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キャリア、ビジネス、IBPがよくわかる「GLOBAL INSIGHT」
ビジネス留学情報ブログ「GLOBAL VISION」
2020年
田中 梨奈
RINA TANAKA
出身校:津田塾大学 学芸学部 国際関係学科
コース:ウエストミンスター大学
キャリア:大学生
留学期間:2019年9月~2020年8月
インターン先:Japan Core Competence Management Ltd.

国際的な環境における「日本人としての自分の役割」を見つめ直せた留学

IBPプログラムを選んだ理由、留学先を選択した理由を教えてください

インターン経験ができること、現地の各企業への訪問ができること。
私自身が米国、豪州、アジア諸国への渡航経験がすでにあったことと、国際政治学が学べる場所として英国を選択しました。


研修地に到着した時の街の印象はどうでしたか?

到着した日もすでに曇っていました。寮の周辺にトルコ料理店がたくさんあって、移民のルーツをたくさん感じられて、町が多様性に触れていると思いました。


大学キャンパス内の設備など、日本の大学と比べてどう違いましたか?

古い建物が多く階段が急なことや、地下のスペースをうまく活用して建築されおり、日本とは違うなと思いました。

英語研修はどのような内容でしたか?また、どのように役立ちましたか?

研修ではひたすら基本的なことを徹底的に、応用できるまでやりました。おかげで頭で分かるだけじゃなくて、実践力が身に着いたと思います。

学部授業ではどんな科目を選択しましたか?

安全保障、政治学調査論、写真学

特に興味を持って取り組んだ授業とその感想を教えてください。

安全保障の授業:中国の南シナ海侵出について、日本人としての意見を求められたことが印象的でした。それについての日本の立場、日本人としての見解に英語力不足ながらも伝えることで、学生みんなが興味を示してくれたことが嬉しかったし、議論が楽しかったです。基本的に、私の英語力が原因で私だけが課題に苦労しているのではなく、現地のネイティブの学生も課題に苦労していることを知って、みんなで一緒に助け合う経験ができ、より授業の内容を楽しむことができました。

IBPビジネストレーニングはいかがでしたか?印象に残っている内容と感想を教えてください。

握手の仕方、日本での経験を英語で伝える方法、キャリアの築き方等、ビジネスにおける細かい文化の違いなどを垣間見ることができて、国際的に仕事をするとはどういうことかへの理解を深めることができました。

留学中に参加した課外活動などはありますか?

大学イベント:ウェルカムボートパーティー、カラオケイベント
ボランティア活動:Japan Matsuri2019
娯楽関連:サッカー:イングランド対モンテネグロ戦、ラグビーワールドカップ観戦@パブ
サークル活動:Democratic Education NetworkのConference企画部門
その他自主的なフィールドワーク等:
(自分の関心事項)
英国議会にてEU離脱決議傍聴、EU離脱祝賀デモ
Shusenjo: Film Screening with a Q&A with the Director Miki Dezaki@UCL、日本を外から学ぶ学習会「日本のメディアの独立性:NHKは?国連は?」@SOAS
(就職活動関連)
Coca-Cola Guest Speaker: Yui Kamikawa – Coca-Cola and Sustainability @ Uni. of Westminster、下田屋毅らサステイナビジョンの企業研修者との会食、Savills新年交流会

課外活動から得たものは何ですか?

大学イベント、ボランティア、娯楽において、留学生同士や寮生同士など日本に関心のある学生との交流を深め、国籍を超えて絆を深めることができました。

●サークル活動においては、コロナの影響もあり、企画していたものを実際に運用することはできませんでしたが、サークル内のミーティングで学生同士交流したり、授業について話したり、ミーティング後にパブに行って卒業論文について議論したり、同志に出会うことができました。

●英国議会の訪問では、英国の政治について他の傍聴者と話を交わす時間があったり、実際の議論進行中のしきたりやスコットランド、ウェールズ、北アイルランドの議員の存在から英国の多様さ、英国政治の複雑さを感じました。女性の議員数の多さや彼女たちの活躍を見て、日本の国会答弁の環境との違いを見つけ、日本における政界の単調さをより理解することもできました。

●UCLやSOASでは多くの日本人学生、日本に関心のある学生や日本人教授と出会い、外から日本がどのように見えるか、外でないとわからないことは何かを学びました。特に、日本国内の外国人労働者への過酷な人権状況や、政治的に右傾化していることが英国に長く滞在している人たちにとって大きな関心事だということがわかりました。それに対して、私は日本の内実にまだ精通している方だったため、たまに現地の日本人の意見が過激に感じることや言い過ぎに感じることがあり、自分のアイデンティティだけでなく、自分の視野の大部分が日本人で日本国内状況の複雑さに関心があることがわかりました。

●コカ・コーラでは、サステナビリティの活動を実際にコカ・コーラが行っていることを知って、企業が環境に対して何もしていないわけではなく、少しずつ環境にやさしい商品の展開を行っていることがわかりました。そのご縁で行った会食では、環境活動に実際に取り組むために社員の意識改革や事業変革を行っている、日本企業の社長の方や環境に関心のある教員の方ともお話でき、国際的に環境への取り組みが遅れているとされている日本の企業もできることを模索していることがわかりました。

また、IBPのセミナー、プロジェクトでお世話になった中島さんのお誘いで、新年の交流会にお招きいただき、現地の社会人と交流することもできました。特に各有名企業の方とお話する中で、社会人の方々が私の何に関心をもたれるのか、私にとってその業界が合うか合わないか、私がどんな業界に興味を示すのかを肌で感じることができました。交流会の後もご一緒させていただき、日本のニュースについて議論したり、自分の進路について相談させていただいたりして、ある程度自分の進路を定めることができました。


コミュニケーション力向上のために努力したことは?

とにかく輪の中に入る、英語が下手くそでも伝えようと努力してみること。謙虚に相手に関心を示すこと。

インターンシップ先とそこではどんな仕事を担当しましたか?

Japan Core Competence Management Ltd.
調査業務(アンケート調査)

日本と現地のICCオフィスの対応について、感想を聞かせてください。

いつでも温かく迎え入れていただき、かつ、印刷や各種手続きの相談など様々なことを対応していただきました。

これからのキャリアにIBPの経験がどうプラスになりましたか?

海外で就職することにおける日本人としての弊害や、海外企業における日本人の役割を具体化することができました。

留学を振り返り、自分自身が変わったと思うところはありますか?

現地の学生や留学生同士、駐在員の方や現地の日本の社会人の方との交流を通じて、世界において、自分の日本人としての役割が何であるかが、留学前よりかは具体化されました。実際に、国際的に働くということ以外にも日本国外でキャリアを築く上で、家族のこと、具体的には日本の親戚や子どもの教育といった現実的な部分も、現地の日本人の方々との関りで垣間見ることができ、自分のキャリアプランについて考える機会が得られました。たくさんのご縁に恵まれたので、欧州地域への関心や欧州に滞在する知り合いとなった人々との情報交換を通じて、自分の国際的な視野の解像度が上がりました。

IBP留学を希望している人に向けて、アドバイスをお願いします。

現地の社会人の方々を含めた国際的な交流は、国際的なキャリアを形成しようとしている人にはプラスになる経験です。たくさんの日本人の方が現地で活躍し、たくさんの現地の人々が日本に関心を持っていることを目の当たりにすると思います。その中で是非、国際的な環境における日本人としての自分の役割をIBP留学で模索して欲しいです。


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