勉強も就職もIBPをフル活用!今が1番充実しています
現在は外資系人材会社のコンサルタントとして勤務
一年間お世話になったホストマザーと最後の別れの時
ホストファミリーの家でクリスマスの飾り付け。一緒に写っているのはホストマザー
ホストマザーの81歳になる叔母と一緒にアップルタルトを作りました
インターンシップの時に皆で飲みに行きました
留学を決意した理由、きっかけを教えて下さい。
高校生の時からずっと留学したいと思っていましたが、家庭の事情で叶いませんでした。高校卒業後は専門学校に進学し、6年間の社会人を経験しましたが、ずっと海外への憧れがあり、いつかは英語を自由に話し海外を舞台に活躍したいと思っていました。留学前は求人広告の営業を4年ほどしていましたが、自分なりに満足できる結果を残すことができ、「この会社での私の役目は終わった」と思いました。そして、留学資金もできたので「今行くしかない!」と思い立ち、10年越しの夢を叶えるに至りました。
IBPを選択した理由は?
通常の語学学校だけではないプログラム内容が決め手でした。大学に行きたいという憧れがありましたので、実際のモジュールを現地で受けることができるのはとても魅力でした。語学学校に通うよりレベルが高く、英語力を確実に上げることができるプログラムは、私にとって最適の選択だったと思っています。その中でウエストミンスター大学を選んだ理由は、ロンドンで学んでみたかったという単純な理由です。ロンドンは刺激的で楽しいイメージがあり、ロンドンに呼ばれている気がしていました。
1年間の留学で達成しようと思っていた目標は?
「TOEICで850点以上取ること」と「英語を流暢に話せるようになること」でした。目標は達成できましたが、やはり帰国後も引き続き英語の勉強が必要だと思いました。
印象に残っている授業はどんな内容でしたか?
「Writing London」という、ロンドンを舞台にした物語を作る授業が楽しかったです。英語力だけではなく、想像力も鍛えられるので、感性が養われました。ロンドンを知らないと物語を作れないので、ロンドンの歴史や経済を学ぶ「The London Economy」という授業と、ロンドンの美術館や博物館を訪れる「Art&Society」という授業を選択肢、そこから知識を得て物語に反映させました。
インターン体験について教えて下さい。
アジアの文化やビジネスなどをイギリスに伝えるためのイベントやセミナーの企画・運営などを行うAsia Houseという会社でインターンをしました。受付・電話対応・メールチェック・イベントの運営など、基本的には事務作業を担当しました。インターン中にフィルムフェスティバルがあり、初日に「ノルウェーの森」が上映されたのですが、ゲストとして女優の菊池凛子さんが訪れ、雑誌の取材のため記者との間に入り通訳をさせていただきました。
インターン中にどんな壁にぶつかりましたか。
しいて言うなら「英語」ですね。相手が言っていることは分かりましたが、言いたいことがすんなり出てこなくて苦労しました。ただ、以前に営業の仕事を経験していたので、仕事自体はとても簡単に感じ、英語力を前職の経験でカバーできたので問題はありませんでした。
インターン体験によって得たものは?
今後の進路を考える上で役に立ちました。私の英語力ではインターン生としてなら雇ってもらえるけど、社員としては難しいと感じ、留学後に海外ですぐに働くことは「まだ早い」と気付きました。また英語が使える環境であっても、私には事務職は合わないとわかりました。
現地での滞在方法は?
ホームステイです。イギリスのホストファミリーはあまり期待できないと聞いていましたが、私はとてもラッキーで、本当に素敵なファミリーに恵まれました。留学前は途中でフラットに移ろうと思っていましたが、あまりに居心地がよかったので1年間同じホストファミリーにお世話になりました。特に毎週末、手作りのスコーンやアップルパイを焼いてくれることがすごく嬉しくて、本場のアフタヌーンティーを家で楽しんでいました。また、ホストマザーは友達が多い人だったので、毎日のようにいろんな人が家に来て学校以外に新しい友達がたくさんできました。
滞在中の思い出深いエピソードを教えて下さい。
たくさんありますが、一番はクリスマスパーティーです。ホストファミリーはパーティーが大好きで、クリスマスの1カ月前から家中をデコレーションしました。イギリスではクリスマスは家族の日なので、イブには皆でご馳走を作ってお祝いしました。その後、プレゼント交換をし、日付が変わる時刻には近くの教会に行ってミサにも参加しました。私は12月25日が誕生日なので、誕生日のお祝いも一緒にしてくれて本当に楽しい時間になりました。ホストファミリーは、私以外に学生を2人受け入れていて、夏休みは2~3週間ごとにいろんな国からの留学生が来ていました。プログラム修了後、2カ月のヨーロッパ旅行に行きましたが、その時にホストファミリーの家で会った何人かの友達のところへ遊びに行くくらい、今でもとてもいい関係性を築けています。
IBPの体験で、自分自身が変わったと思うところはありますか?
「楽しいことを先延ばしにしない」ということでしょうか。私はそれまで「今、我慢すれば、あとで楽しいことがやってくる」と思い、あえて困難な道を選ぶ傾向にありました。でも留学を通していろんな国の人たちと会い、「なんで私、こんなに頑張りすぎていたんだろう」と肩の荷が降り、素直にもっと自分らしくいようと思うことができました。
就職活動はいつ頃から、どのように行いましたか?
留学前に職務履歴書(日本語)は作成していました。その後、留学して半年たったくらいから転職サイトに登録をしたり、情報を集めたりしました。ICCのスタッフの方にもかなり相談に乗っていただきました。帰国前の3月に2社ほど日本と電話面接をし、帰国したらすぐに東京で面接を受ける約束をしました。日本に帰国して日本語ばかり使っているとすぐに英語力が落ちてしまうと思うので、できるだけ語学力をキープしそれを伸ばせる会社で働きたいと思っていたことと、前職の経験を活かしてステップアップできる外資系の人材会社を中心に就活をしていました。
新しいお仕事に、留学やインターンの経験がどのように役立つと思いますか?
前職の経験に英語力が身に付いたことで、やりたい仕事ができる環境を手に入れたと思っています。留学中にはいろんな国の人との交流があり、価値観や考え方を共有できた点は、これから働く外資系の会社でチームワーク良く働く上で役立つと考えています。
IBP留学は高山さんにとって、どんな意味があったのでしょうか?
10年越しの夢が実現したことにより、やりたいことができることがこんなに楽しいことなのかと幸せを感じ続けた一年でした。大学で正規の学生と一緒に勉強したことで、新しい価値観を見い出せ、刺激的で成長できた一年となりました。
ICCのサポートについて感想をお聞かせください。
日本では大阪オフィスの方にお世話になりました。出発前のサポートだけでなく、留学中にも日本のオフィスから転職に関しての案内などをいただきました。ロンドンのICCオフィスには用事がなくてもよく遊びに行き、いろんな話をしていました。将来の相談や悩みなどを聞いていただいたりして、とても心強かったです。モジュールの時には論文の添削をしていただいて英語力の向上にも繋がり、とても感謝しています。
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今後の展望や将来の夢を教えてください。
今は外資系の人材会社でコンサルタントとして働いています。社内は基本的に全て英語でコミュニケーションを取っており、海外で働けるチャンスも将来的にはあるのでビジネス英語がきちんと身に着いたらチャレンジしたいと思っています。またIBPを通して同期の参加者がほぼ大学生だったため年上の私は就活の相談などに頼られることも多く、一人ひとりにどのようなアドバイスをしてあげればいいのかという訓練になりました。将来的にはマネジメントや経営にも挑戦してみたいと思っています。
IBP参加希望者へのメッセージ、アドバイスをお願いします。
学生の方は、留学は人から与えられるものではなく、自分でするものということを自覚することが大切だと思います。なぜ留学がしたいのかを考え、自分の選択に責任を持つことです。やる気や向上心があれば、IBPは将来を変えることができるくらいの素晴らしいプログラムであり、サポートもしっかりしています。社会人の方には、今の仕事を辞めてまで留学をすることが、目標に繋がるのかを考えていただきたいと思います。学生と違い、留学の選択肢は広いと思いますので、いろんな留学方法を検討し、自分に一番合うものを選ばれることをお勧めします。その中でIBPがベストだと思われたのなら、その選択はなりたい自分に近づける第一歩となると思います。頑張ってください。
*体験談の内容は寄稿時の情報です。