小さな努力が結果を変える。挑戦だらけの1年
IBPプログラムを選んだ理由を教えてください。
1ヶ月間の海外インターンが含まれている留学であったことが最大の決め手です。将来の仕事を決める前に、長期インターンに参加し働くイメージをつけたかったと共に、海外で働くことも視野に入れていたため海外のビジネス環境でのインターンは、学生時代に挑戦したいことでした。
留学前はどんな準備をしましたか?
英語力を上げられるだけ上げて留学に行けるように努力しました。具体的には、IELTSの勉強を通して総合的な英語力を上げるために、ICC Academy(ICCが運営する英語スクール)のIELTS対策講座にも通いながら勉強を続けました。さらに、会話力の向上のために英会話スクールにも通っていました。
留学先を選択した理由を教えてください。
私はオーストラリア、グリフィス大学コースに決めましたが、その際に1番の決め手になったことは大学に通う約9ヶ月の間大学内の寮で暮らすことです。シェアハウスの形で、現地の学生と一緒に暮らすことが何より生きた英語を話す機会になると考えていました。
研修地に到着した時の街の印象はどうでしたか?
まずは街の中心街の美しい建物が立ち並ぶ素敵な街並みに感動しました。大学から街の中心街までの距離が予想より長く、大学の周りにはご飯を食べるところなどがあまりないという印象を最初はうけました。しかし、友人ができてからは車移動で大学の周りを紹介してもらうと、大学の周りにもチャイナタウンがあるなど非常に楽しめました。
キャンパス内の設備など、日本の大学と比べてどう違いましたか?
まずは図書館の大きさに驚かされました。パソコン等の設備やミーティングルームも大変整っており、大学生活では多くの時間を図書館で過ごしました。また24時間空いているスタディールームが整備されていることや夜中に利用している学生が多いことも驚きましたが、課題が多く私もスタディールームにはお世話になりました。
英語研修はどのような内容でしたか?
語学学校では授業内容が大学の授業の準備講座のような内容で、大学で出る課題に備えてエッセイの書き方やプレゼン、ディベートなどを通して評価されるためのポイントなどを教えてもらうことができたので大変勉強になりました。また、世界各国からの学生に混じり、他国の学生の雰囲気や文化に触れることができて非常に興味深かったです。
学部授業ではどんな科目を選択しましたか?
Urban planning studio(都市計画に関する実践的な授業)
Human Resources (人事、社員の採用について)
Community Internship (ボランティアに参加しそのフィードバックから学ぶ授業)
特に興味を持って取り組んだ授業を教えてください。
学部授業は、留学全体の中でも非常に楽しい時間でした。その理由はずっと学んでみたかった勉強ができたことです。私は都市計画に興味がありその授業を履修しました。基本的な知識に加え、実際にグループを組んで街歩きをして調査をすることや、得たデータを分析して街の地図を作るなどの応用的な内容もあり、毎回とても楽しんで授業に向かいました。グループ活動を通して、仲の良い友人も作ることができましたし、教授の研究にも非常に興味があったので、その教授の本を読んで教授とお話しする機会もありました。海外の授業の内容の深さと面白さ、英語でコミュニケーションを取ることの楽しさに気がつけたのもこの学部授業が大きかったと思います。
IBPビジネストレーニングはいかがでしたか?印象に残っている内容と感想を教えてください。
ビジネスの場面で使えるいろいろなコンテンツについて学びましたが、特にメールの書き方や気になる企業の調べ方、電話の取り方などはその後のインターンにもとても役に立ちました。
留学中に参加したサークルやアクティビティはありますか?
私はテニスがとても好きだったため、グリフィス大学や隣のUniversity of Queensland のテニスクラブのイベントには積極的に参加しました。英語で自信を持って話せない最初の頃でも、テニスを通して仲良くなることができ非常に良い経験でした。その他にも、グリフィス大学内の日本に興味がある人が集まるサークルにも在籍し、仲の良い友達をたくさん作ることができました。またそのメンバーなどでチームを組んで、学内のサッカー大会に出たことは今でも思い出すとても楽しい思い出です。
課外活動から得たものは何ですか?
まずは友人です。同じ趣味や共通点を持つ課外活動に参加したことで友達が作りやすく、課外活動以外の場面でも関わり、深い話をする友達ができました。また、課題で忙しい時や英語が上達せず壁に当たったと感じ悩んだ時も、スポーツに打ち込みながら勢いよく友人と会話している時は自分の英語にも自信が持て、また頑張ろうと思えました。
コミュニケーション力向上のために努力したことは?
相槌の練習をしました。これはある方にアドバイスをいただいて始めたことですがとても良かったと感じています。友人の話を聞く時に、最初はうなずくことやすごい〜!と驚くにもワオー!などしか言えなかったのですが、感嘆文のレパートリーを自分で考えて使うようにすることや、5W1Hを使って質問を返すように工夫し始めると会話も盛り上がるようになり自分自身も英語で会話することが楽しくなりました
インターンシップ先について教えてください。
Adecco Australia という人材派遣会社のメルボルンオフィスでインターンをしました。メルボルンをはじめとするビクトリア州における求職者と企業をマッチングする業務を行なっており、多国籍の社員の方がとても忙しそうに働くまさにオフィス、という雰囲気のインターン先でした。
そこではどんな仕事を担当しましたか?
主な仕事内容は、顧客の資料整理や会議のための資料作成等の事務作業に始まり、その後、顧客からの電話メール応対、求人に合致する人を探しコンタクトを取る、採用のための面接同行などの専門的な業務にも携わらせていただきました
インターン中、苦労したことは?
インターンの目標は、できるだけ早くスーパーバイザーの信用を得て、幅広い業務に挑戦させてもらうことでした。しかし、実際にビジネスの場での英語は予想以上に難しく、はじめの頃は、スーパーバイザーの指示を一度で的確に聞くことも、顧客からの電話に対応することも難しく、焦りも生まれ、悩むこともありました。そんな時に私は、できるようになった基本業務を早く確実に終わらせ続けることを意識しました。具体的には、顧客からのメールや電話の問い合わせを最初に受け、基本的なものは自分で処理し、特定の社員の方への問い合わせは適切な社員の方へつなぐことです。この業務を正確かつ、毎回集中して自分にできる1番速いスピードで行うことは、結果的にチーム全体の効率を上げることに繋がりました。そして、そのコツコツと同じ仕事を努力して続ける姿勢がスーパーバイザーからの信用を得るきっかけになり、幅広く応用的な仕事も任せてもらえるようになったと思っています。
日本と現地のICCオフィスの対応について、感想を聞かせてください。
ICCオフィスのサポートは日本、現地共にとても充実しており困った時はいつでも相談できる頼れる存在でした。特にICCブリスベンオフィスの高橋さんと高井さんには、留学中非常にお世話になりました。高橋さんはとても気軽にお話しすることができ、話をする中で不思議なほど自分自身の分析が深まっていきました。留学の1年間の経験を最大限に充実したものにするため、さらにはその後の将来を考えるためになくてはならない存在だったと感じていてとても感謝しています。高井さんには、WWP(企業合同のビジネスプロジェクト)の際にとてもお世話になりました。高井さんにWWPのアドバイスを伺いながら企画していた新規ビジネスの将来を想像するのはとても楽しい時間で今でもよく心に残っています。
留学前、留学中そして帰国後にIBPキャリアサポートをご利用された場合は、その感想を聞かせてください。
私の留学スケジュールでは、帰国後すぐに就職活動を始めたのでICCのキャリアサポートは留学中、帰国後通して非常に重要でした。特に帰国後に志望企業のOB訪問をセッティングしていただいたことやESの添削をしていただいたこと、面接練習をしていただいたことは就職活動にとてもプラスになりました。面接練習では、厳しくもとても的確なアドバイスをいただき、私の面接力はICCのキャリアサポートのおかげで確実に上がったと感じています。
就職活動で留学での体験はプラスになりましたか?
プラスに働いたと思います。語学力の向上はもちろんのことですが、大学生活、日常生活含む異文化交流の経験やインターンシップの経験は他の学生に比べ差別化できたと思います。
留学、インターンシップをどのようにアピールしましたか?
就職活動では、実績や結果も大事ですがそれ以上にその過程をしっかりと伝えるように努力しました。具体的には、留学中に何に挑戦し、どんな課題にぶつかりそれをどう考えて乗り越えたのかを、自己分析をして見つけた継続力というキーワードで順序立てて論理的に話しました。IBP留学では、1人でレベルの高い課題を乗り越えようと奮闘したインターンやチームで新規ビジネスの考案をしたWWPなどの活動があり、話の幅も自分をアピールできるポイントも広がりました。
留学をふりかえり、自分自身が変わったと思うところはありますか?
留学をしたことで、自分が変わったなと思うところと改めて変えるべきではないと再確認したところがあります。海外での特にインターンを通して自分の考えやこうした方がいいなどのアイデアを発信することが海外では特に求められていると感じ、それが次第にできるように自分が変わっていきました。一方で、海外に行き環境が変わったということだけで今までできなかったことができるようになるわけではなく、こうなりたいという思いを抱きながら日常では小さな努力を継続することが結果に結びつくということは、改めて大切だと再発見したことです。
IBP留学を希望している人に向けて、アドバイスをお願いします。
IBP留学では、海外の大学での生活やインターンを通して、挑戦的なことが多くとても濃い1年間でした。壁にぶつかり悔しいと思ったことや、達成感を感じるほどやりきったことは、今でも鮮明に覚えていますし、帰国後も続く友人もできました。不安に思うことがあっても、いつも目の前の課題や目の前の友人に真っ直ぐに向き合っていれば必ず良い経験になると思うので頑張って欲しいなと思います。
*2019年11月時点での情報です