コース:ベルビューカレッジ
キャリア:大学生
留学期間:2013年9月〜2014年8月 インターン先:Gobo Enterprises. 帰国後:大手インターネット通販会社に内定
自ら動き、周囲とつながる大切さを学んだインターンシップ
IBPプログラムを選んだ理由を教えてください。
1年間でビジネスの知識と語学力を伸ばしたいと思い、ビジネス留学を決意しました。英語学習だけに1年間を捧げるよりも得ることが多いと考えたことと、新しいことに挑戦したいと思ったことがその背景にあります。
留学前はどんな準備をしましたか?
奨学生合格通知から渡航まで3ヶ月ほどしかなかったので、準備に割く時間はあまりありませんでした。しかし、パソコンスキルに自信がなかったので参考書を読んだり、ビジネスに関する本を読み、予備知識を増やしたりすることはできました。
ITツアーでGoogleを訪問
留学先を選択した理由を教えてください。
ベルビューカレッジはビジネスの基本から教えていただけるので、ビジネスを学んだ経験のない私にも適していました。学部授業は少人数制で行われるので講師や他学生との交流が多く、語学力やコミュニケーション能力の向上にも一役買っていたと思います。また、シアトルには、Microsoft社やAmazon社をはじめとする多くの大企業が本社を置いており、世界レベルのビジネスの秘訣を肌で感じたいという思いがありました。
キャンパス内の設備など、日本の大学と比べてどう違いましたか?
車通学の学生が大半なので駐車場がとても多かったです。笑 クラスメートに社会人が多かったことも驚きでした。グループワークを行った際には4人中2人が40歳を超えていました。キャリアアップのために学び直す人が多いようです。多様な人々と触れ合えることも魅力の一つですね。晴れた日には芝生や外のベンチでランチをとる学生が多く、日本の大学よりも和やかな雰囲気だったと思います。
学部授業ではどんな科目を選択しましたか?
Economics Marketing Graphic Design Sociology Organizational Behavior Inclusive Leadership
特に興味を持って取り組んだ授業を教えてください。
Economicsの授業です。Bellevue Collegeの授業は小人数制で、教授と生徒のインタラクティブな雰囲気があります。50分の授業が毎日あり、教授から講義を受ける日、グループワークをする日、小テストを受ける日のルーティーンでした。講義ではビジュアル教材を使ったわかりやすい解説があり、非常に興味が湧きました。毎週ランダムにグループが組まれたので、様々なクラスメートとの会話が非常に増えました。英語力で現地の学生に劣る私でしたが、自分の意見を伝えようと積極的に発言したり、疑問点を投げかけたりすると、チームメイトはとても優しく、理解するまで教えてくれました。疑問点を互いに解消しながら学んでいくことで、授業はどんどん楽しくなり、予習もはかどりました。最終的にはクラスメートに教えるほどにまで学びを深めることができました。
所属していたフラッシュモブサークルの仲間たちと
留学中に参加したサークルやアクティビティはありますか?
フラッシュモブサークルに入り、現地の学生と定期的にフラッシュモブを行いました。 また、旅行会社にて半年間インターンや、3ヶ月に$500のファンドレイジングを行ったこと、Seattle IT Japanese Professionals という団体にて学生部長を務めたことなどが印象に残っています。
課外活動から得たものは何ですか?
自分のキャリアについて真剣に向き合えたことです。留学前将来働くビジョンが見えていなかった私は、1年でできるだけ社会人の方にお話を聞き、やりたいことを見つけようという目標をたてました。セミナーには積極的に参加し、時には興味のある企業に直接アポイントメントをとってお話を伺いました。結果40人以上の社会人の方とお話することができました。この出会いを通じて将来は日本の誇れる製品やサービスを世界の人々に知ってもらいたいというビジョンを持つことができました。
インターン先にてスーパーバイザーの誕生日パーティ
ホストファミリー、近所の家族とお出かけ
友人らと過ごす休み時間
インターンシップ先について教えてください。
Gobo Enterprisesという、食品マーケティング会社でインターンシップを行いました。アメリカ全土、日本、中国、韓国にビジネスを展開する大手小売会社をメインクライアントに持ち、ブランディング、マーケティングを提供している企業です。
そこではどんな仕事を担当しましたか?
マーケットリサーチやクライアント様への資料作り、フライヤーの作成、翻訳などを行いました。
インターン中、苦労したことは?
仕事の意図を理解し、行動せねばならなかったことです。与えられる指示は漠然としており、どんな目的があり、どんなデータが必要なのか分からないことが多かったからです。ある時、日本製の魚肉ソーセージの調査を頼まれました。スーパーバイザーは必要最低限の指示しか与えてくれません。調べていくうちに、クライアントがベジタリアン用のソーセージを日本で売るにあたり、競合相手になりうる製品の情報を必要としていることが分かってきました。そこで私は与えられたソーセージの調査だけではなく、4社ほどの魚肉ソーセージの情報や、豆腐ソーセージの情報を集めました。また、製品の特徴を表にするなど見やすい資料作りを心がけました。その結果、スーパーバイザーに新しい知識を提供することができ、私の作成したスライドがプレゼンの資料に使われました。これはすごく嬉しかったです。インターン終了時には社長から最高評価の推薦状を頂きました。
日本と現地のICCオフィスの対応について、感想を聞かせてください。
現地ICCオフィスの方にはとても優しくてしてもらい、お世話になりました。ボランティアやイベントの情報をSNSで流してくださり、IBPのOBOGの方を招いてセミナーを多数開催してくださいました。またオフィスには専属の英会話講師がおり、月に2回ほどプライベートレッスンを受けていました。インターンシップの面接対策もしてくださり、非常に助かりました。
キャリアサポートについてはどのような感想をお持ちですか?
手厚いキャリアサポートのおかげで留学に100%集中できました。IBP生には留学に100%集中できるようにキャリアアドバイザーの方が就職活動に関してサポートしてくれます。留学前は帰国後の就職活動について不安を感じていましたが、キャリアアドバイザーの方が就活のフローについて指導してくださり、個別に面談を行ってくれたので留学に集中できました。また、帰国後もIBP生限定のセミナーや選考情報を教えていただけ、面接対策を個別に行ってもらえました。その結果、第一志望の会社に内定をいただくことができました。