IBPで経験したことがその後のキャリアの幅を広げる
現地ではフットボール観戦に熱中
よく授業を受けていた大学の教室
夜のビッグ・ベン。ロンドンの代名詞ともいえる存在です
寮の部屋は決して広くなかったですが、一人で住むには十分でした。ただ、下がピザ屋だったので、毎日匂いとの戦いでした
大学、職場の次に一番訪れたと思われるArsenal のスタジアム。10回は行ったと思います
スカラシップに応募した動機は?
英語圏で留学をしたいと考え、さらにイギリスに興味を持っていたからです。大学3年次の後期に大学でこのプログラムの説明を聞き、インターンシップができることに魅力を感じました。
IBP参加以前に留学の経験はありましたか?
大学2年次に海外ボランティアに参加しました。世界の各国からきた人々と共同生活をしながら作業するというプログラムで、ドイツに行き、森林の整備をやりました。
1年間の留学で達成しようと思っていた目標は?
生きていけるレベルの英語を身につけること。また、外国で暮らすとはどういうことなのかを実感すること。
現地の大学と日本の大学と比べて、どんな違いを感じましたか?
世界各国から生徒が来ていることです。ムスリムの方も多かったと印象に残っています。そして、本当に学びたいという生徒が多かったし、先生も予習ありきで授業を進めていたと思います。
特に印象に残っている授業は?
シェイクスピアに関する授業です。予習ありきの授業で、ある程度のシェイクスピアに関する知識が必要だった授業でした。毎回の授業についていくのが非常に大変でした。
留学中、勉強以外に熱中していたことはありますか?
なんといってもフットボールです。スタジアムはもちろん、パブでの観戦にも熱中していました。
インターン体験について教えて下さい。
Pickering & Chatto Publishersという出版社でインターンをしていました。主な仕事は大英図書館で参考資料を入手したり、比較的容易な英文の校正、画像処理もやっていました。ビジネス英語が難しく、なかなか思うことが伝えられなくて苦労しました。
インターン体験で得たものはどんなことでしたか?
毎日仕事に行くことの大変さを知りました。「働く」ということを実感できたと思います。ここでインターンをしたことで、フォトショップの基本的な操作と、相手に意思を伝えようとする気持ちが身に付きました。
現地での滞在方法は?
大学の寮に滞在していました。大変だったと思ったのが停電。冬に何度かあった記憶があります。翌日まで明かりがつかないので、停電の時はとりあえず寝ていました。
IBPの体験によって、自分自身が変わったと思うところはありますか?
日本人も含めでさまざまな人に出会ったので、人との接し方が以前よりも積極的になったと思います。
現地および日本のICCスタッフのサポートについて、感想をお聞かせください。
出国から帰国までお世話になりました。インターン先を決める際も、OB・OGの話をもとに、どんな会社があるかを教えてくれました。現地アドバイザーの人は、ロンドンの「お母さん」的な存在でした。
現在は就職活動中ですか?
就職活動中です。今回の留学の経験から、海外勤務がある企業を中心に探していますが、実はTOEICのスコアがあまり伸びなかったので、留学の証明ができてないことが不安です。
大学3年次での留学は、就活に理想的だと思いますか?
就職活動に留学経験を生かしたいのなら、就職活動を始める前に留学すればいいと思うので、2年次でも3年次でも4年次でも、卒業しても大丈夫ではないかと思います。留学することは決してマイナスにはならないと思います。日本ではできない経験を得られるわけですし、その経験はその後の自分の人生に生かしていけると思います。
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今後の展望や将来の夢を教えてください。
夢は海外勤務です。理想は、もう一度ロンドンに戻って、週末はフットボールを楽しみながら生活していきたいです。
IBP参加希望者へのメッセージ、アドバイスをお願いします。
大学の授業からインターンまで、内容の濃い留学がこのプログラムだと思います。留学がゴールではないと思うので、人生のターニングポイントとして参加してみたらいいと思います。一番大切なことは「経験」。英語の授業やインターン体験、旅行、寮の友達との何気ない会話と、いろいろな経験ができると思います。IBPに参加して自分なりの経験ができれば、その後の自分のキャリアの幅が広がると思います。
*体験談の内容は寄稿時の情報です。