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キャリア、ビジネス、IBPがよくわかる「GLOBAL INSIGHT」
ビジネス留学情報ブログ「GLOBAL VISION」
2024年
近藤 雄介
YUSUKE KONDO
出身校:早稲田大学 社会科学部
コース:グリフィス大学
キャリア:大学生
留学期間:2023年3月~2024年2月
インターンシップ先:Verlata Consulting
就職先:株式会社みずほ銀行

自分一人でできないのなら、誰かを頼ればいい!を知れたIBP留学 

IBPプログラムを選んだ理由を教えてください。

一番の理由はキャリアにおける目標を見つけるためです。父や母からの影響で「将来はグローバルに働きたい」「日本と海外を繋ぐような仕事をしてみたい」と思っていました。ただ自分は海外に住んでいたわけでもなく、具体的にどんな仕事をしたいのかもわからないというのが正直なところでした。そんな中、インターンシップも経験するIBPプログラムに参加して改めて自分自身を知るとともに、ビジネスよりもそれ以前の段階として、自身のキャリアにおける具体的な目標を見つけたいと考えました。

留学先を選択した理由を教えてください。

全く知らない土地だったことが大きな理由です。1年留学するなら未知の環境で過ごしてみたいと思い、自分が生活している姿が全く想像できなかったオーストラリアに興味を持ちました。加えて、大学で学べる科目も魅力的でした。日本の大学で学んでいた法律や刑事司法に関する科目を履修し、制度的な面から異国を知り、日本とどう違うか比較してみたいと考えていました。

留学の目標は何でしたか?

・キャリアにおける目標を見つける。
・海外で自分はどのように理解されるのかを知る。
・海外の人々から日本はどのように捉えられているかを知る。

留学前はどんな準備をしましたか?

IELTS受験。現地で授業を受けるために一定のスコアが必要だったため受験しました。自分の得意不得意を再認識する良いきっかけになりました。他に留学のための準備というのはあまりしなかったと記憶していますが、大学1年生の頃から約2年間オンラインで英会話をしていた期間がありました。そこで英語を話すことへの抵抗が薄れていったと感じます。あとは留学準備を言い訳にせず、日本でやらなければならないことにしっかり取り組むことを意識しました。

研修地に到着した時の街の印象はどうでしたか?

とにかく自由な印象でした。ビーチ沿いだけでなくトラムの中でも裸足や水着で過ごす人を見たときは驚きました。スーツを着ているビジネスマンは留学期間通してもほとんど見かけず、東京で生まれ育ってきた自分にとっては斬新でした。ただすぐに慣れ、ゆったりした雰囲気が好きになりました。

学部授業では何を履修しましたか?理由も教えてください。

Global business
各国のビジネス形態や文化を学びたかったためです。日本のビジネスが他国の視点からどのように捉えられているのかについて知りたいという気持ちもありました。

Criminal justice
日本の大学で刑法について学んでいたことから、オーストラリアの刑事司法システムがどのようになっているのか興味があり、履修しました。

Introduction to business law
オーストラリアのビジネスを制度的な面から知りたかったというのが1つです。また、日本語でも理解するのが難しい(と感じていた)法学の授業に対して、英語でチャレンジしてみたいという思いもありました。

授業の内容、クラスの人数、国籍などわかる範囲で教えてください。

Global business
オンデマンド動画でアジア各国のビジネスについての講義を視聴し、チュートリアルで講義内容について議論しました。チュートリアルは1クラス30人程度。ヨーロッパやアジアからの留学生が半分かそれ以上を占めていました。

Criminal justice
オンラインでオーストラリアの刑事司法システム(警察、検察、裁判所等)についての講義を受け、チュートリアルで深掘りという形でした。チュートリアルは1クラス15人程度。法曹や専門職を目指す学生が多く受講していたため、ほとんどが現地の学生でした。

Introduction to business law
ビジネスに関する初歩的な法律(日本で言う民法、商法、会社法あたり)を学びました。オンデマンド講義とオンライン講義で内容を学び、ワークショップで練習問題の解説を聞くという流れでした。完全オンラインであったので受講者数は100人超。現地の学生が大半であったように思いますが、accountingに関する授業であったのでaccountantを目指す留学生も受講していたようです。

特に興味を持って取り組んだ授業とその感想を教えてください。

Introduction to business lawには、特に興味と覚悟を持って臨みました。扱う内容自体は初歩的で教授も優しい方でしたが、「英語で」学ぶ上では難解な法律用語や日本とは異なる条文の書き方などを理解する必要があり、高いハードルを感じました。そのため、一時は授業を変えることも考えました。ただこの授業で単位を取得できれば「英語を手段として学ぶことができた」と言えると思い、事前にスライドを読み込むなど工夫して取り組みました。結果、ギリギリではあったものの合格することができ、かなり自信がつきました。授業の選び方は人それぞれだと思いますが、自分の場合はチャレンジ枠を設けてよかったと思っています。


IBPのGBPはいかがでしたか?印象に残っている内容と感想を教えてください。

インターンシップ獲得に向けての準備ができたと感じます。特にCVやCLの書き方を教えていただいたことで、効率よく書類を送付することができました。大学の授業と並行してインターンシップ探しをする中で、「GBPで雛形を書いておいてよかった」と思ったことを覚えています。

留学中に参加した課外活動(サークルやアクティビティ、ミートアップ等)はありますか?

英会話練習サークル数回、ミートアップ数回、現地の吹奏楽団の練習数回。誘われたものもありますし、1人で参加したものもありました。

課外活動から得たものは何ですか?

とりあえずやってみて自分に合うか、本当にやりたいことかを理解することが大事だと感じました。日本で興味を持てなかったことをやってみても、やはり同じ結果でした。自分の場合、海外でも日本でも好き嫌いは大きく変わらない。それが理解できたことはポジティブに捉えています。
また、日本、日本人がどのように見られ認識されているか理解できたと思っています。どんな集まりやコミュニティでも「自分は日本から来た」と言うと、ほとんどの人がポジティブな反応をしてくれましたし、日本は経済が発展して優れた技術を持った国であると考えてくれていました。もちろん常にというわけではないですが、日本人というだけで第一印象からアドバンテージがあると感じました。

インターンシップ先はどのように見つけましたか?

①「現地企業のホームページやSNSなどを調査」②「自分のやりたいことに合致しそうな会社を50社ほどリストアップ」③「メールでCVやCLを送付」という手順で探しました。「自力でインターンシップを獲得したい」という想いが強く、当初は独力で進めようとしましたが上手く行きませんでした。しかし、そのタイミングで現地オフィスに相談したところ多くのヒントを得ることができ、それからは順調にインターンシップ先を探すことができました。ラッキーなことに私に興味を持ってくださる会社が見つかり、内定獲得に至りました。

インターンシップ中の具体的業務内容を教えてください。

インターンシップ先は現地のITコンサルティング企業でした。クライアントに合わせた製品のカスタマイズ、実装、アフターサービスを行っていました。日本オフィスを立ち上げたばかりの会社であったため、自分の業務は日本語関連業務が主でした。Business Development Assistant Roleというポジションを頂き、製品資料の英日翻訳、競合製品の市場調査、日本語での製品操作説明動画作成などを行いました。日本オフィスの上司のもとで働いていたため、基本オンラインのインターンシップでした。

インターンシップで得たもの、苦労したこと、そこから学べたことを教えてください。

学んだことばかりで書ききれないのですが、「国を跨いだプロジェクト」に参加できたことは貴重な経験だと感じています。インターンシップ先では各国のオフィスが絡む大きなプロジェクトが動いており、その進捗を間近で見ることができました。他国オフィスとどのように連携していくのか、フロントオフィスである私の上司がどのように顧客対応するのかなど、「グローバルなビジネス」がどのように進んでいくのかを学びました。私も「製品説明動画の日本語版作成」というタスクをもらって参加する中で、「国を跨いだ仕事に携わるキャリアも面白いかも」と感じました。ただ、自分の貢献度は微々たるものでした。やはり、このようなプロジェクトに参加する人々は皆何らかの専門性を持っていました。語学以外にもまだまだ学ぶ必要があると痛感しました。
また、「自分のモチベーションの源泉」を理解できたことも大きな学びです。インターンシップ終盤に全オフィスが参加するオンラインミーティングがあったのですが、そこで他オフィスの方から「Appreciate your work Yusuke. Lucky to have you for this period of time.」というメッセージをチャットで頂きました。直接関わった方ではないのですが、自分の担当した業務が知らないうちに彼のお役に立っていたようです。自分が「国を跨いで」「誰かの役に立った」とわかったとき、とてつもないやりがいと嬉しさを感じました。間違いなく、留学を通して最も昂りました。結果であれ過程であれ「誰かの役に立ちその実感を得る」ことが、仕事における自分のモチベーションの源泉なのだと感じた瞬間でした。


インターンシップ企業の職場環境(他従業員について等)を教えてください。

日本オフィス1人(自分の上司)、その他ブリスベン本社含め各国に4つオフィスがあり、約55人が在籍。インターンを受け入れるのは自分が初めてとのことでした。自分は日本オフィスの上司のもとでオンライン勤務しました。他のオフィスでもオンライン勤務の方が多いようでした。日本人は自分1人でした。

日本と現地のICCオフィスの対応について、感想を聞かせてください。

出発前のどんな問い合わせや質問にも迅速かつ丁寧に対応していただきましたし、現地オフィスでもそれは変わりませんでした。加えて、インターンシップ探しやインターンシップ中の相談については今後のキャリアにも繋がる多くのヒントを下さり、自分で考えて行動するきっかけを頂くことができました。コミュニケーションをとるたびに自分のことを理解していただけていると感じ、常に相談しやすい環境がありました。とても感謝しています。

これからのキャリアにIBPの経験がどうプラスになりましたか?/なりそうですか?また、就職活動ではインターンシップや課外活動などをどのようにアピールしましたか?/できそうですか?

どのような環境で働きたいのか、何をしたいのかということが少し具体的に見えてきました。「グローバルに働きたい」という気持ちが強まっただけでなく、できることなら「現地での生活を送りながら仕事をしたい」。加えてインターンシップ先のように、「異国でビジネスを行う企業の支援ができるような仕事がしたい」。そして改めて日本の良さを認識したことから、「日本・日本企業のためになるような仕事がしたい」。という実感を持つことができました。まだまだ漠然としてはいますが、キャリアにおける軸を見つけることができたように思います。
就職活動では上述のような軸を持って、その想いを果たすことのできる環境がある企業を探しました。面接でも軸やその根拠となる経験をそのまま話しました。実際に行ったこと、その過程で感じたことであるため、自分自身納得して話すことができたと思っています。

留学をふりかえり、ご自身にどのような変化がありましたか?成長したと思うところがあれば、その理由も教えてください。

目標を達成するために「上手く周囲に頼っていく」ことが大切だと考えるようになりました。きっかけはインターンシップ探しでした。1人で上手いことやりたいけどにっちもさっちも行かず、当時の自分としては「意を決して」現地オフィスに相談しました。すると段々とやるべきことが見え、最終的に内定まで辿り着くことができました。自分一人でできないのなら早く誰かを頼ればいいと、今では心の底から思っています。「上手く周囲を頼る力」=「人を巻き込む力」だと解釈しています。そう思えたことがIBP留学を通して最も大きな変化であり、成長した部分です。

留学中、一番の出会いは何ですか?

ホストファミリーや現地でできた友達、IBPの仲間、現地オフィスの方々…正直決めることはできませんが、インターンシップ先の上司に出会えたことは大きな財産だと感じています。キャリアにおいて様々な職種や業務を経験している方で、彼のもとで働くことで学ぶことがたくさんありました。また彼のキャリア観は自分にとってとても新鮮なもので、今では1つのロールモデルになっています。自分をインターンとして受け入れてくれたことへの感謝の気持ちも大きく、大切なご縁だと思っています。

留学中、苦労したことは何ですか?

「話すこと」です。ホストファミリーや友人との会話は少しずつスムーズにできるようになっていきましたが、大学の学部授業では最後まで英語力の足りなさを感じました。ちょっと難しい話題になると言葉が出てこないし、高速で話す先生やネイティブの発言を理解するのに必死でした。インターンシップ中も上司にプレゼンする際に詰まってしまい、悔しく思ったことがありました。そもそも自分は口数が多い方ではないので意識的に喋っていたつもりですが、まだまだ練習も慣れも足りないと感じています。日本でも自分から英語で発言する機会をつくっていきます。


今後の目標、ビジョンなどを教えてください。

海外でビジネスを行っている、あるいは海外進出を目指す企業に関わるチャンスがあれば、若いうちから積極的に手を挙げていきたいと思っています。ビジネスで英語を武器にするためにはまだまだ練習が必要なことは痛感したので、定期的に英語を話す環境をつくるつもりです。あとは何らかの専門性を身につけること。正直ここに関してはこれといったものを見つけられていませんが、探し出します。

IBP留学を希望している人に向けて、アドバイスをお願いします。

「郷に入れば郷に従え」。不安や不満を覚えたときは、ぜひこの言葉を思い出してみてください。その国基準で考えたら、意外とどうでもいいことだったり、笑えることだったりします。自分も随分いい加減になりました。いい加減になった分、救われたことがたくさんあります。

あとはいつもより少し頑張って、少し勇気を出して、たまに休んで、全力で楽しんでください!

アドバイスにしては抽象的な言葉ばかりで恐縮ですが、十人十色のIBP留学です。「こうするべき」「こうした方がいい」はないと思います。是非、自分の信じる道を進んでください。

そして、オリジナルのIBP留学をつくり上げてください。
一修了生として、皆さんのご活躍を願っています!

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