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キャリア、ビジネス、IBPがよくわかる「GLOBAL INSIGHT」
ビジネス留学情報ブログ「GLOBAL VISION」
2013年
横田 哲平
TEPPEI YOKOTA
出身校:慶應義塾大学 法学部政治学科
コース:ウエストミンスター大学
キャリア:大学生
留学期間:2012年9月〜2013年8月
インターン先:Tangerin(プロダクトデザインの会社)
慶應義塾大学法学部政治学科3年生時にIBPに参加。帰国後大学に復学。大手商社に内定。

留学期間中に情報誌を創刊! 自由な発想でしたいこと全てに挑戦

寮の友達と近所の初めてパブに行った帰り道

先生・クラスメイトと最後の授業

アルバイト先の讃岐うどん屋「KOYA」のスタッフ。帰国前に送別会をしてくれた

インターン先の社員たちと集合写真

留学を志した動機を教えてください。

父の仕事の関係で、高校時代に外国人留学生と日本人大学生とのディスカッションを目にする機会がしばしばありました。その際、海外の学生の積極的な発言姿勢や、自国のことを力強く語る姿に刺激を受けたことが留学への興味の発端でした。 大学では学生視点で日本についての記事を発信する学生英字新聞団体の運営、記事の執筆・編集に没頭していました。その中で、語学力はもちろん、発信力や視野の広さ、異文化・多国籍環境への適応力を身に付けたいという思い、大好きな日本を外から見てみたいという意識が強くなりました。

留学プログラムの中からIBPを選んで参加した理由を教えてください。

実は当時、大学のオセアニア地域への交換留学と併願していました。しかし、将来海外で仕事をすることを視野に入れたときに、学部留学だけでなく現地企業でのインターンシップを経験できるIBPのプログラムは非常に魅力的に映りました。期間も交換留学より長く、成長機会が多くあるように感じました。 また、学生時代に多くの国に訪れたいと考えていたので、欧州を巡るためのハブ都市という意味でもロンドンは最適でした。実際に1年間で15カ国を訪問し、旅を満喫しました。

授業について、その内容や印象に残っている授業を教えてください。

ロンドン経済や多国籍企業のマーケティングに関する授業に力を入れました。前者はロンドン経済といいつつ、ロンドンという都市の歴史、政治や社会、人々について広く学ぶ授業です。公共レンタルサイクル制度・通称「ボリスバイク」を始めた市長・ボリスジョンソンの政策やその経済効果など、現地での生活に身近なトピックがとても面白かったです。 後者は毎回の授業で1つの多国籍企業のマーケティング手法について学びます。スターバックスやマクドナルド、ソニーといった過去の成功例から、マーケティング戦略のあり方を学びました。日本では社会学を専攻しているので、留学中は実学を学ぼうと考え、あえて専攻とは違うものを選んでいました。

学部授業で苦労したことはありますか? また、それはどのように乗り越えましたか?

マーケティングの授業は成績評価がグループプレゼンテーションによって決まるものだったので、チームでの作業に苦労しました。イタリア人、インド人、バングラディシュ人と組み、英国の格安航空会社easy jetのマーケティングについて発表しました。 組んですぐに自分が最も英語が話せないことを自覚しましたが、同時にグループのまとめ役がいないことに気付きました。積極的に話しかけ、Facebookのグループを作って日程を調整し、授業時間外に集まる場を設けて交流を深めながらディスカッションをしました。結果的にはおそらくどのグループよりも内容の濃いプレゼンをつくることができたと自負しています。

留学中にYoung Mail from London(情報誌)を立ち上げたと伺っております。こちらをつくることになったきっかけをおしえてください。

一留学生として、ロンドンという都市に留学生向けの情報誌がないことに気付き、ニーズを感じたのがはじまりです。日本で学生英字新聞の執筆・運営に力を入れていたこともあり、経験を活かして自分で創ろうと考えました。 読み手だけでなく書き手である自分たちにメリットが無ければやる意味はありません。メンバーになることのメリットを意識して、寮や大学で学生を集めました。①取材・執筆を通じた総合的な英語力の向上機会、②取材の中での新しい出会いの機会、③留学先として選んだロンドンを深く知る機会という3つの機会を強調し、共感してもらえるよう心懸けました。 現地新聞社や大学教授、ICCの方々からの支援も得て、留学から3ヶ月後になんとか形にするまでに至りました。

Young Mail from Londonを立ち上げた仲間たちとはどんな関係性を築くことができましたか?

日本人の中心メンバーとは会議や日々の生活を通じて互いに協力し合っていたので、留学中はもちろんのこと、帰国後も頻繁に連絡を取り合う仲になりました。帰国後はすぐに就職活動が始まりましたが、皆オープンに話せる間柄だったので、情報交換をしたり、愚痴を言い合ったりと支えになってくれました。 ライターとして参加してくれた外国人の学生たちとの関係も密になり、ご飯に行ったり、イベントに参加したりと充実した留学生活の一助となりました。現在もFacebookを通じて繋がっており、近況を報告し合ったりしています。 帰国前には次の代に引き継ぎを行いました。課外活動は慣れない留学生活との両立の面で難しさもあります。ただ、記事を書くことのメリットは沢山あると思うので、個人的にはこれからロンドンに留学する人たちにも関心をもって欲しいと願っています。

Young Mail from Londonの具体的な内容をおしえてください。

メインコンテンツは2つありました。1つはロンドンの有益情報を学生目線で体験談を交えつつ紹介する「London Life」。おすすめのレストランやカフェ、ショップや学生向けイベント、ロンドンにまつわる雑学などを記事にして、主に留学生を中心としたロンドンの学生に向けて発信していました。 もう1つは、海外でグローバルに活躍する社会人へのインタビューを行う「Business Interview」です。海外での働きぶりや、留学から得た経験などを取材しました。こちらは将来的に留学や海外勤務を希望するような日本の学生たちを読者層として想定していました。 会議で題材を挙げ、各メンバーが取材や日常の中で経験したことを記事にし、大学教授に内容や英文の修正をお願いして完成、という流れです。 実現こそしませんでしたが、「ファッションスナップをやってみよう」、「ミュージカルの特集を組もう」など、他にも様々な案がありました。

インターンシップ先の会社はどういう職種でしたか? また、どういった業務を担当しましたか?

製品・空間デザインを行うTangerineという英国企業でマーケティングアシスタントとして働きました。世界中の多国籍企業をクライアントに持つ少数精鋭のデザイナー集団です。私は当然デザインに関して素人なので、マーケットリサーチやクライアントリストの編集、ニュースレターの作成、HPの改良など様々な業務を担当しました。 また、空間デザインの一環として英系航空会社のラウンジで使用するアロマの提案に参加したり、日系自動車メーカーへの次世代自動車デザイン提案のプレゼン資料の和訳を担当したりと、大きなプロジェクトにも関わらせてもらいました。 ちょうどTangerineが設立25周年を迎えるということで、25周年記念のデザインブックの作成プロジェクトにも参加しました。帰国後この本が完成・出版されたことを知り、感慨深い思いです。

インターンシップで苦労したこと、達成したこと、気づいたこと、日本との違いなどがございましたら教えてください。

社員のほとんどがプロのデザイナーとして担当案件を抱えていたので、仕事中は集中して仕事にのめり込んでいましたが、初めは自分に何ができるのか分からず不安でした。そうした中でいかにコミュニケーションをとり、社の一員として認めてもらえるかが課題でしたね。 社員の方とランチを一緒に食べたり、自分の仕事を早く終わらせて、手伝えることがないか聞いて回ったりしました。また、上述のプロジェクトへの参加を通じて成果をあげ、認めてもらえるよう努力しました。 日本でも比較的規模の小さい会社ならそうなのかもしれませんが、とにかく会社内の人間関係がフラットだと感じました。私の目の前は社長の席でした。社長がコーヒーを淹れてくれた時は驚きましたね。若手もベテランも皆友達のような空気感で仕事をしていました。最後にはケンブリッジへの社員旅行にも連れて行ってもらい、大変充実した3ヶ月でした。

ケンブリッジへの社員旅行でパンティング(手漕ぎ舟)

IBPのプログラムを通して成長したことをおしえてください。

プログラムを通じて沢山の「初めて」を経験し、広い意味での「逞しさ」が身に付いたと思っています。海外での長期滞在も初めてでしたし、異文化多国籍の人々に囲まれながら学んだり、遊んだり、日本語以外の言語を使って仕事をする経験も初めてでした。一人暮らし、海外での一人旅、ボランティアやアルバイト、学生達を巻き込んでの課外活動…他にも挙げ始めたらきりがありません。勉強以外にも沢山のチャレンジ機会があることがやはりIBPの一番の魅力ですね。新しいこと、異なるものを楽しもうとする姿勢を得られたことが大きな財産だと感じています。

IBPの経験が今後どのように役に立つと思いますか?

社会人になれば当然、自分の責任でリスクをとり挑戦する機会は多くあるだろうと思います。殊更それが海外となると、留学以前の自分であれば恐らく躊躇していたに違いありません。選択を迫られた際、IBPの経験を通じて得た精神的なタフさと少しの自信が自分を後押しする力になると期待しています。 また、日本を外から眺める機会を得たことで、自国への思いが以前に増して高まった気がしています。実際に、日本を好く気持ちが就職活動の際にも大きな意味を持ちました。今後国内外で仕事をしていく中でもきっと自分の考えや行動に表れてくるものと感じています。

*体験談の内容は寄稿時の情報です。

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