JETROでのインターンで、産業技術翻訳とリサーチのスキルを習得
インタ-ン中は、アイルランドとスコットランドへの出張も
船上パーティーにてフランス人に囲まれて
ハロウィン
フラットメイトと一緒に
カラオケパーティーにて
ユースインターナショナルスカラシップに応募した動機を教えて下さい。
5才から11才までの6年間をアメリカのジョージア州で過ごしたこともあり、将来は留学したいと漠然と考えていました。しかし、大学の専攻が理工学部で、この学部では交換留学が難しいという点もあり、スカラシップに応募しました。IBPは単なる留学ではなく、英国でインターンできることが、とても魅力的に感じました。
留学してみて、日本の大学とはどんな違いがあると思いましたか?
受け身な姿勢ではなく、積極性を求められる英国の授業スタイルが心地良かったのと同時に、今まで疑問に思っていた日本の教育を、少しでも変えていかなければと強く思いました。
印象に残っている授業は?
Entrepreneurshipの授業が一番楽しかったです。起業家精神を身に付けるとともに、グループワークで4000ワードのエッセイを完成させた時は、本当に大変だっただけに嬉しかったです。
勉強以外に何か熱中していたことはありますか?
暇さえあれば、週末だけでも観光や旅行へよく行きました。特に印象に残っているのはバルセロナでの10日間の1人旅です。その他にはスイス、ドイツ、フランス、モロッコへ、留学仲間と一緒に旅行を楽しみました。
インターン先と仕事内容を教えて下さい。
JETRO(日本貿易振興機構)London officeのSTI(Science Technology & Industry)という部署で、英国の産業技術動向リサーチ及び翻訳が主な業務でした。このインターンでは、産業技術翻訳の基礎的なスキルとリサーチ技術を習得。およそ100軒の英国企業に、電話で研究開発法人税控除制度(R&D Tax Credits)についての聞き込み調査をしたことで、度胸がつきました。また、インターンシップをしていた時に、アイルランドとスコットランドへの出張に行かせて頂きました。
出張の目的と内容は?
アイルランドでは、アイルランドの大学機関と日本企業の橋渡しを目的に、産学連携を促すために行われたセミナーへの参加をさせて頂きました。所長のスピーチ原稿の草案作りや、当日の英語による講演の書き起こし等の作業と、当日の受付や運営サポートが主な仕事でした。また、スコットランドではグラスゴー大学へ訪れてバイオ分野の産学連携セミナーを視察しました。グラスゴー大学の建物はとても趣があり、歴史を肌で感じ取れる本当に美しい大学でした。他にも、サウザンプトン大学などを訪れたり、タイタニック号の歴史博物館へも連れて行って頂きました。
インターン以外に、ボランティアなどは体験されましたか?
アルバイトを体験しました。帰国子女向けの塾でのアルバイトで、子供たちと接していると中には英語の方が得意な子もいたりして、まるで昔の自分の姿を見ているようで、世界の中での自分の立ち位置など、自分自身についての理解が深まりました。
現地では寮生活だったそうですが、いかがでしたか?
学生寮(Alexander Fleming Hall)に滞在しました。フラットメイトは皆とても親切で、さまざまな国籍の郷土料理を一緒に作ったりして、交流を深めることができました。
IBPの体験は、菊地さんの価値観やキャリア形成にどのように影響しましたか?
価値観については、留学前と後では180度変わったと思います。既存の価値観ではなく、感性のおもむくまま自由に生きても良いのだということに気付かされ、よりリアルな世界へと目を開けさせられました。
現地および日本のICCスタッフのサポートについて、感想をお聞かせください。
ビザの取得が遅れてしまったのですが、その時にサポートして下さったり心配して下さったので、留学前は何かと不安ではありましたが無事に乗り越えることができました。現地オフィスの深野さんは母親のような存在で、インターンを決める際も親身になって相談にのって頂き、本当に感謝しています。
モロッコの砂漠にて
今後の進路についてはどのようにお考えですか?
現在は、理工学部の3年生に復学しています。通訳の仕事を継続して、次のステップへと繋げていけたらと考えています。大学院への進学は考えておらず、すぐにでも社会の役に立てるよう行動していきたいです。
今後の展望や将来の夢を教えてください。
英語だけでなく、コミュニケーションのプロフェッショナルを育成する場を提供していけたらと思います。
IBP参加希望者へのメッセージ、アドバイスをお願いします。
ビザ申請は、お早めに!
*体験談の内容は寄稿時の情報です。