修了生の声

キャリアの積み上げを目指して決意したIBP留学
キャリアの積み上げを目指して決意したIBP留学
鈴木
出身校:
コース:ウエストミンスター大学
キャリア:社会人
留学期間:2013年9月〜2014年8月 インターン先:Health Watch Camden 帰国後:原料商社に就職

勉強、インターンシップだけでなく本場でサッカーにも明け暮れた1年間

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IBPプログラムを選んだ理由を教えてください。

私がIBPを選んだ理由は、1年間のプログラムの中身が充実していたためです。英語研修、学部授業、インターンの3つで構成されており、英語の授業だけでなく、インターンの場面で実践的に英語を使用出来ることに魅力を感じました。また、試験やレポートに1年中ただ追われるだけでなく休みも適度にあり、外国での生活を満喫出来るだろうと考えたのもIBPを選択した理由の1つです。

留学前はどんな準備をしましたか?

留学をすると決めた当初は、大学院留学なども考えていましたのでTOEFLのスコアアップを目指していました。ロンドンへの留学を決めた後は、IELTSのスコアアップを目指していました。

留学先を選択した理由を教えてください。

私はサッカーが好きでしたので、留学するなら休日にサッカー三昧になれるイギリスと決めていました。また、大学の寮が、バッキンガム宮殿から徒歩5分という好立地にあるということもウエストミンスター大学を選ぶ大きな理由となりました。

研修地に到着した時の街の印象はどうでしたか?

留学初日は、夕方に大学寮に到着しましたが、まだまだ明るかったのですぐに散歩に出かけました。ロンドンも東京と同様に都会でしたが、街並みは日本と異なる雰囲気でした。電線が地上にないことや、石造りの建物が多いことが印象的でした。

大学について教えてください。

大学内のWi-Fi環境が整備されている印象を持ちました。自分のノートパソコンやスマートフォンで簡単にネットに繋げられるので、大変便利でした。また、利用はしませんでしたが、24時間空いている図書館があったことには驚きでした。

英語研修について教えてください。

英語研修は、テキストを使って行われましたが、高校時代の授業と異なり楽しかったです。毎日、テキストのトピックに関連した話題について、自分の意見を発表することが求められましたので、受け身で終わることはありませんでした。また、英語研修のクラスは日本人だけではなかったので、授業を通じて外国人の友人もでき、一緒にお酒を飲みに行ったりしました。

学部授業ではどんな科目を選択しましたか?

ロンドンに来た当初は、ロンドンの演劇や美術を学ぶ授業を選択しようかと迷っていましたが、これらの授業は専門知識があった方が良いということでしたので回避し、現実的に役立ちそうな次の4つを選びました。討論する方法を学ぶ「speaking communication」、論文の書き方を学ぶ 「academic English」、異文化理解について考える「inter cultural communication」、栄養学と生理学の基礎を学ぶ「nutrition & health」の4つを選択しました。

特に興味を持って取り組んだ授業を教えてください。

今までのキャリアに関連した授業であった「nutrition & health」は印象深かったです。「炭水化物は重要な栄養素であるかどうか」というレポート作成を通じて、食生活に関する基礎知識を再確認することが出来ました。また、学生が先生の講義を遮るほど発言している姿や、積極的に実習に参加していることに驚きました。

留学中に参加したサークルやアクティビティはありますか?

1年間サッカーに明け暮れました。英語研修の先生が所属していたサッカーチームとロンドンの日本人サッカーチームに所属しサッカーを週2回以上していました。

課外活動から得たものは何ですか?

サッカーのコーチングライセンスを取得するためのコースに参加して、資格を得ることが出来ました。また、日本人のサッカーチームには同世代の社会人が所属しており、彼らの仕事の話を聞き、憧れや「負けたくない」という気持ちを抱きました。

コミュニケーション向上のために努力したことはありますか。

ランゲージ・エクスチェンジする英国人の学生を見つけ、週1回2時間ほど会話をしてコミュニケーション能力の向上に努めました。

インターンシップ先について教えてください。

Health Watch Camden というNGO団体にて勤務しました。この団体は、住民、行政、医療・福祉施設の間で潤滑油のような役割を果たしていました。

そこではどんな仕事を担当しましたか?

3か月かけて、カムデン区における住民の肥満に関する意識調査と、行政が提供している肥満改善に向けたサービス内容と住民の認知度を調査しました。

インターン中、苦労したことはありますか?

同僚は皆、ネイティブスピーカーであり、話す英語は早く聞き取りに苦労しました。また、カムデン区の住民に対して、街頭で肥満に関する意識調査のインタビューを行うことは英語だけでなく精神的にも苦労しました。

日本と現地のICCオフィスの対応について、感想を聞かせてください。

ロンドンのICCオフィスは、生活面でのトラブルや授業のサポートだけでなく、就職を意識したビジネスセミナーなども開催していただきとてもありがたかったです。

キャリアサポートについての感想を教えてください。

帰国の4か月前くらい開催されたキャリアサポートセミナーでは、日本から来られた就キャリアコンサルタントの方と個別に就職相談が出来る機会があり、とてもありがたかったです。特に、自分の今までの経験と英語力を踏まえて、帰国後に狙える職種を意識することが出来たのが、とても有意義でした。

退職してIBPに参加しましたが、就職活動はどのようにしましたか?

秋に帰国後、TOEICのスコアアップに努めるとともに、3つの転職サイトに登録し就職活動を行いました。年末には決まるかと思っていましたが、内定をもらうことは出来ませんでした。年越ししてかなり焦りましたが、現在勤務している会社から2月に内定をもらい4月から勤務を始めました。

寮から歩いて5分のバッキンガム宮殿

社会人としての留学を決意するにあたって、不安はありませんでしたか?

留学前も途中も帰国後の就職活動に不安はありませんでしたが、留学前に35歳の私が同期の若い日本人とうまく付き合えるかという不安はありました。しかし、その不安は杞憂に終わりました。ウエストミンスター大学にIBP留学した同期は年齢に関係なくみんな素晴らしく、今でも交流があります。

留学を通じて自分自身が変わったことがあれば教えてください。

授業、寮生活や旅行などを通じて、様々な国の文化を肌で感じ、自分の価値観に多様性が生まれたと思います。また一方で、日本の素晴らしさも再確認することが出来ました。

留学を検討している方へのアドバイスをお願いします。

私は、35歳になってIBP留学しましたが、全く後悔していません。本当に1年間が充実していました。しかしながら、社会人留学には退職というリスクが伴いますので、留学を決断することは簡単ではないと思います。社会人留学で大事なことは、留学経験を今までのキャリアに上手く積み重ねられるかどうかだと、就職活動時に改めて感じました。是非とも、自分の将来像を持ちながらIBP留学を行って下さい。

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