【カナダ留学】留学生の現地レポート〜卒業を控えて

カナダの高校の卒業時期はほとんどが6月。今回はICCから留学し、カナダの高校卒業をもうすぐ迎える吉井果奈さんに長い留学期間を振り返ってお話を伺いました。「現地で卒業できるの?」「長期留学って難しくない??」など、気になる方もぜひご覧ください

コロナ時期に留学を始めて…

こんにちは、私は2021年の9月からカナダのMissionと言う町に留学をしています。かれこれ留学を始めてから3年が経とうとしていますが、私の中で印象に残っている事や苦労した事をご紹介します。

私が日本の中学校を卒業したのは2020年の3月で、丁度コロナが流行り出した頃でした。もともとニュージーランドに留学予定だったのですが、コロナウイルスの影響で延期になり、1年以上家で待機して、最終的には入国規制のため渡航先をカナダに変更する事になりました。念願の留学生活は楽しい経験も沢山してきましたが、大変な事も多かったです。

卒業を控えて、改めて留学中に一番成長したと思う事は、語学力は勿論ですが、生活をしていくうちに自然に培っていった、異なる環境への対応力やコミュニケーション能力です。私は、留学開始当初は日本人とは絶対に関わらず日々を送っていました。とても人見知りのため、まず友達作りに苦戦したこともありました。1日中ずっと英語の環境で生活するのはやはり慣れるまで大変でしたが、それが刺激になって徐々に友達も出来、異文化の理解や会話力を養うきっかけになりました。

カナダの習慣、友達、価値観の違い

私が住んでいる町はとても自然豊かなエリアです。その分、交通の便が悪いからなのか、カナダの習慣がそうなのかは分かりませんが、学生同士が放課後に友達と遊びに出かけることがほとんどありません。もちろん、現地での生活が慣れてくれば学校内で現地の学生と仲良くなる機会もありますが、現地の人達だけに捉われず、他の国の留学生や日本人同士とも程よく関わる事で、悩みを打ち明けて共感しあったりしてストレス発散が出来るので、柔軟な考え方をすることが長く留学生活を続けるうえでとても大切だと学びました。

勉強面に関しては、渡航してすぐの頃は映像を見て答えるような授業を受けていても全く内容が理解できず、大変だったのを覚えています。また新しい内容を習う時、日本の先生のように丁寧に説明してくれないので、最初の頃は理解するのが大変でした。理解出来る様になるまで先生や周りの友達に自分から聞くように心がけていました。

長い留学期間を思い返せば、本当に色々な事がありましたが、なかでも一番も大変だったのは、友達が次々に母国に帰ってしまう事です。ありがたい事に私には現地の友達も日本人の友達も出来たので、とても充実した留学生活を送っています。ただ、昨年に仲の良かった友達がほとんど卒業して行き、今年に入ってからも数人の友達が帰国しまったので、寂しさを同時に感じています。

留学の良い所は色んな人達に出会える事だと思います。ただ、それと同時に別れの多さが辛いと思う人は多いと思います。様々な国や都市から集まった学力も生まれも育ちもばらばらな高校生達が、同じ国の同じ学校で出会える事はとても感慨深いです。今後それぞれ違う道に進んで行く人達と、留学で得たことや将来の事について話す機会が持てる事は、お互いの価値観の違いを学んだり、将来の選択肢を広げてくれたりするので、とても刺激的です。卒業しても、また将来どこかで再会する機会がきっとあると思うので、留学中に出会った人々との繋がりを今後も大切にしていきたいです。

留学は英語での授業や文化の違いなど大変な事も多いと思いますが、日本では出来ない事をたくさん経験する事ができます。私が一番成長したと思うのは、親元を離れた生活したことで生活面でも精神面でも自立できた事だと思います。洗濯や料理など日々の家事を自分でこなせる様になったのは勿論、自分で意思決定できるようになりました。

私にはまだ夢ややりたい事がハッキリ決まっていないために、ずっと悩んでいた時期もありました。けれども最近はただただ人の役に立てる事に将来携わりたいと思う様になりました。大学では1つの学びに囚われるのではなく、色々な学びを得たいなと思っています!

高校留学は渡航する国によって卒業時期や通学年数、必要な単位や選択科目などの条件が変わってきます。実際にカウンセラーと話しをする事で自分に合った国がしっかり見えてくるので、国は決まってないけれど近々高校留学に出たい!と考えている方は、是非一度無料個別相談や無料セミナーにお申込みください♪