コース:ワシントン大学
キャリア:社会人
留学期間:2006年4月〜2007年3月 インターン先:Women's Business Centers(Community Capital Development) 1979年生まれ、愛知県出身。大学卒業後は証券会社で営業職を担当。IBP留学を経て、現在は国内の金融関連会社に勤務し、投資信託の商品組成に携わっている。
TOEICの点数が300点以上もアップ!
ワシントン大学のマスコットはハスキー
UW Downtown キャンパスの入り口
仕事を辞めて留学しようと思った理由を教えてください。
大学卒業後、証券会社の営業をしていました。本来の希望は、営業職ではなくて金融商品の開発等の部門だったのですが、なかなか会社に希望をきいてもらえず転職を考えました。当時はまだ不況で採用も少なかったし、辞めてもすぐに自分のやりたい仕事ができるとは思えなかったので、その前に自分自身で何か付加価値をつけてから挑戦したいと思い、昔から一番苦手だった英語力を伸ばそうと決意。海外に行くことを考えました。
UWでの履修科目で印象に残っているのは?
2期目のIBEPのコースが一番面白かったです。IBEPはビジネス英語のクラスですが、英語の新聞を読んで、それについてクラスでディスカッションしたり、与えられた課題に対してパワーポイントを使ってプレゼンをしました。トピックは当然、ビジネスでした。
苦労した課題などはありましたか?
3期目のBUSIPというコースが厳しかった気がします。1日の予習でテキストを40ページほど読んで、与えられた課題に答えたり、自分の意見をまとめたりして提出していました。
留学中、勉強以外に熱中していたことは?
仲の良かった友人とジムに通っていました。UW近くのジムは月30ドルで、週末を除いてほとんど24時間使いたい放題。帰国前に比べ、7キロ近く体重が落ちました。
インターン先での仕事内容を教えてください。
Community Capital Developmentという、NPOのベンチャーキャピタルのようなところでインターンをしました。仕事をしていたというより、教えることが好きな社長から会計の授業を受けているような感じのインターンでした。「これを読むように」と会計などの本が渡されて読んでいることが多く、読み終わると自社で扱っている案件で、この会社に融資や出資ができるかどうか意見をまとめるようにと言われ、簡単なレポートを作って持っていきます。もっとも私が何を言おうが最初から融資するかどうかは決まっていて、変更されることはありませんでしたが…。ここでのインターン体験でビジネス、特に会計に関する専門用語がわかるようになって、今の仕事でもけっこう役立っています。
就職活動はどのように行いましたか。
日本に帰ってからの就職活動は、留学前から希望していた金融の商品関係の部署を中心に受けていました。帰国した時には、海外の資産に投資をする金融商品が増え、海外と関わる機会が非常に増えていたため、多少なりとも英語が話せることが有利に働いたかもしれません。現在は国内投資信託運用会社の商品企画部に所属し、投資信託の商品組成を担当しています。今の仕事についてから海外出張に行く機会もあるので、英語を勉強しておいて良かったと思います。
IBPを活用してキャリアアップを図った形かと思いますが、IBP留学はご自身のキャリアにどのように影響したとお考えですか?
仕事の幅が広がったと思います。どんな仕事でもそうだと思いますが、海外との関わりがどんどんと深くなって来ているので、言葉が分かるとそれだけで、任される仕事も増えてきます。今後は、よりグローバルな舞台で仕事ができるようになっていきたいです。
IBP参加希望者へのメッセージ、アドバイスをお願いします。
行く前は不安があるかもしれませんが、行けばなんとかなります。私も英語は得意とは言えませんでしたが、TOEICの点数も300点以上あがったし、日本に帰ってきてからは、自分のやりたいと思っていた仕事もできているし、やる気さえあれば何とかなります。ただ行くことだけが目的だとその後が続かない気がするので、行く目的だけはしっかりあった方が良いとは思います。