クライストチャーチの地震、そしてその後
こんにちは、ニュージーランドの下地です。
磯部さんのブログにあったように2月22日、私がニュージーランドで暮らしてきた15年の中で初めて、多くの犠牲者を出す地震が起きてしまいました。まだ信じられません。
地震発生時、私が暮らすオークランドでは揺れを感じることなく、人々は何も知らずに穏やかな昼下がりを過ごしていました。その頃、地震発生直後のクライストチャーチでは、電線が切断され、電話回線が混乱。電話、携帯電話ともに、全く繋がらない状態でした。オークランドオフィスへの第一報は、ティマル(クライストチャーチより車で2時間の町)在住のICCアドバイザーからの連絡でした。幸いにも、ティマルでは揺れを感じたものの被害はありませんでした。
クライストチャーチのICCアドバイザーは、被害が大きかった市内にいたため、当初はまったく連絡が取れませんでした。なんとか連絡をしようと市内から離れた自宅へ向かい、そこからやっと私たちオークランドオフィスに電話が繋がりました。その後、アドバイザー、オークランドオフィス、日本オフィスの連携プレーで皆さんの安否を確認することが出来ました。本当に本当に皆さん無事で何よりでした!
その後、他都市のICCアドバイザーから「今回大きな地震を体験されて、少し気分転換が必要な学生さんがいらっしゃればいつでもうちに泊まってください。」と温かい言葉をいただいたり、他都市の学校の先生から「学校が再開されるまでの間、ICC生をうちの学校で預かってあげることも出来るよ。」というオファーを頂いたり。。。予期しない災害に遭遇しましたが、私はしみじみとICCのネットワークに助けられたと感謝の気持ちで一杯になりました。
皆さん、本当にありがとうございました。
最後に、今回留学先で大きな地震に遭遇することになってしまったICC生の皆さんは、起こってしまった現実を受け止めて前向きに過ごしていらっしゃいます。本当に偉いと思います。私たち現地スタッフは、繊細な学生さんたちの心のケアも考えながら、皆さんを支えていきたいと思います。
[caption id="attachment_1079" align="aligncenter" width="225" caption="地震前のクライストチャーチの大聖堂"][/caption]
クライストチャーチに、そしてそこで暮らす人々の心に一日も早く復興が訪れることを心よりお祈りいたします。