企業に内定をもらうために頑張るのではなく、こちらが企業を選ぶというスタンスで就活にのぞんだ
就職する企業では、先頭に立って海外の市場開拓をしたい
たまたまUWのジムから出てきたワシントン大学バスケットボール部の選手と。この後、彼の試合を見に行き1人で興奮してました(笑)!
ホストファミリーとのThanks givingの食事の写真です
1人で行ったワシントン州のワラワラという町で、知り合いの家族とディナー中。ワラワラはワインが有名なので飲みまくりました
年末年始に行ったニューヨーク。Brooklyn bridgeの前で友人みんなとブリッジ(笑)。ニューヨークでクリスマスディナーをしたり、新年を迎えたことはいい思い出になりました
夏の旅行で行ったグランドキャニオン。壮大な景色に言葉が出ないくらい感動しました。アメリカでの旅行で一番印象に残っている場所で、必ずまた行こうと心に決めていますグ
IBPプログラムに参加しようと思った理由は?
当時は明確なキャリアプランがあったわけではありませんでしたが、将来は海外との仕事をしたいという思いがあり、留学をすることを決めました。IBPプログラムは1年間でビジネス英語やビジネス知識を学ぶことができ、さらに最後のクォーターでインターンシップをすることでより実践的な海外とのビジネス経験を積めるところに魅力を感じました。短期留学や語学留学など様々な形の留学を考えましたが、このプログラムが将来を考えた上で自分に一番合っていると思えたことが参加の決め手でした。
ワシントン大学コースを選択したのはなぜですか?
アメリカで著名な州立大学の一つであるワシントン大学で、自分も学んでみたいと思ったことが一番の決め手です。バスケットボールを大学でも続けてきた私にとって、スポーツが盛んなアメリカで生のスポーツを楽しむことができるというのもアメリカを選んだ理由のひとつで、ワシントン大学はプロバスケットボール選手を輩出している大学ということもあり、ワシントン大学に決めました。
語学力アップのために、どんな工夫、努力をしましたか?
留学当初は毎晩ホストマザーと会話し、聞き取れない部分は何度も聞き直し、分からない単語や俗語が出てくればすぐに質問していました。質問しすぎて最初の方はほとんど会話になっていませんでしたが(笑)。しかし、それを続けていく内に徐々に聞き取れるようになり、会話もスムーズに行えるようになりました。また、家で英語字幕をつけて映画を観たり、通学のバスの中でIpodのPodcastを利用してニュースなどを見ていました。 留学前のTOEICのスコアは550くらいだったと思いますが、その年の8月に受けた時は840。留学半年未満で300点近くアップしました。
留学中の特に印象に残っている授業は?
2学期目に行ったビジネスレターや電話の受け答えを学ぶ授業です。この授業で学んだことはインターンシップの際、顧客とのメールや電話対応にそのまま応用することができ、実践的な場面で役に立ちました。また3学期目の授業では、週ごとに会計やマーケティングなどの科目と講師が変わるのですが、講師は実際にビジネス経験がある専門知識を持った人たちだったので、生きたビジネス知識を学ぶことができました。
留学中、勉強以外に熱中していたことはありますか?
留学当初から友人と大学のジムに行き、バスケットボールをしていました。スポーツは言葉が必要なく、英語に自信がなかった私も積極的になることができ、そこから交友関係を築くことができました。ジム以外でも1人で家の近辺にある路上コートやビーチにあるコートにボールだけ持って行き、黒人やホームレスのおじさん、時には酔っぱらいの青年たち(?)とプレーしました。日本ではできない経験だったので、とても刺激的でいい思い出です。 また、授業終わりや土日には美味しいお店で食事するのが楽しみで、ハンバーガーショップや日本料理、韓国料理また中国料理とさまざまな国の味を堪能しました。おかげで8キロ増量(笑)。みなさん、気をつけて下さい。休暇中はロサンゼルス、グランドキャニオン、ポートランド、ニューヨーク、ボストン、ワシントン州ワラワラ、カナダなど、様々な土地へ足を運びました。アメリカは州によって住んでいる人種や土地柄、法律などが全く違うため、シアトルとの違いを見ることができてとても面白かったです。
インターン先の名称と業態を教えて下さい。
Market to Japanというマーケティングの会社です。面接で「インターン生としてではなく、会社の一社員として働いてもらう」と言われ、この会社なら自分の思った仕事ができると考え、インターン先に選びました。
インターン先での清水さんの具体的な仕事内容を教えてください。
担当海外メーカー製品の日本市場進出の為のリサーチ、 契約書などの翻訳、海外メーカー担当者との製品情報や製品価格設定に関するメールやスカイプ会議、日本企業への営業などです。
インターン中に苦労したことは?
Market to Japanには私以外にもインターン生がいたのですが、彼らはそれぞれ貿易実務で会社に貢献したり、日本企業と海外メーカーとをつないで売上を上げていました。私も営業で結果を出すことを目標にしていましたが、なかなか目に見える形で会社に貢献できずに焦っていました。担当製品の日本企業への営業メールを工夫したり、製品とマッチする企業を選定したりするなど、地道な努力を続けた結果、インターンシップ終了直前に日本企業から担当製品のサンプルオーダー注文を取ることができ、売上を上げることができました。目標を達成することを信じ、常に考えながら工夫を繰り返すことが結果につながったのだと思います。
インターン体験によって学んだこととは?
1つ目は海外企業とのメールや電話の対応の仕方です。これは就職した企業での海外取引の際に応用できるだろうと考えています。2つ目は、社内でのコミュニケーションの取り方です。仕事を効率的に進めていく上で、社長や社員とどのようにコミュニケーションを取り、情報交換をしていくかを常に考えることが重要であると感じました。3つ目は、仕事で失敗した際の対応の仕方です。二度と同じ失敗を繰り返さないように反省することはもちろん重要ですが、反省する前にその場で即座に対応し、良い方向に軌道修正することがビジネスをする上で大事であることを学びました。その他にも営業のしんどさややりがい、常にプロ意識を持ってビジネスをすることなど、多くのことを学びました。
IBPの体験によって、自分自身が変わったと思うところはありますか?
留学前に自分の中にあった「こうしなければならない、これが普通だ」という固定概念がなくなりました。アメリカ人や海外からの留学生と交流することで、本当に多様な価値観や考え方があることを実感し、それを受け入れた上で自分は物事をどう捉え行動していくかを考えるようになりました。 また、日本を外から見たことで日本の良いところや優れているところに気付き、海外留学生のナショナリズムにも触れたことで、将来は日本の為に働きたいと思うようになりました。
いつ頃からどのように就活を行ったのかを教えてください。
10月に開催されたボストンキャリアフォーラムに参加し、企業説明会、面接で何社か回りましたが、そこで内定を取ろうとしたわけではありませんでした。そこから自分がどういった分野で働きたいかなどを考え、エントリーシート提出を始めたのは2月後半です。3月中旬に帰国した後、説明会への参加や面接を行い、最終的に3社から内定をもらって5月に就職活動を終えました。
IBP経験は、就職活動にどのように役立ちましたか?
就職活動に対する姿勢が変化しました。留学前は「入りたい企業に内定をもらうために頑張る」という受け身の考え方でしたが、留学して困難を乗り越え、さまざまな経験をしたことで自分に自信がつき、こちらが企業を選ぶというスタンスで就職活動をすることができました。 また、授業で海外の学生とともにプレゼンをし、アウトプット能力が鍛えられたことで、面接を上手く切り抜けられたと思います。まだまだ力不足ですが、IBP体験によって、自分の考えを相手に伝える力を得ることができました。
ダーティーダッシュという泥の中を走るマラソンに、友人と参加しました!
IBP留学は清水さんのキャリアにとって、どんな意味があると思いますか?
海外で1年間生活してインターンシップを経験したことで、海外でも仕事をすることができるという自信がついたとともに、世界を舞台に活躍できる人材になりたいという思いがいっそう強くなりました。また、いろいろな分野で活躍する仲間に出会えたことで、キャリアだけではなく人生そのものの選択肢が増えました。
今後の展望や将来の夢を教えてください。
就職する企業は、北米やヨーロッパ、アジアなどにも海外支社を持ち、2012年にはインド、ブラジルに子会社を設立しました。今後も海外マーケットを積極的に開拓していこうとしている企業なので、将来は自分が先頭に立ち、新規市場開拓をしていきたいと考えています。
IBP参加希望者へのメッセージ、アドバイスをお願いします。
この留学を通して、英語やビジネスの知識など実用的なものを学びましたが、それ以上に意識の高い仲間に出会い、日本人以外の様々なものや考え方に触れることで人生を変える経験ができました。迷っているのであれば、ぜひ留学して下さい。きっと人生の選択肢が広がり、楽しい人生になると思います。日本を外から見ることで、改めて日本の良さにも気付くと思います。留学を決めた人はとにかく勉強、遊び、恋愛など何事に対しても楽しんで来て下さい!!そこから自分の人生にとって大切なものが得られるはずです。
*体験談の内容は寄稿時の情報です。