【オーストラリア留学】留学生の1日密着レポート！

オーストラリアの学校は、日本の高校では学ぶことのできないバラエティー豊富な選択科目が設定されていて、時間割の設定も学校によって違いがあります。今回は現地では実際どのように学校生活を送っているのかをお伝えするため、留学生の1日密着レポートをお届けします！

＜プロフィール＞

澤田 結衣（さわだゆい）さん：オーストラリア・ビクトリア州のTemplestowe Collegeに2024年1月から留学開始。アートや音楽、理系の科目などを選択。自由なオーストラリアの校風のなかで自分のやりたいことや特技を発揮できることを楽しんでいます。

オーストラリアの学校時間割

登下校の時間は学校によって多少異なりますが、ほとんどの学校は8:45〜15:30の間に授業が行われます。日本と違い、オーストラリアでは教科の先生が各教室に移動をして授業をするのではなく、生徒が自分の選択をしている教科のクラスに移動をします。ホームルームのクラスが無い学校も多いので、学生はその日の1限目の授業のクラスルームに直接向かって授業を受けます。クラスメートは授業毎に変わるので、色々な友達と仲良くなれるのも海外の学校の魅力ですね。

各授業は50分〜70分。履修する科目数は学校によっても異なりますが、10年生（高1）・11年生（高2）は６科目、12年生（高3）は5科目＋自由学習（自習）になることが一般的です。

留学生の1日密着レポート

8:45		ホスト先を出て学校へ
8:50		友達と待ち合わせて登校。ラッキーなことに結衣さんのホスト先は徒歩圏内。緑の多い住宅街を通って歩いて学校にお行きます。
9:00		学校到着。結衣さんの通学するTemplestowe Collegeはオーストラリアでは数少ない私服の公立高校です。荷物は結衣さんの場合、バックパックに教科書やノート、パソコン、斜めがけのバックにお財布などの貴重品を入れています。学校では携帯の使用が禁止されているので、携帯の電源は学校に着いたら切るかフライトモードにしておきます。
9:10		ピアノの個人レッスンに向かいます。ビクトリア州の高校は音楽を推奨している学校も多く、楽器を選択して個人レッスンを受けられる学校が多くあります。結衣さんの場合は毎週木曜日の朝のレッスンです。他の授業中ですが、抜けて音楽のレッスンを受けます。他のみんなは授業のクラスに向かいますが、結衣さんは音楽の教室へ行きます。
9:10〜9:40		5月に演奏予定のビヨンセのLove On Topを練習開始。実際に曲を聞きながら伴奏する形で練習しています。どうしてもクラッシックの弾き方をしてしまうため、先生にもう少し柔らかいタッチや、アドリブを入れて、もっと自由に楽しんで弾くことを勧められました。最後は先生にも「Clever girl」と褒められていました。
9:40〜10:20		今日は普段より少し遅くピアノのレッスンが終わり、もう既に始まっている1時間目の授業に向かいます。1時間目は結衣さんの大好きなジュエリー・メイキングのクラスです
10:20〜11:20		着くと遅れを取り戻そうと早速自分の荷物をおきクレア先生に指示を仰ぎに話しに行きます。
		現在は粘土（クレイ）を使用しての作成です。先週の作品の問題点や、粘土の性質上接点が弱いことなどを細かく説明してくれます。今後は色々な材料を使用して、素材の仕方を理解していく学習が続きます。粘土のデザインが済むと色付けして窯にいれて焼く予定です。
		集中して作成中…綿棒を袋に入れて管理している結衣さんに「準備が素晴らしい」と先生に褒められていました。
		集中して作成中…綿棒を袋に入れて管理している結衣さんに「準備が素晴らしい」と先生に褒められていました。
10:20〜10:40		リセス1（休憩時間） 友達とおしゃべりしながら持ってきたスナックやフルーツを食べたりします。
10:40〜11:50		3時間目Music performance また音楽の教室に戻って音楽の授業です。
11:50〜12:10		2度目のリセス（休憩時間） ランチまで待てないのでこの時間にランチを食べてしまう学生も殆どです。
12:10〜13:20		3時間目はpre VCE physics（物理）です。来年の11年生から始まるVCEの前の準備クラスになります。先生の指示に従って練習問題を解いています。アカデミックな授業は殆どがパソコンを使用します。パソコンの基礎知識がないと難しいことも多くなります。自習中も先生が回ってきて、優しく丁寧に分からないところを教えてくれますので、分かる振りをしないこともとても大事です。
13:20〜14:20		やっとランチタイムです。学校によってお昼の時間はかなり異なりますが、Templestoweでは遅めの時間に設定されている曜日が多くなります。曜日によっても授業の時間が違うのもTemplestoweの特徴です。
14:20		ランチが終わって次の教室へ移動。Templestoweでは先生や学生が交代で一日6匹までのペットを予約制で連れ込む事が出来る画期的な学校です！ペットは人間のストレス緩和に良いと言われていて、セラピー犬がいる学校もあります。
14:20〜15:30		4時間目はGeneral Mathematicsです。今度予定されているテストに向けて、対策の模擬テストを解いています。席は決まっていないので皆それぞれ好きな席に座っています。One NoteやMicrosoft Teamsを使って問題を解くので、自分のパソコンを使用します。
		Templestoweには就業のベルがありません。これも学校によって違いますが、今は時計もなくなりました。時間の自己管理が必要になります。授業が終了すると、皆素早く片付けをして、あっという間に教室から出て行きます。
		ビクトリア州の学校では個人にロッカーが与えられます。使用しない携帯、教科書、などはロッカーに保管しておくことが出来ます。
15:45		帰宅時間です。学校の終了時間も学校によってかなり異なりますが、大体3時〜3時半ごろが多くなります。 学校の裏出口がホストに近いので結衣さんはこちらを利用して帰宅します。現地生は両親の車のお迎えも多く、登下校時間は学校近辺の道路が混み合うので、近場のホスト先では歩いた方が早く帰宅できます。

高校留学は渡航する国によっても卒業時期や通学年数、必要な単位や選択科目などの条件が変わってきます。実際にカウンセラーと話しをする事で自分に合った国がしっかり見えてくるので、国は決まってないけれど近々高校留学に出たい！と考えている方は、是非一度無料個別相談や無料セミナーにお申込みください♪