修了生の声

「行動が共感を生み、応援を呼ぶ」ことに気づくことができた
「行動が共感を生み、応援を呼ぶ」ことに気づくことができた
大久保 亮
出身校:出身校:早稲田大学 政治経済学部
コース:ベルビューカレッジ
キャリア:大学生
留学期間:2017年3月〜2018年3月 インターン先:Tupl(IT系スタートアップ企業) 帰国後:大手通信会社 入社予定

IBPプログラムを選んだ理由を教えてください。

大学の授業だけでなく、インターンシップを経験できるプログラムだったからです。漠然と将来は海外でも働きたいと考えていたのですが、海外には旅行でしか行ったことがない自分には中々「海外で働く」というイメージがつきませんでした。それならば、実際に海外で働いてみて、経験した上で自分のキャリアを考えようということで、IBPプログラムでの留学を決断しました。

留学前はどんな準備をしましたか?

英語の面で言うと、留学先ではとにかくアウトプットに専念したかったので、文法の復習や、語彙を増やすこと、リスニングのトレーニングを留学前に行いました。留学中のあらゆる機会を最大化させるためにも、事前に準備をしっかりと行っておいた方が良いと感じます。

留学先を選択した理由を教えてください。

シアトルを選択した理由は、シアトルが第2のシリコンバレーと呼ばれる最先端の都市だからです。新しいビジネスやテクノロジーに実際に触れ、それを産み出す人に出会えることは大きな刺激になるだろうと考えたので、シアトルを選びました。

研修地に到着した時の街の印象はどうでしたか?

静かで自然が多くて、落ち着いて過ごせそうだなという印象を受けました。


キャンパス内の設備など、日本の大学と比べてどう違いましたか?

とにかく広いです笑。キャンパス内の所々に寝転がれるような広い芝生があって、リラックスしながら勉強に励める環境だと感じました。

学部授業ではどんな科目を選択しましたか?

主にマーケティング周りの授業(Introduction to Marketing, Advertising, International Marketing)とPublic Speakingを選択しました。

特に興味を持って取り組んだ授業を教えてください。

Advertisingの授業です。単に座学で広告に関して学ぶだけでなく、実際にグループで実在する企業の広告戦略を考えるシミュレーションを行う点が面白かったです。授業を担当する教授が元々広告代理店に勤めていた方だったので、フィードバックが厳しくて苦労したのも今では良い思い出です。

IBPビジネストレーニングはいかがでしたか?印象に残っている内容と感想を教えてください。

印象に残っているのは、インターンシップの面接に向けて授業内で模擬面接をした時ですね。模擬面接なのにガチガチに緊張して言葉が思うように出てこなかったのを覚えています。ただ、模擬面接に対して先生が丁寧にフィードバックをくれたので、本番の面接では伝えたいことを上手く話すことができました。

留学中に参加したサークルやアクティビティはありますか?

ジムでバスケに混じってみたり、ミートアップに参加したり、イベントを手伝ったりとにかく色々なことをしました。中でも特に力を入れたのは、「iLEAP」というシアトルのNPOでのボランティアとWebサイトの立ち上げ・運営の2つですね。 iLEAPでは、日本の大学生向けにリーダーシップトレーニングを提供するプログラムの運営を夏休み期間中に手伝っていました。マイクロソフト社員の方がボランティアでプログラムの支援をしていて、アメリカのNPO文化を肌で感じる貴重な機会になりました。 もう1つは、友人と一緒に、シアトルのスタートアップ企業の情報を日本に発信するWebサイトを作って運営したことです。現地のGeekWireというテック系メディアに特別に和訳権をいただいて、シアトルのビジネス情報を日本向けに発信したり、現地のスタートアップ企業への取材記事を作成したりしていました。


課外活動から得たものは何ですか?

「自分のやりたいことや考えを積極的に発信する重要性」を学びました。留学期間中、私は会う人会う人に「自分はWebサイトを作っていて、シアトルの最先端の情報を日本の人にもっと伝えたい」という旨を話しまくっていました。その結果、多くの方に面白がってもらえて、知り合いの方に繋げてもらったり、SNSで拡散していただいたりすることができました。当たり前のようですが「行動が共感を生み、応援を呼ぶ」ということに気づくことができたのは貴重な学びでした。


コミュニケーション力向上のために努力したことは?

とにかく何でも顔を出して、わからないことを聞きまくることです。上記の課外活動以外にもホストファミリーが誘ってくれるパーティーなどにも積極的に参加していました。


インターンシップ先について教えてください。

「Tupl」というAIスタートアップで3ヶ月間インターンとして働きました。Tuplは2014年に設立された企業で、人工知能を活用して通信業界の業務を自動化するサービスを提供しています。全従業員数は50人程度に満たないのですが、米国ではT-Mobile、日本ではSoftBankなど、大企業を顧客に抱えている企業です。あと、オフィスが「WeWork」というコワーキングスペースに入っており、すごく綺麗でかっこよかったです!

そこではどんな仕事を担当しましたか?

マーケティングのチームでアシスタントとして、主に2つの業務を担当しました。1つめは、自社サイトのSEO対策です。Webサイト経由でのデモ請求数を増やすために、競合他社のサイトのテキストを分析し、最適なキーワードの選定を行いました。2つめは、日本市場進出のためのサポート業務です。英語で書かれたプレスリリースや、製品の概要をまとめた資料を日本語に翻訳したり、日本市場でのSNSマーケティングを円滑に進めるためのリサーチを行ったりしました。日本市場進出のタイミングで、オフィス唯一の日本人として働けたことは非常に幸運でした。

インターン中、苦労したことは?

本当にたくさんの苦労があったのですが、一番苦労したのは自分の仕事の領域を増やしていくことですね。マーケティングチームのアシスタントとして採用されたのですが、マーケティングの知識がほぼ0、英語も完璧ではないということもあり、初めは翻訳業務の仕事しか渡してもらえませんでした。このままでは得られる経験が限定的になってしまうと思い、翻訳業務を設定期限より早めに終わらせたり、自分がWebサイトを運営した経験があることを話したりして、積極的に自分ができることをアピールしていきました。仕事をもらうために、正直ハッタリとして言っていた部分もあったので、仕事をもらってからかなり苦労しました。アメリカの「手を挙げる文化」の重要性を肌で感じることができた良い経験でした。


日本と現地のICCオフィスの対応について、感想を聞かせてください。

サポートのバランスが良かったなと感じています。逐一干渉するわけでもなく、サポートが必要な時にはすぐに応じてくれたので、距離感が心地よかったです。シアトルのオフィスでは、現地の社会人の方々とのコネクションを紹介していただくなど、すごくお世話になりました。

留学前、留学中そして帰国後にIBPキャリアサポートをご利用された場合は、その感想を聞かせてください。

キャリアアドバイザーの方と話す機会を設けていただいたおかげで、自分のキャリア観や考えを整理する良い機会になりました。

就職活動で留学での体験はプラスになりましたか?

留学中にとにかく行動し続けて、自分の考えとやりたいことを徹底的に整理できたことは就職活動において大きくプラスになったと考えています。

留学、インターンシップをどのようにアピールしましたか?

英語力やインターンを通して得た「スキル」ではなく、右も左もわからない状態でもとにかく行動する「姿勢」をアピールしました。

留学をふりかえり、自分自身が変わったと思うところはありますか?

他人からの目よりも、自分の考えや価値観を大事にできるようになったと感じています。とにかく「自分が何をしたいか」を自分に問い続け、「お前はどう思うか」を様々な人から問われ続けた1年間だったので、自分の考えや行動に少しだけ自信を持つことができるようになりました。

IBP留学を希望している人に向けて、アドバイスをお願いします。

IBP留学には、自分を成長させる機会が常に身の回りにあります。ただ、その機会を活かすも殺すも自分次第で、人によって得られる学びの総量は大きく違うはずです。とにかく行動して、意識的にチャンスを掴みにいける人にとっては、IBP留学は魅力的な選択肢だと思います。

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