多様性にあふれる街ロンドンで、自分のやりたいことに挑戦してみた留学
IBPプログラムを選んだ理由を教えてください。
学部留学とインターン両方できる点が魅力的だと感じました。学部授業で自分の知識を深めた後に、それを実践できる環境があることは自分にとって重要なことだと考えました。
留学先を選択した理由を教えてください。
開発学が有名なイギリスの大学で勉強したかったからです。日本の大学では国際関係論を専攻し、アフリカ開発学やジェンダー論などを学んでいました。日本の大学での勉強内容だけではなく、開発学の本場イギリスで、自分の知識を深めたいと考えました。
留学前はどんな準備をしましたか?
英会話シェアハウスで、住民である外国人の方々と会話をしてスピーキング力を高めました。また、以前イギリスに留学した経験のある方に現地での生活環境についてヒアリングしたり、インターネットを使ったりして情報収集をしました。
研修地に到着した時の街の印象はどうでしたか?
都会、憧れのロンドン。
2013年に初めて訪れた時に再度ロンドンに来たい、と思ったのが今回のIBPの留学につながりました。街自体は非常に活気があり、多様性に溢れた街という印象があります。
キャンパス内の設備など、日本の大学と比べてどう違いましたか?
小さなカフェテリアはありましたが、食堂はありませんでした。各教室の設備などは特に日本の大学の設備と変わりのない印象を受けました。
英語研修はどのような内容でしたか?また、どのように役立ちましたか?
学部授業を受ける前の準備体操として、異文化コミュニケーションの取り方、相手に伝わる説明の仕方を学ぶことができました。
特に興味を持って取り組んだ授業とその感想を教えてください。
開発学、ゼミ
ゼミでは現地の学生がもともと植民地としていたアフリカの国々に対してどういった思いを持っているのか、様々な考えを聞くことができ、興味深かったです。また、様々な国の学生と共にプレゼンテーションに向けて準備を進める中で、どのようにすればスムーズなコミュニケーションがとれるか、お互いの考えを認め合えるか、など考えることができました。
留学中に参加した課外活動(サークルやアクティビティ)はありますか?
OXFAMでのボランティア活動、テニスサークル
課外活動から得たものは何ですか?
OXFAMでのボランティア活動では、地元の人々とのコミュニケーションの取り方、売っている商品を購入してもらうために如何に相手が買いたくなるような説明をすべきか、という点を学びました。
テニスサークルの活動では、様々な国との学生とスポーツを通した交流ができました。
コミュニケーション力向上のために努力したことは?
当初、周りがほとんど英語のネイティブという環境の中で、あまり自分の意見が言えず苦労しましたが、積極的に自分から話しかけ自分の意見を述べることで周りの人々が自分に興味を持ってくれることが分かってからは、とにかく自分からコミュニケーションをとるように心掛けました。また、少しでも興味がある外部のボランティア活動やサークル活動には参加するようにし、ネットワークを広げました。
インターンシップ先について教えてください。
WAND UK(NGO団体)
そこではどんな仕事を担当しましたか?
アフリカンやカリビアンの女性の方々の職業支援、メンタルケアのサポート
インターンで苦労したこと、そこから学べたことを教えてください。
初対面の際、なかなか心を開いてくれない方との接し方に最初は苦労をしました。様々なバックグラウンドを持った方々がいらっしゃったので、自分がどこまで彼女たちの心の中に踏み込んでいいのか、戸惑いましたが、日々のコミュニケーションを着実に重ね、自分から心を開くことで相手も歩み寄って自身のことを話してくれるようになりました。
ICCオフィスのサポートについて、感想を聞かせてください。
特に現地ではメンタルケアや将来への悩みなどについて相談にのっていただけたので、留学中、将来自分が本当にやりたいことは何か、自分はどうなりたいのか、ということを様々な面から考えることができました。客観的に自分を見てくれる方がいるというのは非常にありがたいことでした。
留学前、留学中そして帰国後にIBPキャリアサポートをご利用された場合は、その感想を聞かせてください。
IBPの卒業生の方の話を何人か伺わせていただき、OBOG訪問に非常に役立ちました。
これからのキャリアにIBPの経験がどうプラスになりましたか?
まずはあれこれ考える前に自分のやりたいことにチャレンジしてみよう、という気持ちが強くなりました。また、インターンシップで感じたことをもとに、商社という場所で働くことを決め、視野を広く持つことができました。現在は留学の経験を活かすことで、総合商社で働いています。
就職活動ではIBPの経験(インターンシップや課外活動など)をどのようにアピールしましたか?
学部授業にてインプットし感じたことを、外部でのボランティア活動やNGOでのインターンシップでの活動に活かすことができました。IBP内での経験ではありませんが、学部授業とインターンシップとの間の時期に、自分でアフリカのケニアとタンザニアに行くことを決め、現地のNGOでボランティア活動を実施したことも、「行動力」という点でアピールすることができました。
留学を振り返り、自分自身が変わったと思うところはありますか?
もともと考える前に挑戦してみるというモットーは持ってはいましたが、その精神がより強くなったと思います。海外で何かする、ということは日本で同じことをするよりも勇気がいることだと思っていましたが、場所は関係なくまずは興味のあることに飛び込んでみることで、自分が本当は何に関心があり、何がしたいのか、ということが分かり、そのあとの自分自身のキャリアにもつながっていくのだと考えるようになりました。
IBP留学を希望している人に向けて、アドバイスをお願いします。
まずは新しい環境に飛び込んでみること!何でも好奇心をもって取り組んでみること!人生は一度きりなので、自分のやりたいことに挑戦してみることをお勧めします。応援しています。