カレッジのサッカー部に所属して、リーグ総合優勝!複数の大学のサッカー部から奨学生のオファーが来た
アメリカでの経験は、クリエイティブ力が必要な現職に活きている
スカラシップ応募のきっかけを教えて下さい。
大学3年時、英語の先生がJapan Times(英字新聞)に記載されていたIBPのスカラシップの募集記事を紹介した。前々から留学に強い興味、関心をもっていたため、即、申し込んだ。とりあえず受けてみて、いずれかのスカラシップに受かったら、これは「行け!」ということだと信じて留学しようと決めた。
IBP留学で得ようと考えたのはどんなことでしたか?
英語力のブラッシュアップはもちろん、ただの語学留学では意味がないと思っていたので、現地の会社で働く経験と、ビジネス英語力、あとは海外の同じ年齢の人たちがどんなことを考えて生きているかなどをアメリカで実際に話したり、体験を通じて吸収したいと思った。
特に印象に残っている授業はありますか?
広告論。グループでテーマを決めて、それプロモーションプランをみんなで考え、構築した。
勉強以外に熱中していたことは?
IBPプログラム修了後、ビザを書き換えてさらに半年残り、カレッジのサッカー部に入って、リーグ総合優勝した。初めは、試合中になかなかボールがもらえず苦労したが、ゴールを決めたり、得点に絡むプレーを続けたり、積極的に練習後や移動中に仲間とコミュニケーションをとり、最後はレギュラーとして総合優勝することができた。オールスターメンバーにも選ばれ、複数の大学のサッカー部から奨学生としてのオファーをもらった。
現地でのステイ方法は?
ホームステイを2回変えた後、ハワイアン2人とハウスシェアした。毎日英語のシャワーを浴び、その後、夢も英語で見るようになった。ハワイアンのトモダチを大切にする姿勢や、ハワイアンスピリッツを学んだ。
インターン体験について教えてください。
コンサルティング会社のKAIZENでインターンを経験。日本の水道蛇口メーカーがアメリカ市場に進出したいということで、シアトルの現地メーカーが取り揃っているホームセンターに行って市場調査したり、マーケティングリサーチした。
インターン体験で得たものはどんなことでしたか?
アメリカ人のワークスタイルとワークライフバランスのうまさ、ものすごいポジティブシンキングさ。自分のスキルのなさを改めて実感した。インターンを通して、ビジネス英語力や英語でのコミュニケーション力はもちろん、仕事探し_応募_面接_仕事GETまでを自分ひとりでやったことで大変だったが、「やればできるんだ!」といった自信を得ることができた。休日に会社のスタッフとその家族を集めて、みんなでBBQをやったことが思い出深い。日本だとあまりこういったことはしないと思う。スタッフは定時になったらすぐに帰るのだが、仕事より家族との時間を大切にする姿勢が印象的だった。今現在、それを目指してはいるものの、仕事と家庭(プライベート)を両方バランスとりながら、充実させることは難しい。
帰国後は、広告会社に就職されたそうですが、就職活動はいつ頃からどのように行いましたか?
2002年3月に帰国してすぐ就職活動を開始。就職した広告会社では営業職で、カタログ、新聞広告、雑誌広告などの制作進行や管理業務を担当した。
転職の理由は?
会社の経営が悪化し、倒産しそうだったことと、紙媒体しか取り扱いがなく、もう少しダイナミックな大きい仕事がしたくなったから。
現在の仕事内容について教えてください。
アニメ制作会社の(株)竜の子プロダクションで、担当業務は、番組販売、新規営業企画、モバイル関連の版権営業、イベント、映画宣伝/プロモーション、商品化などを行っている。
現在の仕事に、IBPでの経験が活きていると感じることはありますか?
今の業務では英語はほとんど使わないが、アメリカでのさまざまな経験は、ちょっとやそっとのことでは物怖じしない積極的な自分を創ってくれたので、間違いなく活きていると思う。
IBPの体験は、価値観やキャリア形成にどのように影響しましたか?
柔軟な思考力。型にはまらない、世間体にとらわれないこと、失敗をおそれずチャレンジする大切さ。自己表現することの重要性。人生を楽しむこと。
今後の展望や将来の夢を教えてください。
今後の展望は、今の会社でいろいろな経験積んで、プロデューサーを目指す。将来の夢は、海の近くでレストランカフェを経営したい。地下には防音設備完備のパーティールームがあって、生ライブができるような。
IBP参加を希望している方に向けてアドバイスを。
理由などいらない。行きたい、留学して何かを学びたい、成し遂げたいといった強い気持ちがあるなら、ぜひチャレンジしてもらいたい。 人生は短く、たった1度きり。後で「あの時やっていれば」と後悔することはあっても、実際にチャレンジして自分なりのベストを尽くした後には後悔という2文字はないのだから。If you want to do anything just do it!GOOD LUCK!! 自分の可能性を信じろ!
*体験談の内容は寄稿時の情報です。