修了生の声

IBPプログラムを選んだ理由を教えてください。

現地大学での授業のほかに企業訪問やビジネスプログラムに参加することができ、かつ最後の三か月のインターンを通して実践的な経験もできることを魅力的に感じ選びました。

留学先を選択した理由を教えてください。

1つ目はほかの国に比べて学費が安いことで、お金に関して過度に気にすることなく留学に集中できると思ったため。
2つ目は中華系、マレー系、インド系の3つの民族が共存しておりアフリカや中央アジアなどの新興国からもたくさんの留学生が来ると聞き、日本では絶対に味わうことのできない環境に魅力を感じたため。
3つ目は、留学相談の際に初めて耳にした「ハラル」というムスリムの方々のための認証に関して学び、将来仕事をするにあたってのヒントにしたいと思ったため。

留学の目標は何でしたか？

・英語を手段として、国内外問わず働ける“グローバル人材”になること。
・海外の友達をたくさんつくること。
・失敗することを恐れずにチャレンジングな環境に積極的に飛び込み、人として成長すること。

留学前はどんな準備をしましたか？

NETFLIXやYouTubeで英語のコンテンツに触れるようにしたり、日頃から洋楽を聞くようにしたり、独り言でも英語を話す練習をしたりしました。

研修地に到着した時の街の印象はどうでしたか？

高くてキラキラしたビルがたくさんあり、イメージよりもとても発展していると感じました。

学部授業では何を履修しましたか？理由も教えてください。

（1セメスター目）
Introduction to Business
日本の大学でもビジネスに関する授業をとっていたのですが、英語で学ぶことで理解をより深めたかったため。
Intercultural Communication
さまざまな宗教や文化、価値観についてディスカッションを通して学べるため。
Fundamentals of College Writing
エッセイの書き方や文献の示し方などを学ぶことで、今後英語でレポートを書くときに役立つと思ったため。
Introduction to Environmental Studies
話題のSDGsについて理解を深めることで、今後のキャリアに活かされると思ったため。

（2セメスター目）
Mass Media and Society
さまざまなメディアの歴史に興味があったため。
introduction to Computer Applications
機械音痴で、人並みにoffice製品（word, PowerPoint, excelなど）を扱えないと社会で通用しないと危機感を感じたため。
Principles Of Marketing
マーケティング自体に興味があったため。
Community Service
さまざまなボランティアを通して、マレーシアの現状や課題に関して身をもって体感できると考えたため。

授業の内容、クラスの人数、国籍などわかる範囲で教えてください。

Introduction to Business
毎回異なるトピックを学び、最後の週にマレーシアでまだ普及していないビジネスを発案・提案するグループプレゼンテーションがあった。
20人程　マレーシア人、ウガンダ人、エジプト人、日本人

Intercultural Communication
宗教や文化、時事問題などについて先生や生徒とディスカッションを行い、理解を深めた。また、フィールドワークで歴史的な場所へ行き、そこの文化を体験し現地の人にインタビューなどを行い、それを動画とポスターにまとめた。
10人程　マレーシア人、アメリカ人、日本人

Fundamentals of College Writing
サイトや文献などからの引用の仕方、ページの最後での参照の示し方、エッセイの書き方について学んだ。
40人程　マレーシア人、キルギス人、ウガンダ人、日本人など

Introduction to Environmental Studies
ほぼ毎回、その授業で扱ったトピックのグループ課題があった。そのほかにもリサイクルできそうなものを利用して新しく物を作ってプレゼンしたり、リサイクルセンターでのフィールドワークに行ったりした。
40人程　マレーシア人、ミャンマー人など

Mass Media and Society
さまざまなメディアの歴史を学んだり、トレンドとなっている、かつ、メディアと関連するトピックを取り上げて3人程にインタビューを行いグループでプレゼンを行ったりした。
10人程　マレーシア人、日本人

introduction to Computer Applications
Excel, PowerPoint, Word, Accessの使い方について学び、それぞれ課題があった。
30人程　マレーシア人、ミャンマー人、キルギス人、日本人など

Principles Of Marketing
様々なトピックについて先生がひたすら説明し、関連動画を見たりグループ課題をしたりした。
40人程　マレーシア人、ミャンマー人、キルギス人、日本人

Community Service
二つのグループに分かれて「なんのボランティアをしたいのか」をベースにボランティア団体と連絡を取り、参加させていただいた。
10人程　マレーシア人、日本人

特に興味を持って取り組んだ授業とその感想を教えてください。

Community service
片親の子どもたちに学校の制服を選んであげたり、クアラルンプールでホームレスに物資を配ったり、孤児院を訪問して子どもたちと交流したりした。マレーシアのホームレスの多さや貧困状況を理解し、いかに自分たちが恵まれた環境にいるのか実感する機会となった反面、人の温かさを感じた。世界規模の課題解決はすぐにはできないが、身近な場所でのサポートの積み重ねが大事だと思った。

IBPビジネスプラクティスはいかがでしたか？印象に残っている内容と感想を教えてください。

データに基づいて、マレーシア人をはじめとしたさまざまな国籍の人の特性や海外の組織においての振舞い方、適した決断方法などを学びました。日本人以外の人たちの性格・特性を理解したうえでのその後の友達との付き合い方の参考になりました。また、AIを課題やレポートなどで上手に活用する方法を教えていただきました。各授業の課題が毎週のようにあり日本の大学と比べて非常にボリュームが多かったため、効率よく進めていくうえでのAIに関する授業が役に立ちました。

留学中に参加した課外活動（サークルやアクティビティ、ミートアップ等）はありますか？

①毎週月・木曜日にある大学でのサッカー、②ボランティア、③インターナショナルイベントでのダンス

課外活動から得たものは何ですか？

マレーシア人をはじめとして、ウガンダやナイジェリアなどのアフリカの国々や中国、インドネシア人など100人程がサッカーに参加していました。そんな多国籍な組織の中で自分のアイデンティティを殺さずにチームをまとめる方法やうまく振舞う方法、コミュニケーションの取り方などを学びました。

インターンシップ先はどのように見つけましたか？

なにかマレーシアでおもしろいビジネスをしている日系企業がないかとYouTubeで何気なく検索したところ、前職の大手コンサル会社を辞めて現在マレーシアで起業し、ハラルスイーツ事業で業績を伸ばされている会社の社長が日本のYouTubeチャンネルにインタビューされている動画を見つけました。世界で需要が拡大しているハラルについて学び、将来活かせるのではないか、かつ、この社長の下で働くことでたくさんの学びがあるのではないかと思い、なんとかインターンさせていただけないかとメールを送りました。

インターンシップ中の具体的業務内容を教えてください。

一つ目は、伊勢丹やドン・キホーテにあるFANJAPANショップでのプロモーターとして、日本から輸入した商品や会社で作っているハラルスイーツを販売しました。後日、店舗に立って感じたことや売上データなどを見て分析し、上司にフィードバックを行ったり、実際に店舗に立ちトライアンドエラーを重ねました。
二つ目は、コンサルビジネスに関わる仕事です。コンサルの準備段階となるマレーシアマーケットの情報収集、マレーシアに進出したい日本企業のためのローカル企業との商談のセッティング、マーケットごとの卸売業者のリストアップ、OEMをできる工場探しなどに携わりました。
三つ目に、日本で事業拡大してもらいたい商品を製造している現地企業との商談に関わりました。メールで提案するところから始まり、興味を持ってもらえた場合には商談のスケジュール調整、準備、そして実際に商談という流れで進めていきました。

インターンシップで得たもの、苦労したこと、そこから学べたことを教えてください。

店舗に立ってプロモーターを経験したことでお客様とのコミュニケーションの取り方・振舞い方、英語での商品の宣伝の仕方を学びました。また、ムスリムの方とそうでない方で商品の宣伝の仕方を変えることが重要だと学びました。 マレーシアマーケットに進出したい日本企業のために現地企業と商談を組む仲介役をした時には、結構な割合で提案のメールを返してもらうことができませんでした。そこでそのコンサルの案件がお預けになることも多々あったため、メールや電話でのより良い提案の仕方をもっと学ばないといけないと感じました。
実際に商談に参加させていただいた時には、話についていけない場面がありました。まずは自分たちの会社がどういう事業をしているのか、どういう商品を持っているのかを具体的に把握したうえで、相手の企業とどうコラボできるのか、協力できるのかの提案の引き出しをいくつか持っておかないといけないと痛感しました。

インターンシップ企業の職場環境（他従業員について等）を教えてください。

社長をはじめとしてオフィスと工場を含めた社員の方々はとてもフレンドリーで、雑談をしたり、時には食事や遊びに誘ってもらったり、将来の相談に乗ってもらったりと本当にたくさんお世話になりました。

日本と現地のICCオフィスの対応について、感想を聞かせてください。

留学前はビザの取得や大学入学のための様々な手続きがあったのですが、分かりやすく説明して下さりスムーズに進めていただきました。留学中は、現地のスタッフに授業面や生活面で不安に思ったことや些細な相談にものっていただきました。また、たびたび体調を崩すことがあったのですが、そのたびに気にかけていただき、病院も簡単に行くことができました。本当に感謝でいっぱいです。

留学前、留学中そして帰国後にIBPキャリアサポートをご利用された場合は、その感想を聞かせてください。

もともと海外経験がほとんどなく留学と将来に対して不安がっていた自分にたくさんの情報を与えてくださり、また、留学することを後押ししていただき、思い切って決断することができました。

これからのキャリアにIBPの経験がどうプラスになりましたか？/なりそうですか？また、就職活動ではインターンシップや課外活動などをどのようにアピールしましたか？/できそうですか？

日本だけでなく海外で働き、さらに広い視野を持った人間になりたいという思いが強くなりました。また、インターン先で時には泥臭い仕事に対して責任をもってやり遂げることができた経験や営業として結果が出た場面や失敗から学んだ改善点などを伝えていけるのではないかと思います。

留学をふりかえり、ご自身にどのような変化がありましたか？成長したと思うところがあれば、その理由も教えてください。

まずは英語でのコミュニケーションがスムーズにできるようになりました。留学当初は大学のオリエンテーションの内容を全く聴き取れず、友達との会話もままならなかったのですが、とにかく英語を話す環境に飛び込むことで伸ばすことができました。また、たくさんの苦しいことを経験し乗り越えてきたからこそ、今後もし壁にぶつかったとしても何とかできる能力が身についたと思います。さらに、多様な文化や宗教、価値観を経験したことでそれらに対して理解のある寛容な人間になることができました。

留学中、一番の出会いは何ですか？

IBPの同期と大学の友人達との出会いです。IBPのメンバーとは一緒に集まって課題をしたり分からないことがあれば情報共有したりといろんな場面で助け合いながら苦しい時を乗り越えてきました。みんな優秀で自分にはないものをたくさん持っていたので日々刺激を受けていました。大学の友人に関しては、留学当初コミュニケーションもままならない私に対してもとてもフレンドリーに接してくれ、ごはんや遊びにたくさん誘ってくれたり、授業では分からないことだらけの私に対して親身に教えてくれました。時間が経過するごとにお互いの文化も理解し合いながら、気軽に集まってたわいもない話や将来の話をしたり、時間があるときには旅行をしたりと留学生活が充実したものになりました。

留学中、苦労したことは何ですか？

留学当初は英語で苦労しました。通常の英語も聞き取れなかったため、マレーシア英語のような訛りのある英語は余計に聞き取ることが困難でした。そのため授業でのグループ活動や課題の内容の把握で苦労したり、現地の学生の輪に入ることができなかったりしました。
また海外経験がほとんどなかったため、日本とは全く違う環境に怖気づいていました。

今後の目標、ビジョンなどを教えてください。

海外で得た経験をどうにかして地元の沖縄に還元していきたいと考えています。またこれからもたくさんチャレンジし乗り越えていくことで人としてさらに成長し、周りの人に影響を与えることのできる人になりたいです。

IBP留学を希望している人に向けて、アドバイスをお願いします。

行動次第で確実に１年前の自分とは違った新しい自分に出会えます！日本では味わえないたくさんの経験や人との思い出を通して自分の人生を変えるきっかけにしてみてください！