コース:サンフランシスコ州立大学
キャリア:大学生
留学期間:2022年8月~2024年2月 インターンシップ先:The Sunrise Shack Hawaii 就職先:大手総合商社
IBPプログラムを選んだ理由を教えてください。
学部留学のみでなく、現地でのインターンシップが含まれているプログラムであったため。アメリカ就職を考えていたため、OPTが含まれているプログラムは最適でした。
留学先を選択した理由を教えてください。
①テック・スタートアップの中心地であったため。学生時代IT企業でエンジニア等をしていた経緯もあり、最適な場所であると考えました。
②カリフォルニアンアクセントを身に着けたかったため。
留学の目標は何でしたか?
①アメリカテック企業での就労機会の獲得
②ネイティブと遜色のない英語力を身につけること。
留学前はどんな準備をしましたか?
①英語
もともと交換留学を目指していたため、大学入学時から英語学習は続けており、「IBPのため」に特別に始めたものはありませんでしたが、普段から英語のコンテンツを視聴するようにしていました。
②生活面
現地で入りたい大学の団体のリサーチや、アメリカでの就労機会のリサーチなどを行いました。
研修地に到着した時の街の印象はどうでしたか?
他のカリフォルニアの都市とは違い、公共交通機関が整っており、建物もビクトリア風のきれいな建物が多く美しい街だなと感じたのが第一印象です。またアジア人が多く、自分が外国人とはみなされない環境にも驚きました。
学部授業では何を履修しましたか?
専攻は、International Businessで、以下の科目を履修しました。
・Global Entrepreneurship
・International Human Resource Management
・Global Leadership and Cultural Competencies
・Cross-Cultural Innovation and Creativity in Business and Management
授業の内容、クラスの人数、国籍などわかる範囲で教えてください。
アントレプレナーシップの方法を体系的に学ぶクラス、市場調査を行うクラス、文化ごとのビジネス文化の違いを学ぶ授業等がありました。
クラス人数はどれも20-30人程度。国籍は留学生中心(フランス、ドイツ、ロシア、ブラジル等)のクラスから、アメリカ現地学生が半分以上を占めるクラスもありました。
特に興味を持って取り組んだ授業とその感想を教えてください。
Global Entrepreneurshipの授業興味深かったです。
実際に多国籍メンバーでチームを組み、起業アイデアを練るというクラス。自らリーダーに立候補し、英語でマネジメントの疑似体験をできたことがとても良い経験になりました。
また、起業という一見アイデア勝負のものを、より再現性を持たせるためにどのようなアプローチを行えば良いか学ぶことができたのが新鮮でした。
IBPのGBPはいかがでしたか?印象に残っている内容と感想を教えてください。
アメリカでのレジュメの書き方、またジョブハンティングに関する授業がとても有益でした。
留学中に参加した課外活動(サークルやアクティビティ、ミートアップ等)はありますか?
・Delta Sigma Pi :Business Fraternity
・SF chorus group
・tech meetup
などに参加していました。
課外活動から得たものは何ですか?
英語力:DSPにて周りが完全にアメリカ人しかいない環境を作ることができ、英語力が飛躍的に伸びました。また今も連絡を取る気の合う友達を作ることができ、アメリカの文化や政治問題に関する理解を深めることもできたと思います。
人脈:chorusグループを通じて、ベイエリアに住んでいる日本人のつながりを作ることができました。本当に様々な分野で活躍している人がおり、キャリアの相談などをすることができ、現在につながる貴重なつながりを得ることができました。
インターンシップ先はどのように見つけましたか?
Sunrise Shack 直営サイトに直接レジュメを送り面接を受けました。
インターンシップ中の具体的業務内容を教えてください。
VC:投資対象プロジェクトの調査。
Sunrise Shack: アシスタントマネージャー。店舗のお金や在庫の管理、注文等からレジやキッチンのサービスの提供まで幅広く行いました。
インターンシップで得たもの、苦労したこと、そこから学べたことを教えてください。
異文化でのコミュニケーションの取り方の難しさ。実店舗でのマネジメントを行う上での、英語ネイティブとのコミュニケーションが 想像よりもセンシティブで学びが多かったです。地域によって英語が違い最初は慣れるのに時間がかかりました。英語が聞き取れないなりにも、できることはしっかりと行い、自分から提案等を行う。分からないことははっきりと質問する。これを繰り返すことで、徐々に信頼を得ることができると感じました。結果として、働いている人の中ではネイティブと比べても最速で昇進することができました。 語学力も大事ですが、最終的には人間性であったりコミュニケーション能カが一番大事だと感じました。
インターンシップ企業の職場環境(他従業員について等)を教えてください。
Sunrise Shack
マネージャー1人
クルー4人/日
学生から、子育てを終えた女性など幅広い人が働いていました。またエリアマネージャーがおり、数週間に一回店のチェックに来ていました。
日本と現地のICCオフィスの対応について、感想を聞かせてください。
現地オフィスの方はどんなときも親身に相談に乗ってくださり、また生活面のサポートも全面的にしてくださいました。
これからのキャリアにIBPの経験がどうプラスになりましたか?/なりそうですか?また、就職活動ではインターンシップや課外活動などをどのようにアピールしましたか?/できそうですか?
英語能力が確実に上がったので、世界どこでも働くことに抵抗がなくなりました。
またアメリカ市場でジョブハンティング、就労をしたことで、日本の特殊な労働市場、労働環境を良い意味で客観的に捉えることができており、常に広い選択肢(海外転職や海外マスター取得等)を他の同僚よりも考えられている感覚があります。
就職活動では、アメリカでのVCで働いた経験(OPT前)を伝え、チャレンジ精神、英語能力、異文化対応能力をアピールすることができました。
留学をふりかえり、ご自身にどのような変化がありましたか?成長したと思うところがあれば、その理由も教えてください。
英語力
もともと英語は勉強していたほうではありましたが、今回の留学を通して、ラフな英語コミュニケーションをより磨くことができました。アメリカ人には在米6年くらいの人の英語と同等といってもらうことができ、現在の仕事でも英語のできる人材として働くことができています。
人間力
どんな場所に行ったとしても、一番大事なのは語学能力ではなく、その人の人柄や行動であること。初手はもちろん語学ができるほうが打ち解けやすいですが、現地で生活を行い人と関係性を作っていく上で、語学能力は本質的なものではなく、その人の人柄や性格、人間性によって結局は何事も決まって行くことを強く感じ、自分を見つめ直す良い機会になりました。またハワイでは英語力も肩書もない、ゼロの1外国人としてスタートをし、最終的に一生の友人関係や、かけがえのない経験をすることができ、自分の人生に対して自信をつけることができました。
留学中、一番の出会いは何ですか?
・Delta Sigma Piのメンバー
→何から何まで面倒を見てくれ、見返りのないgiveを与えてくれました。
・ルームメート
→生年月日が同じという奇跡から始まり、興味分野(政治)が同じで毎日色々な話をし、一生の友達になりました。
・The Sunrise Shackのマネージャー
→黒人のマネージャーで、自分が知らなかった黒人の文化や胸のうち、社会問題等を幅広く教えてくれ、人種差別を含めたアメリカを多面的に理解できるようになりました。彼も無償のgiveをしてくれる人でした。
留学中、苦労したことは何ですか?
・寮生活
蚊が多く、最初は大変であった。日本からもってきたベープで解決。
・英語
DSP、ハワイどちらでもアメリカ人しかいない環境で、自分だけ会話についていけない場面が多く、孤独を感じることが多かったです。
・インターン探し
VISAスポンサーをしてくれるインターンを探していたが、決まった後いきなりキャンセルをされる等イレギュラーなことが多く、大変な思いをしました。
今後の目標、ビジョンなどを教えてください。
現在の仕事にて、実ビジネスで英語を使う場数を踏むこと。資金をためて米国または欧州でマスターを取りキャリアの可能性を広げたいと思っています。
IBP留学を希望している人に向けて、アドバイスをお願いします。
IBP留学はキャリア、英語、人間面すべてにおいて、僕の可能性を本当に大きく広げてくれました。迷っている方は絶対に行くことをおすすめします!