【オーストラリア留学】ICC奨学生から~留学開始から6ヶ月を迎えて〜

ICC奨学生として4月からオーストラリアに留学している金川くん。6ヶ月目を迎えたということでレポートが届きました!色々な体験や金川くんなりに留学中、心がけていることについて教えてくれました。これから留学する方、検討中の方にも参考になる情報です!

気付けば渡豪してから半年が経ちました。あっという間でした!

前回、豪州の高校は日本の高校と違って選択科目制なので(English、Mathとサイエンスは必須科目)自分が興味関心のある学びを深められることを話しました。選択科目制に加え、更に日本の学校と大きく違う点は授業形式です。先生の一方的な講義形式ではなく、生徒が発表をする機会が多くプレゼン力がつきます。また、授業中に生徒が積極的に発言、質問をします。グループで取り組んだり、ディスカッションすることも多いので、主体的に考えて、意見の異なる相手と議論し合い、自分の意見や考えを伝える力を養うことができます。Innovationの授業でEntrepreneurshipを学んでいますが、チームで意見を出し合って試行錯誤しながら店舗戦略を練り、来月実際に校内出店をするので楽しみです。机上の知識で終わらせず、学びを実践する授業が多く、実体験をすることで理解を更に深めることができます。また、各授業とも少人数制なので実験や解剖を数人でできるのも魅力です。

英語力について

英語力は向上しています。渡豪したばかりの頃は、授業中集中して聞き取りをしていたので、学校から帰宅するとぐったり疲れました。でも今では日本語で会話をする時同様、そこまで集中しなくても自然に聞き取り、内容を理解できるようになりました。Englishの授業で鍛えられました。複雑な言い回しの長文を読解したり、長文ライティングでは課題小説の本文や参考論文の引用を根拠として入れ込みながら、かつ単調にならないように言い回しを工夫しながら論理的に書き上げました。次学期では論文を分析してエッセイを書き、口頭でプレゼンテーションをします。(留学生向けの英語の授業ではなく)現地生のEnglishを履修しているので大変ですが、先生を捕まえて完全に理解できるまで質問しています。どの授業も先生方は優しく、丁寧に対応してくださるので、ためらわずに質問することが重要です。話す時も言葉に詰まる事は少なくなりました。理解して覚えた単語やイディオム、文法を日々積極的にアウトプットすることで自分の身になっていると感じます。

課外活動・校外の活動について

Term3に挑戦した事の中で一番印象に残っているのは、近くの小学校で日本語を教えた事です。ホスト先と高校の中間地点にある小学校で一日、日本語の授業を担当しました。自己紹介と出身地名古屋の紹介、授業の活動内容と説明のスライドを事前に作っていきました。活動テーマは「オリジナルの漢字を作ろう」にしました。物の形をかたどってできた象形文字の成り立ちを教えたら、子ども達は面白いと感じて漢字により興味を持つのではないかと考えたからです。象形文字が出来上がる図をスライドで説明すると子どもたちは思った通り興味津々の面持ちでした。次に私が象形文字創作をして披露し、子ども達にもオリジナルの象形文字を作ってもらいました。個々のオリジナル象形文字を披露してもらい、その文字が何を意味するのかを当てるゲームをしたら盛り上がり、とても嬉しかったです。2、4、6年生を担当しましたが、どのクラスも真剣に話を聞いて積極的に取り組み、日本について沢山の質問をしてくれて日本に強い関心があることを実感しました。私が教えた小学校では第二言語が選択制で日本語は各クラス15人程いました。高校と同様、授業のある教室に移動します。日本語の教室の前には鳥居と大きな弧を描いた木の橋が架かっており、とても面白かったです。

豪州の学校ではモーニングティーといって2時間目と3時間目の間にスナックを食べる休憩時間があります。たまたま私がボランティアをした日はTermの最終日だったのとある先生の誕生日だった為、先生方は職員室向かいの大きめのホールで豪華なモーニングティーを取り、私も誘ってくださいました。カラフルな数々のお菓子や果物にミートパイなどのご飯ものまでが並び、プレートを片手に先生方と会話を楽しみました。

とても楽しい体験で、日本語授業のボランティアは継続して行う予定です。

豪州固有種に関する体験は、車で1時間程のPhillip Islandに行ったことが一番の思い出です。ホストとホストの友人所有の別荘に宿泊してフェアリーペンギンという世界最小のペンギンやコアラ、野生のワラビー、ハリモグラや固有種の子連れカモを見ました。ペンギンが上がってくる崖には、沢山のペンギンの巣が見られました。夜には2,000羽程のペンギンがビーチに上がり、海岸から1kmほど離れた巣によちよち歩いて戻っていく様子を見ることができました。ペンギン保護の為、観覧チケットを購入してスタジアムの座席のように階段状に設置された観覧席からペンギンの行進を眺めます。私は近くから眺めることができ、体調30cm程の小さなフェアリーペンギンが人間が登るにも苦労する急勾配の崖を短い脚で懸命に登って巣に戻る姿に感動しました。野生生物の逞しい生きる力を感じました。コアラのサンクチュアリにも行きました。山火事や事故で怪我をしたコアラたちが安全に過ごせる施設で、元気に回復した沢山のコアラ達を見ることができました。実はコアラは、毛皮目的で1930年代までに何百万匹も捕獲された過去があることを知りました。また、3年前の山火事では多くのコアラが怪我をして個体数を減らしています。コアラ保護に取り組むサンクチュアリの活動はとても素晴らしいと思うし、保護活動に参加したいのですが、18歳以上、もしくは小学生以下の活動ばかりでなかなか参加できる活動が見つかっていないのですが、根気よく参加できる機会を探し続けます!

今後は、英語力をもっと上達させて細かなニュアンスまで完璧に説明する力や長文を完璧に読解する力をつけていきたいと思っています。Term4も新たな事にチャレンジして充実した学校生活にします!

今回もとても興味深いレポートでしたね!レポートやディスカッションについても、現地生に負けずにしっかり自分の意見を伝える大切さを理解して実行している様子が伝わってきます。次々と自分の興味がある事にチャレンジしている様子が伝わって来て嬉しい限りです!金川君のレポートを見て、海外の高校についてもっと知りたい!と思った方は、是非一度ICCの無料個別相談をご利用ください♪