今の目標に向かって鍛えるべきポイントを把握することができた
IBPプログラムを選んだ理由を教えてください。
将来、グローバルに働きたかった私は、学問に加え、グローバルなビジネススキルを学び、実務経験を留学する上で積みたいと考えていました。IBPの留学は大学の授業のみならず、インターンシップを通じ実践的なビジネススキルも学べる、まさに理想の形態だったため応募しました。
留学先を選択した理由を教えてください。
自分の興味分野である開発学が有名なイギリスで勉強をしたかったのと、様々なことに挑戦したい私にとってロンドンは多くの機会や出会いが集結しているので1年間の留学を通じて一番多種多様な経験を培うことができると思ったから選択しました。
留学前はどんな準備をしましたか?
自分が留学で何をしたいかなど具体的な目標の明確化。留学経験者にたくさん会ってアドバイスを聞き、留学生活に後悔がないよう気を付けました。
研修地に到着した時の街の印象はどうでしたか?
ロンドンは自分が想像した以上の何倍も国際的な都市でした。毎日街を歩いていると違う言語が飛び交うし、学校でも職場でもみんな出身国がバラバラでイギリス人に出会うほうが珍しいくらい本当に多様性が共存する都市だなと思いました。
キャンパス内の設備など、日本の大学と比べてどう違いましたか?
街の中にあることには変わりなかったけど、セキュリティがとても厳重でした。またキャンパスごとに雰囲気が全然違ったのと、本当に国際色豊かな大学でした。
英語研修はどのような内容でしたか?
毎日同じクラスメイトと一日中過ごすのでまるで高校生に戻ったような印象でした。内容は、レベル別ではなかったので、授業のレベルをどこを基準にしているのか不明で生徒も先生も大変そうでした。しかし、クラスや先生との距離は近く和気藹々としていました。
学部授業ではどんな科目を選択しましたか?
政治研究、開発学、リーダーシップ&マネージメント
特に興味を持って取り組んだ授業を教えてください。
元々イギリスで開発学の勉強をさらにしたくて留学したので、開発学の授業は一番興味深かったです。政治経済の発展と開発援助を体系的に理解することができました。セミナーは毎週様々なトピックの文献を読み、それを基にディスカッションクエスチョンが提示されるのでいいアウトプットになりました。
留学中に参加したサークルやアクティビティはありますか?
-学校のダンスソサエティ
-地域のオーケストラ 年齢国籍とわず音楽でつながりあれる
-カフェのアルバイト
課外活動から得たものは何ですか?
-学校のダンスソサエティ:1年の集大成として様々なバックグラウンドを持った仲間とメッセージ(平和とダイバーシティ)の込められた一つのダンス作品を作り発表、映像作品化したことはとてもいい経験になりました。バックグラウンドは違いながらも言語以外で表現し伝えることのインパクトも改めていいなと思いました。
地域のオーケストラ: 地域のオーケストラは大学と違って、年齢・国籍問わず様々な人とつながることのできるいい機会になりました。なかなか大学だと会えない方々にもたくさん会い仲良くなれたのはよかったです。また、みんな多様でありながら、共通の趣味をもち、音楽を楽しんでいて、コンサートに向けて頑張っていたことはすごく面白いコミュニティだなと今振り返って思います。
アルバイトできたことはイギリス留学ならではの特権だったかなと思います。バリスタとしてのコーヒーの知識はもちろん、素敵な出会いと環境に恵まれました。カフェに毎日来る常連さんや世界中から集まる観光客、働いているみんなも多種多様で、イギリス人はほとんどいない多国籍な職場でした。国籍のみならず、それぞれ個性的なバックグラウンドを持っていて、、例えばイギリス留学中に難民になってしまったイエメンの女性や、起業家の人、バリスタの傍らプロのアーティストを目指してる人、脳科学の学生など、それぞれ人生のゴールや夢が違って話をしていてとても刺激的でした。バイト中もよくみんなで談笑してて、本当に楽しくて暖かいバイト先でした。お客様に対する接し方も日本とは違って礼儀正しいといゆよりフレンドリーで日本とイギリスのサービスを比較でき面白かったです。
コミュニケーション力向上のために努力したことは?
時間は限られているので、とにかくいろんなことに挑戦し、きちんと行動にうつすことを心掛けました。自分でチャンスをつかむくらいの勢いがないとだめだなと思っているので、最初のうちは日々反省と改善の繰り返しでした。
インターンシップ先について教えてください。
事業内容は、外国企業の誘致と観光事業に分かれており、私は外国企業誘致するForeign Direct Investment SectorのAsian Pacific Teamチームに配属されました。
そこではどんな仕事を担当しましたか?
―海外でグローバル進出を考えている企業をロンドンへ誘致する
―ロンドンで新たなビジネスを始めたい外国企業のサポート(ビザやオフィス、人材募集に関する情報提供や法律事務所、税理士事務所の紹介)
―ロンドンの市場調査
―ビジネスネットワークの場を提供(イベントの開催)
インターン中、苦労したことは?
想像以上にルールというものにいい意味でも悪い意味でも縛られないな文化なので仕事に正解はなく、自分流でいいというのを理解するまで時間がかかりました。マニュアルや引継ぎ資料がないことには少し効率の悪さを感じましたが、その分、同じ役職でも人それぞれの独自性がでていておもしろかったです。
日本と現地のICCオフィスの対応について、感想を聞かせてください。
現地サポートの利恵子さんをはじめ暖かく見守ってくれる方が多く心強かったです。
就職活動で留学での体験はプラスになりましたか?
留学に来なかったら今の企業に巡り会えていなかったと思うので留学したこと自体、私のキャリアを大きく左右するものでした。
留学、インターンシップをどのようにアピールしましたか?
日本の就職活動とだいぶ異なるので、あまり参考になる回答はできませんが、インターンで得たスキルをアピールしたことと逆になぜそのインターン先の企業ではないのかなど
留学をふりかえり、自分自身が変わったと思うところはありますか?
留学に行くまでは自分の将来や夢に対して漠然としか目標を持てていませんでしたが、留学を通じ、日本人や外国の方含め様々な価値観や生き方、キャリアを歩んでいる人に出会ったことでたくさんのことを吸収できたと同時に自分自身の目標や夢に対してしっかりと向き合うことができました。また、自分が今の目標に向かって鍛えるべきポイントも把握することができました。
それは主に3つあります。
1つ目は語学+αのスキルや専門性を強化することです。日本はバイリンガルであることで優遇されることが多いですが、本当にグローバルに働きたいなら語学というツールを身につけることは当たり前で、+αのスキル、専門性が重要になってくるなと改めて痛感しました。これからキャリアを考える際に世界でも通用する+αのスキルを身につけられるよう頑張りたいと思います。
2つ目は、考える力をもっと身につけることです。今まで日本の暗記型学習に力を入れた教育で育ってきた私は、物事の本質をつかむこと、全体像をみる力が足りないなと思いました。常識にとらわれず、クリエイティブにもっと柔軟な考えができるように日頃から様々な物と深く向き合い、「なぜ」を追求する努力をしようと思いました。
3つ目は日本に戻っても常に広い視野をもち世界情勢にアンテナを張っておくことです。これだけグローバル化が進んでいても日本は社会、文化、エンターテインメントなど様々なものがガラパゴス化しています。だから国外では関心が強い話題も日本にいるとつい意識されてないことが多く、平和ぼけしているなと感じました。独自の文化でこれだけ経済的に発展できたのは先人の多大な努力だと思うのですが、日本がこれからのグローバル化の波についていくためには、グローバル化に追いつく努力をしなければならないなと思いました。
IBP留学を希望している人に向けて、アドバイスをお願いします。
新たな自分を見つけたい、何かに挑戦したいなど、理由は様々ではあっても少しでも留学したいと思っているのであれば応募してみるべきです。 あなたの人生にとってかけがえのない経験となること間違いなしです!私はふと見つけたポスターから応募し留学を通じて自分の今の内定先に巡り合うことができました。
*体験談の内容は寄稿時の情報です。