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ビジネス留学情報ブログ「GLOBAL VISION」
2012年
中野 聡美
SATOMI NAKANO
出身校:立命館大学 経済学部
コース:ウエストミンスター大学
キャリア:社会人
留学期間:2011年4月〜2012年3月
インターン先:Perform and Function(Sports Nutrition)
高知県出身、1984年生まれ。立命館大学経済学部卒。某メーカー(人事職)を退職し、2011年4月からIBPプログラムに参加。Perform and Functionというイギリスの会社でインターンを体験し、インターンシップ先から雇用オファーをもらった。

4年弱の社会人経験を経て、イギリスに留学 私にとってはベストのタイミングでした

留学のテーマは「食」。現地で料理教室も行いました

クリスマスにホームステイしたイギリス人の家庭

本当に人懐っこくてかわいい!

ポーランド人の友達とミュージカル「Ghost」へ

イギリス人の友達が招いてくれた引越しパーティ

仕事を辞めて、プログラム参加しようと思った理由を教えて下さい。

大学卒業後、4年弱働いていましたが、自分の英語力に限界を感じていたことと、いろいろな経験を積みたいと思い、IBP参加を決めました。プログラムの中で英国コースを選択したのは、興味のある栄養や健康の授業があったからです。また、イギリスを起点としてヨーロッパ中を旅行できると思ったのも理由のひとつです。

日本の大学と違いを感じた点は?

回答を丸暗記してパスできるような試験はなく、自分で調べて、自分の頭で考える必要があるというところです。授業でも生徒同士のディスカッションが多く、教授が一方的に講義して終わるという授業は少なかったです。

1年間の留学で達成しようと思っていた目標は?

普通は受講できない科目「Dietetics」を交渉して聴講させてもらえたことが印象に残っています。一番受けたかったこの授業はプログラムの制度上受講できないと言われてしまったのですが、どうしても取りたかったので、交渉して聴講の形をとらせてもらえることになりました。日本人はいませんでしたが、自分と同じ分野に興味を持つ学生と話ができるのは非常に貴重な体験となりました。

勉強以外に熱中していたことはありますか?

留学のテーマが「食」だったので、アルバイトとしてクッキングクラスのアシスタントをしました。また、現地の人に日本食のセッションなども行いました。ちょっとした日本食材の豆知識などで感激してくれるので楽しかったですね。ヘルシーな日本食に興味を持ってくれている人が多かったこと、現地の人が持っている日本食のイメージが偏っていることも発見で、おもしろかったです。

インターン先の名称と業態を教えて下さい。

アスリートを中心に食生活のアドバイスを行うPerform and Functionという会社で、インターンを体験。News Letterの要約やアスリート向けMuscle Build Programのレシピ作成、サプリメントのオーダー処理や発送、情報収集、翻訳などの仕事を担当しました。

インターン中にどんな壁にぶつかりましたか?

最初は異常に電話が怖かったです。お客様からの電話もあるので「私が取っていいの?」と思ったのですが、ボスはまったく気にしていない様子。なので、その後は自分から電話を取るようにしていました。このインターンは期待以上で、人にも恵まれていたし、仕事内容、労働環境も理想的でした。

インターン体験によって得たものはどんなことですか?

プログラムの中で一番濃く充実した期間でした。完全に英語漬けという環境、毎日が食に関わる仕事だったので、今後の進路を考える刺激もたくさんもらえました。常に自分の興味のある分野に囲まれている感覚で、毎日会社に行くのが楽しみでした。

インターン先から正式雇用のオファーをもらったそうですね。

インターンの最後の頃、ボスと食事に行った時に今後の進路の話になり、ビザサポートの話をいただきました。しかし調べてみると、イギリス移民局側にさまざまな条件があり、雇用主のサポートがあってもイギリスのビザ取得は今は特に厳しい模様です。 今は、この会社の日本進出プロジェクトの一環で、日本で引き続き仕事をさせていただいています。具体的にはウェブサイトを作って翻訳した記事をアップしたり、日本独自の記事も執筆しています。同時にダイエットプログラムの翻訳をし、それが形になればウェブサイトにアップして、動向を見つつプロモーションする予定です。

IBP留学は中野さんにとって、どんな意味があったと思いますか?

日本で王道といわれる人生だけがすべてではなく、人生は自分で作っていくものだと実感できたことで、強くなった気がします。社会人経験があったからこそ、学生よりも自由な部分もあったと思うし、好きなように1年間をデザインできたのは、社会人ならではの特権かもしれません。社会人経験のおかげでインターン期間も特に大きな苦労もなく過ごせました。私にとっては留学のベストなタイミングだったと思っています。当時はとことん悩んで迷いましたが、私は退職して留学して大正解だったと思っています。

アメリカ人の友達とPhoto Shooting

今後の展望や将来の夢を教えてください。

食に関する仕事がとにかく楽しくて、わくわくするということを実感したので、それを海外でするための方法を模索中です。

IBP参加希望者へのメッセージ、アドバイスをお願いします。

参加してみようかなと思ったからには、一歩踏み出してみる事をおすすめします。その一歩が次の一歩につながり展開し、それがあとから見たら自分の人生になるんだと思います。この一歩によって失うものよりも、ずっと多くのものを得られるんじゃないかなと思います。自分を信じて頑張ってください。

*体験談の内容は寄稿時の情報です。

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