことで、「インターナショナルな職場でも働ける」、「海外の大学でも勉強していける」、「海外でも生活できる」という自信がつきました。 留学中は、IBP生、留学生、現地のオーストラリア人、現地で働いている日本人等、様々な方と交流する機会が多く、幅広い知識、アイデアを吸収して視野が広がりました。人との出会い、ネットワークづくりが人生を豊かにし、いかに重要であるかを再認識できたと思います。

香港の会社に転職されたと聞きましたが、海外転職を目指された理由は?

IBPプログラムで身に着けた英語を、継続して伸ばせる環境で働きたかったという点です。香港では英語が公用語のひとつで、日常生活やビジネスシーンで英語を使う機会が多いというのが一番の理由です。 また、グリフィス大学でアジア学、アジアビジネスを学んだことで、アジア太平洋地域のダイナミックな経済に興味を持ち、同地域の中心である香港で働きたいと思うようになりました。

留学やインターンの経験を海外転職に生かせましたか?

多国籍な社員構成であるため、社内のコミュニケーションや顧客応対で英語を使う機会は多いです。学部授業で英文メールの書き方を学んだことや、インターンでオーストラリア人の同僚や顧客との英語で意志疎通した経験は、現職で十分に活かせています。 また、面接では、英語コミュニケーション力の向上はもちろん、様々な人との出会いによりコミュニケーションの幅が広がったという点をアピールしました。面接の際は、前職の金融期間営業職で得たコミュニケーション力が、留学でさらに深みを増したと話しました。

将来の目標やキャリアプランを教えてください。

数年間は海外で働きながら、英語でのコミュニケーション力、アジアでのビジネススキル向上に取り組みます。将来的には、海外進出を目指す日本企業の支援に積極的取り組む、金融機関で働きたいです。

日本と現地のICCオフィスの対応について、感想を聞かせてください。

短期の旅行を除く海外生活が初めてで不安が多かったですが、バスの乗り方や銀行口座開設などを丁寧に教えてもらい、留学生活をスムーズにスタートでき、大変感謝しております。地域のイベント情報もよく教えていただき、楽しませてもらいました。ICC事務所がキャンパス内にあり、常に安心感がありました。


IBP留学を希望している人に向けて、アドバイスをお願いします。

大学生はもちろんですが、社会人の留学も得るものが多いです。海外大学では政府派遣の社会人留学生など社会人学生も多く、経験豊かな彼らとの交流は必ず視野が広がります。また、現地社会人との交流イベントも多く、同世代の友人を作ることも意外に簡単です。授業や交流会等に積極的に参加すれば、英語コミュニケーション力の向上だけでなく、将来的なネットワークの構築や幅広い知識を吸収することもでき、自己の成長を実感できるはずです。将来のビジョンに迷っている方も、いろいろな体験ができるIBPプログラムは自身のキャリアを考え直すよい機会になると思います。

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