不安を打ち砕き飛び込んだ留学が、道を切り拓く
IBPプログラムを選んだ理由を教えてください。
自身のキャリアチェンジのために、留学することにしました。就職後、徐々に自身のロングキャリアについて再考するようになり、留学を決意しました。留学を決意した理由は、兼ねてより日米企業のビジネスの違いや体系化されたビジネスに関する学問に興味があり、それらを学びたいと考えたからです。特にその中でもアメリカにおけるセールス力(会話力、交渉力、プレゼンテーション力など)に興味があり、学ぶことと実際に就労経験の両方が出来るプログラムに参加したいと考え、IBPプログラムを選択しました。
留学前はどんな準備をしましたか?
留学決意後は、なるべく英語に触れる機会を増やすように心がけました。通勤中に洋楽を聴いたり、単語や文法を勉強したりといった基礎的な勉強法をしました。4つの英語スキル(リスニング、スピーキング、ライティング、リーディング)のうち、自身の苦手だと思う分野を正確に分析し、そこにアプローチをする必要があると思いました。私の場合、特にリスニングが苦手で、かつ、単語量も著しく乏しかったためそこに特に注力しました。
留学先を選択した理由を教えてください。
なるべく自然な環境に身を置き、自然な環境で学びたいと考えたためです。英語力向上のため、また、ネイティブや他国の方々といった自身と全く違う考え方を持つ人々と一緒に現地のビジネスクラスを受講したいと考えていたため、学部授業を受けることが出来るベルビューカレッジを選択しました。
コミュニケーション力向上のために努力したことは?
インプットとアウトプットの両方を行うように心がけました。映画やニュースを見、テキストを読み込むなどをすることで、内容の把握だけでなく単語力アップも心がけインプットの時間を設けるようにしていました。また、アウトプットの面では、なるべく自然な形で話す環境を作るようにしていました。ホストファミリーやクラスの方々と会話をしたり、友人を作って出かけたり、というように生活ベースで英語を話すように努めました。また、シアトルは本当に優しい素敵な方々ばかりで、バス停やバスの中、すれ違う際などにスモールトークを楽しむ人も多く、話しかけられることも常でした。初めは驚きもあったものの、最後の方は自分自身もためらいなく話しかけるようになっていました(笑)その点も、英語力の向上に少なからず寄与したと思います。
インターンシップ先について教えてください。
日米協会というノンプロフィットでインターンシップをしました。ビジネスや文化交流などにおけるネットワークを提供する組織です。主には、参加企業間のネットワーク作りを目的としたビジネスイベントなどの提供や、日本の文化の紹介と同時にアメリカの文化を紹介するプロジェクトイベントも行っていました。業務は、オフィスワークとイベント関連の業務に分かれます。オフィスワークでは、資料作成や翻訳、HP構想の作成・更新の業務を行います。イベント関連では、アップカミングイベントの内容を計画し、それに関連する関係企業や団体との交渉などを行っていました。日米企業のビジネスウェイを学ぶことが出来たのはとても大きかったです。
インターン中、苦労したことは?
仕事の進め方に迷うことは多かったですね。飛んでくる指示に対して、アプローチや交渉方法などを全て自分で考え答えを出します。そのため、どのレベル感で結果を出せばいいのか戸惑うことが多くありました。また、意見をはっきり言うことが求められるため、会議において初めは苦労しました。
退職後してIBPに参加し、その後どのように転職活動を行いまいたか。
基本的にはコンサルティング業界に的を絞って転職活動を行いました。理由としては、日本人や日本企業の、特に考え方やビジネススタイルを、インターンシップなどを通して実際に外から見る機会を持つことが出来たので、その経験を活かしたいと考えたためです。私の場合、アメリカ滞在期間の7月頃からアプライを徐々に始め、8月にはスカイプを利用し面談を行いました。
社会人としての留学に対して不安はありましたか?
不安はもちろんありました。会社を辞めるというのは大きな決断でしたし、その後転職が成功する保障も当然ながら全くありません。しかしながら、しっかり考えた上で覚悟と決意を持ち、プレッシャーを感じつつこの留学を決意したからこそ目的意識を持って行動することが出来たと思っています。私の場合、ICC大阪オフィスの方によく相談に乗ってもらっていました。様々な方々の経験を見てきたからこその意見をいただくことが出来たため、本当に感謝しています。
*体験談の内容は寄稿時の情報です。