ニュージーランドでは、オークランド・ウェリントン・ダニーデンなど国内ほぼ全域となる18の都市と町、オーストラリアではメルボルンを中心とするビクトリア州、クイーンズランド州ブリスベン・ゴールドコースト地域、南オーストラリア州アデレードなど。カナダはブリティッシュ・コロンビア州のビクトリアやバンクーバー郊外などいくつかのエリアから選んで留学することが可能です。
いずれも留学生の受け入れに柔軟で、高校生の生活環境としても好ましい、人気の地域を派遣先としています。
日本と比較した場合、現地の高校間レベル差はほとんどないといえるでしょう。公立高校でも進学に力を入れている高校や、情操教育に長けている私立など様々なタイプの高校があります。公立、私立という違いだけではなく学校によっては芸術系の科目に力を入れている高校や、スポーツなどで有名な高校など、それぞれ特長があります。学生さんの希望やタイプにより、ご紹介する高校が異なってくるのもそのためです。
ありません。高校には留学生のための英語集中コースが併設されているため、英語力がない学生でも直接入学できるのです。また、高校に直接入学することにより英語の集中コースを含めた初年度に履修する科目が単位認定され、通常は翌年度に次の学年へと進級します。ICC生はこの方法で現地高校を無理なく無駄なく卒業しています。仮に英語学校に先に通えば、その期間が単位認定されないため、高校に入学した時点で1学年下からスタートすることにもなりかねません。
ICC生は通常高校が始まる1週間から数日前に到着するため、到着後まもなくに高校に通い始めます。登校初日は、他の留学生と一緒にオリエンテーションを受けたり、制服や教材を揃えたり、授業科目の登録確認をしたり、留学生活をはじめる準備をします。また、授業(英語集中コース)には初日または2日目から参加することになります。
学校にもよりますが、朝8時頃からホームルームが始まります。カナダの高校では途中に休み時間を挟みながら、一日四時限の授業を月〜金まで受講します。オーストラリア・ニュージーランドは科目を選択して履修するスタイルが多いため、曜日によっては途中の授業時間が空き時間になり、図書館や中庭で学習などをして過ごすこともあります。夕方は15:00過ぎになると授業が終わります。
学生さんによって、放課後や週末の過ごし方は色々です。わからない所を先生に質問に行ったり、図書館で勉強する学生さんもいれば、クラブに参加したり、帰宅途中に友達とおしゃべりをして放課後過ごす学生さんもいます。週末は映画を見に行ったり、ホストと過ごしたり。友達と約束して買い物に出かけることももちろん可能です。
仲の良い友達同士でホスト宅でお泊まり会をする学生もいます。
スポーツ系、アート系、音楽系と様々な活動が可能です。しかし、日本の学校の部活動と比べると、留学先のクラブ活動は盛んとはいえません。毎日活動するクラブは少なく、週1~2回が一般的です。さらに活動をしたい学生は、地域のスポーツチームや個人レッスンなど学外での活動にも力を入れます。
留学先では、留学生のための英語集中コースが高校内に整備されています。到着時の語学力にもよりますが、通常、最初の 3~6ヵ月の間は他国からの留学生とともに集中して英語を勉強します。ただし、その間も一日の何時間かはクラスや現地の英語に慣れるため一般授業(音楽、コンピュータ、数学、体育等)に参加することもあります。
オーストラリア・ニュージーランドの学校は制服がありますが、最終学年になれば制服を着なくてもよい学校が多いようです。購入方法は、現地到着後、それぞれの学校にて、指定の制服を担当アドバイザーと一緒に選びます。カナダの学校には制服はありません。
学校により異なりますが、中国人、韓国人、タイ人、ベトナム人などアジア系の留学生の他、ヨーロッパ(ドイツ、ロシア、イタリアなど)や南米(ブラジル、チリ)からの留学生など様々なバックグラウンドを持った留学生と一緒に学ぶ事になります。
また留学生以外でも、もともとその地域で移民として生まれ育った方達もいるため、多彩な価値観に触れながら生活することとなります。
カナダ:
9月から新年度で6月に年度末を迎えるため、7・8月が夏休みとなります。それ以外にも、年末年始のお休み(10日程度)などもあります。
オーストラリア・ニュージーランド:
2月(1月末)から新年度で12月上旬で年度が終わります。12・1月が夏休みとなります。それ以外にも、4月、7月、9月に2週間ずつの学期休みがあります。
卒業目的で留学する学生さんは、こうした長期休みを利用して一時帰国したり、留学先に残る場合には、カナダであればサマースクール、オーストラリア・ニュージーランドであれば語学学校などに通い、英語力が衰えないように意欲的に過ごしている学生さんもいます。