他国という全く異なる環境が、自分で考えて実践し、発信する後押しをしてくれた
IBP参加を決めた理由は何ですか?
「本気」の留学、「本気」のインターンシップを経験できる点に惹かれたため。
キャリアプランのうち、いずれ海外で働くことを見据えて、語学留学だけではなく現地でビジネスを学ぶ経験や実践的な経験が必要であると思い、IBPにはそれが全て揃っていました。
アドバイザーの方と面談をした際に、グローバル人材を育成するIBPの熱意を感じ、自分の目的に合致するとあらためて思ったため。
留学の目標は何でしたか?
・英語能力の向上
・「英語を使って日本と海外という垣根を超えた広い世界に貢献する」という漠然としたビジョンを持った上で、広い世界でどのように貢献するのか、何をしたいのか、その具体的な方向性を自分の力で見つけて今後の人生に繋げること
・高い人間性と必要な能力を持って、広い世界に臆さない確固たる自分になること
学部授業は何を履修しましたか?またその理由を教えてください。
Survey of world religion
日本の大学でイスラム教に関して学んでおり、現地で同宗教に対する学びを異なる視点から深めたかった。現地の学生とのディスカッションを通して、座学では学べない新たな発見をしたり視野を広げたりすることができると考えました。多様な人種構成の環境で、多様な宗教について学びたいと強く思っていました。
授業の内容、クラスの人数、国籍などわかる範囲で教えてください。
各宗教の概要を学び、ディスカッションやグループプレゼンテーションを行いました。クラスメイトはマレー系、中華系、インド系、日本人がいて、30人程度でした。
インターンシップはどのように見つけましたか?
現地の海運業界で働く知人の紹介で知りました。あとはLinkedinやFacebookでも複数の企業の情報収集を行っていました。
インターンシップで得たもの、学んだことはなんですか?
インターンでは全くの異文化を楽しみ、そのような環境下でも自分の考えを積極的に発信していました。どのような環境においても基本となる働く上での姿勢や、様々な人とのコミュニケーションの取り方を実践的に学びつつ、楽しむ気持ちをもって主体的に行動する力が身についたと思います。
私がインターンをした会社は社員のほぼ全員がマレー系の方で、日本人はもちろん一人もいませんでした。チャイニーズ系が多い大学とはまた違った環境です。英語とマレー語が飛び交う職場で、現地の文化や慣習に適応していきつつも、一日本人としての意見を求められることも多々ありました。限られた期間の中、「現地の方々と距離を縮めて、沢山議論をしたい」との思いから、できるだけ自分の意見をまとめて伝えることに努めました。
また、私が所属したケミカル船の部署は日本の企業と強い連携をとっており、取引先としても日本が重要な国の一つでした。日々の業務に加えて、日本の化学産業について資料をまとめて発表をするなど主体的に取り組んだところ、日本の産業に関心を持つ他部署の方にも熱心に聞いていただき、意見交換をすることができました。
全く異なる環境が、自分で考えて実践し、発信する後押しをしてくれのだと思います。
また、学んだことは何事も偏見を持たずに楽しんで受け入れることの大切さです。
インターン期間の毎日のランチは、社員セレクトのローカルフードでした。初めは自分で進んで食べることがなかった料理に衝撃を受けていましたが、食べてみると思ったよりずっと美味しく、印象が変わりました。毎日食事の時間を共有し、「おいしい」と毎回伝えたことで、社員の方との距離もグッと近くなっていきました。また、食事に加えて現地の慣習や文化、流行りの物など何でも積極的に質問してみると、社員の方が毎日マレーシアについて教えてくださいました。全て受け入れて楽しんでみることから人との距離が縮まり、最終的にマレーシアの様々な面を知って留学を終えることができました。このことからも、異文化を楽しんで受け入れる意義に気づきました。
留学中、苦労したことは何ですか?
インターンシップの準備です。企業探しやレジュメ作りなど日本とは異なる点が多く、早め早めの準備に努めました。
留学中、一番の出会いは何ですか?
元航海士で、数十年と海運業界でキャリアを築かれているキャプテンとの出会いです。縁がありICCアドバイザーの方に紹介していただきました。業界についてのセミナーを開いていただき、インターンシップの選考の際にもたくさん助けていただきました。「海運について知りたい」とお話ししたことをきっかけに仲良くなり、マレー料理の食事やホームパーティにも呼んでいただきました。本当に大切なご縁だなと思いました。
一番成長したと思う事は何ですか?またその理由も教えてください。
問題解決能力だと思います。
留学中は何事も自分で考え、決断し、問題があれば解決することが求められる環境にありました(もちろん困ったときはICCの方がサポートしてくださいます)。あらゆる状況下で自分の行動に責任を持ち、自ら進んで決断を下していく中で、そういった力が伸びていったと実感します。大変なこともありましたが、乗り越えた数々の経験が自分の自信にも繋がりました。
留学してご自身にどのような変化がありましたか?
以前よりも挑戦することを楽しむようになったと思います。
たった10ヶ月と短い留学期間だったこともあり、やりたいことは全部やろうと思っていたのはもちろん、迷った時には必ずチャレンジする方を選ぶことにしていました。
「挑戦してみる」を続けていると、思いもよらない出逢いや発見があったり、自分の新たな一面に気づくことができたりと、たくさんのワクワクするような経験をすることができました。
うまくいかないことや失敗も含めて、挑戦から生まれる学びが大きな糧になると実感できたことは留学の大きな成果の一つです。
今後の目標、ビジョンなどを教えてください。
最前線で国と国を繋ぐことによって、人々の生活の豊かさに貢献するというビジョンがあります。加えて、東南アジア諸国のバイタリティ溢れる様子に良い意味で衝撃を受け、同諸国の経済的な発展に継続的に寄与したいという思いを待つようになりました。
直近では日本の大学の卒業が迫っているので、まずは現地での学びを生かす形で卒業論文を完成させることが目標です。
これからIBP留学を検討している方に、メッセージをお願いします!
世界という舞台で活躍する人材になりたいという思いがある人にとって、IBPは通過点として最適であると思います。充実した学習環境や独自のイベントが提供される点がIBPの大きな魅力ですが、留学中は非常に自由度が高く、自分次第でどのような留学ライフも送ることができます。
個人的には「迷ったらやる」「全て楽しむ」、この2つを貫いて様々な扉が開いたなと実感しました。留学中は色々な出来事があるかと思いますが、ご自身が持つ目標や思いの実現のために、是非楽しみながら精一杯学んでください。充実した時間になりますように!