修了生の声

無駄な時間はひとつもなかったです!
無駄な時間はひとつもなかったです!
西澤 知輝
出身校:出身校:法政大学 理工学部
コース:グリフィス大学
キャリア:既卒
留学期間:2013年2月〜2014年03月 インターン先:Tangalooma Island Resort(開発・サービス) 帰国後:外資系大手製薬会社 入社

IBPプログラムを選んだ理由を教えてください。

IBPプログラムを経て、海外で働いている方々を紹介している雑誌を見たことがIBPプログラムを知ったきっかけです。日本に数多くあるプログラムの中でかなりユニークな内容で、東京のオフィスでカウンセリングを受けている時もプログラムに参加している方々の本気度が伝わりました。卒業後に留学しようとしていた私は、その本気度が魅力に思い、自分を成長させるために最適なプログラムではないかと思い参加に至りました。 当時幼少時代からずっと続けていた野球から離れ、自分の中で軸となるもの、目指すべきものが無くなっていました。海外留学に行くと決めた事で、留学資金のためのアルバイトや、英語の勉強をしようなど、やるべきことが徐々に見つかり、自分の人生の歯車が再度回り始めました。

留学前はどんな準備をしましたか?

大学3年前の春休みに卒業後に留学に行こうと決心したので2年間準備する時間はありました。留学までの目標として、留学資金を全額自分で賄う、TOEICスコアを出発1年前の段階で750としていたので、大学の勉強をこなしつつ同時進行でこれらを進めていき、達成することが出来ました。就職活動は留学を決意していたこともあり、ほぼ行いませんでした。

留学先にオーストラリアを選択した理由を教えてください。

東京のオフィスで相談して頂いた際に、アメリカ、イギリス、オーストラリアと選択できるIBPプログラムの中で1番ハードな入学資格だったり、プログラム内容だったりするという事を伺いました。大学卒業後に留学しようとしている私としては、どうせなら自分を追い込んで成長できる環境に飛び込みたいと考えていたので、ベストな場所だと思いました。


研修地、キャンパスなどはいかがでしたか?

メインとなったネイサンキャンパスはかなり広く、ここ最近は新しい建物をキャンパス内に作ろうとする動きが活発になっています。履修した授業によって他のキャンパスで講義を受ける事も出来るので、そうしたキャンパスに訪れた際はまた違った設備があって新鮮な気持ちになります。また学生向けのかなり本格的なイベントやマーケットを頻繁に行っていて、現地学生のための就職情報や、テスト前になるとフリーフード・ドリンクを支給してくれたり、キャンパス内にあるパブで頻繁にパーティーがあったり、非常に幅広い催し物に参加することができるのは、日本の大学でなかなか経験出来ることではないのかと思います。グリフィス大学は海外から来た生徒の受け入れに慣れているので、生徒の理解度や要求に合わせたサポートが段階別に項目分けされていて、予約をすれば誰でもサポートを受けることが出来、サポート面でかなり充実しているなという印象を受けました。


英語研修はどのような内容でしたか?

いわゆる「語学学校」とは違い、英語を勉強するといった授業内容ではありません。大学に入るための準備期間と位置付けされているので、エッセイの書き方、チュートリアルの進め方、プレゼンのやり方、ディベートの模擬練習など、より実践的なものになっています。こちらのスタイルのほうが、実際に「使える」英語を学んでいるので、単純に英語を学ぶより英語力を上げるのに適していると思います。

学部授業ではどんな科目を選択しましたか?

受講した科目はProject Management、Export Management、Intercultural Communication、English Language and Communication for Healthの4科目です。

特に興味を持って取り組んだ授業を教えてください。

Project Managementです。2年生向けの授業で100人ほど生徒がいた人気授業でした。講師は外部から委託され、自分のビジネスでの経験などを踏まえつつお話されていました。レクチャーでは様々なプロジェクトをどのようなプロセスを踏んで進めて行けば良いのかを学べました。今でも授業資料は保管しており、将来の仕事をしていく上でも使えるほど実践的なものです。チュートリアルでは、シドニー発祥の「アースアワー」のコンセプトに沿った新たなプロジェクトをグループで1つ加え、さらにアースアワーを発展させるといったものでした。場所、人員配置、資金分配、目標設定などを織り込んだ報告書と、プレゼンをグループで行って、最後に講義内容のテストをして成績を評価されました。


インターンシップ先について教えてください。

オーストラリア本土から1.5時間程フェリーで離れている、モートンアイランドにあるタンガルーマリゾートのゲストサービスという部署で働く機会を頂きました。

そこではどんな仕事を担当しましたか?

船着場までお客様をお迎えして、リゾートの説明をしながらレセプションまで連れて行ったり、カウンターや電話でツアーの予約を受けるなどの接客対応を主に行いました。各部署とツアーの確認や連絡事項を電話で取り合うところからゲストの質問やクレーム対応、リゾートに関する情報を正確に伝えるなど幅広くこなしました。グループゲスト用のアイテナリーとパッケージの作成とダブルチェックや時には日本人ゲストの通訳も担当しました。 日本大手の旅行会社で働いている友人と、インターン中にたまたまスカイプをする機会があったのですが、彼の話を聞いていると業務内容はほぼ同じでした。同じ内容を英語でこなしている自分がどれほど貴重な経験をさせて頂いていると改めて感じ、モチベーションがさらに高まりました。もし帰ってきたら働かせてくれるとも言って頂き、最高な環境で最高な仲間と忘れられない経験をさせて頂きました。


インターン中苦労したことは?

最初の数週間は覚える事が大量で、ミスを重ね、電話が鳴っているけど出たくない、同僚にも迷惑をかけ、マネージャーにも怒鳴られていたので、次の日に仕事に向かいたくないと正直思っていました。しかし同僚・マネージャーが私の事を捨てる事なく教え続けてくれたので、常に後ろに付いてメモを取り、真似をし続けている内に、自分流に工夫できるようになるまで余裕が持てるようになりました。また、マネージャーに言われ続けたのは、「何か少しでも分からない・不安なことがあったらそのままにしないで、誰かに質問しろ」という事です。私たちの部署はお客様に誤った情報を与えては後に大問題に発展することがあるので、部署内ではお互い確認を取り合いながら仕事を進めていきました。一度したミスは二度としない、常に学ぼうとする姿勢が必要だと思います。

IBPプログラムでの経験は、コミュニケーション能力の向上にどのように活かされましたか?

自分の根本的な性格は変わらないのですが、行動範囲が格段に拡大した事で様々なタイプの人と会える機会が留学前より増えました。留学中も現地で働いている方などと会える機会が多くあったので、話のネタとしても多くなり、いろんな方と話が合うようになりました。

留学をふりかえり、自分自身が変わったと思うところはありますか?

自分で勝手に作っていた壁が壊れ、フラットに見れるようになりました。どの国・人種でも一緒にいて楽しい人、楽しくない人はいる訳で、あいさつや感謝する気持ちを常に持っている人は誰からも好かれ尊敬されます。また日本人はJAPAN No.1といった感覚を数多くの分野で持っているかと思いますが、決してそんなことはなく、すごいと思っていた事も実はどの国でも経験出来る事も多くあります。このままウカウカしているとすぐ足元をすくわれる、自分たちの世代がもっとしっかりしないといすぐ追い抜かれるといった危機感も持つことが出来ました。あとは外国の方達の、仕事を途中で辞め、大学に入りなおし勉強する事は何ら特別な事ではないという行動・意識などを見て、自分が決断した事なら最終的に自分で何とかしてやる!といった、良い意味での開き直りが出来るようになりました。

大学卒業直後にIBPに参加しましたが、就職活動はどのようにしましたか?

1学期目の英語の授業と2学期目の学部授業の間にある1か月弱の冬休みを利用して、日本に3週間一時帰国して就職活動を行いました。この期間に30社ほど面接を受け、4社から内定を頂きました。この経験も今回の留学を充実にしてくれるものになりました。留学前は留学中の就職活動は考えていなかったのですが、現地の大学の講堂を使ってリクナビの説明会が留学初期にあり、それに参加した事や、IBPに参加している仲間たちに刺激を受け、就職活動をしようと決意しました。

卒業直後の留学に対して不安はありましたか?

帰国後の就職活動に対する不安はもちろんありましたが、帰国後に就職出来たとしても1年間のブランクがあるので、帰国後の過ごし方によっては留学して得たことがすぐになくなってしまうのではないかと思っていました。

将来の目標やキャリアプランを教えてください。

自分の人生設計の中で20代は捨てています。この時期は、なかなか自分の思い通りに出来るだけのスキルや経験はないので、挑戦と失敗を繰り返し、30代になったら少しずつ自分のやりたいことが出来始め、また新たなステージでの壁にぶち当たってもがいていたいと思っています。具体的なキャリアとしては、現在行っている日本での営業の後に、30歳頃にマーケティングなどで本社勤務に進み、様々な国の方々と仕事ができる立場になることを考えています。

日本と現地のICCオフィスの対応について、感想を聞かせてください。

現地のオフィスの方はいろいろなことに挑戦していくことに応援してくれますし、それに対して特に干渉もありません。現地生活が長く顔も広いので、その人脈からインターンや現地のビジネスマンと会う機会などを紹介して頂いたりすることも出来ます。また東京オフィスからは就職担当の方がそれぞれの大学にいらして、IBPプログラム参加者全員と現地の大学で面談してくれます。しっかり準備して面談に挑めばとても良い結果を得ることが出来ます。私の場合は東京に一時帰国した際にお会いしたのですが、その方にお会いできなければ今回の内定獲得に繋がらなかったと思います。

IBP留学を希望している人に向けて、アドバイスをお願いします。

おそらく不安でいっぱいの方が多くいるとは思いますが、私は出発前の段階ではどんどん考えて様々な思いを溜め込むべきだと思います。不安でしょうがなく、同時に留学に行きたくてしょうがないから出発前に英語の勉強などの準備をする。そしてそれだけ複雑で、もどかしくてどうしようもない気持ちがあるから、現地に着いたときに思いっきり爆発でき、留学の成功に繋がるのだと思います。感謝の気持ちを忘れず、IBPの同期になった仲間は一生大事にして、留学を最高なものにして頂きたいと心から思います。

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