カナダ高校留学 ⑤留学の懸念点〜勉強編〜 2020年9月27日セミナーより 

9月27日、カナダ永住者でもある、現地アドバイザーの吉本和世氏がお話をしてくれたシリーズ⑤です。

シリーズ④はビクトリアの一寸した素晴らしさをご案内。③では、異文化理解についてです!

セミナーの前に行ったICCの卒業生の座談会から、吉本氏の担当学生さんのお話を、いくつかご紹介します。今回は〜勉強編〜です。🤓*********************************************

何人かの方が心配に思っていらっしゃると思うのですが、留学前の英語のレベル、あるいは留学して学習面でついて行けるかな、と心配されている方も多いかと思いますので、今まで御世話をした生徒さんの例をあげて、少し説明していきたいと思います。

私の今までの生徒さんの中には、中学校の時にはとても成績が悪く、進学できるか怪しい、と感じていたみたいで、留学に興味があったため、ビクトリアへの留学を決断しました。先ほどのアカデミックプログラム(ATP)ですね、こちらに参加し、4科目を取得したあと、9月から現地校に参加しました。

勉強が苦手でどうしよう、という気持ちよりは、4科目既に終わっているから大丈夫、と自分を励ましながら学校をスタートしていって、現地校の生徒よりも2倍3倍時間を費やして学習するようになりました。最初は、単語をしらべて日本語で理解してから勉強する、というスタイルでしたので、やはり勉強時間が凄いかかっていました。が、途中から、「化学で習う単語は日本語でも覚えていなかったから、なら英語でこのまま覚えてしまおう!」、と思い立ち、「勉強するのが当たり前、いつのまにか休みの日も友人と勉強するようになった。(特にビクトリアは遊びに行く場所もないし。。)」と。

気がついたら成績は全てA、学校からも優等生として何度も表彰されるようになって、中学校の時とは成績が真逆になったという生徒さんがいました。今現在もビクトリアの高校に通っています。

 

次の生徒さんの例ですが、去年卒業した男子生徒さん、この生徒さんは実は理数系がとても苦手で、1年かけて数学の授業を行ったのですが落としてしまいました。夏休みを返上してサマープログラム、1ヶ月から2ヶ月の短期間で1科目を獲る、といった夏期講習があるのですが、このサマーコースで数学11年生を1ヶ月間で取得するコースに参加。毎日毎日テストで、休み時間も殆どなくて、授業を半日を受け続けて、ぎりぎりの点数で合格。で、何度かその後も実は数学のクラスを落としてしまいどうしよう、と悩んでいたのですが、彼もアカデミックプログラム(ATP)に参加して4科目を先取りしていたので、落としたとしても他の生徒よりも(単位)取得数があったので、問題なく結局卒業ができました。このプログラム(ATP)で知り合った日本人の友人とは、学校がその後別々になってからもずっと交流があり、12年生になっても、カフェで待ち合わせをして、分からないところを質問し合う等をして、苦手な勉強を乗り越えていきました。

また、現地校のバスケ部に参加するようになってからは現地校の友人がすごく多くなって、現地校のカナダ人の友人しかいない、と言うほど、最後の方は、日本人とはあまり遊ばなくなったんですね。勉強よりは、どちらかというと会話力の方が異常に伸びてIELTSのスピーキングも、点数がとても高かったです。彼は、日本の大学に進学をしたのですが、学力と持ち前の明るさ、あと、凄く愛嬌のある生徒でしたので面接官の印象もとても良く、無事希望大学に合格することができました。

この大学というのも、有名なレベルの高い大学でしたが、彼の例からして留学は成績ではなく、留学で何を学んだか、何を身に付けたか、ということが、大学受験に多く影響した例だと思います。

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環境の変化や、周りの取り組み方を見て、自分の勉学への取り組み方も変わっていく。。。留学と共に成長と深みが益して行く姿をみれるのは、留学アドバイザーやカウンセラーの喜びでもあります!😇

勉強が全てではありませんが、"自分時間"をどう考えて、自分のキャリアを考えるきっかけにしてもらいたいですね。