オーストラリア留学を考えている方にとって、ホームステイは現地の家庭で生活しながら異文化を体験し、英語力を向上させるには絶好の機会です。
この記事では、オーストラリア留学でホームステイをするメリット、費用、探し方について詳しく解説します。
- 1. オーストラリアでのホームステイはどんな感じ?実際に高校留学経験者の声をご紹介!
- 1.1. Kさんの体験談(Brighton Secondary College へ留学)
- 1.2. Tさんの体験談(Elwood College へ留学)
- 1.3. Aさんの体験談(Palm Beach Currumbin State High School へ留学)
- 2. オーストラリア留学でホームステイするメリット
- 2.1. 英語だけの生活環境に身を置ける
- 2.2. 異文化や習慣を学べる
- 2.3. 学校以外で頼れる大人がいる
- 2.4. 食事を節約できる
- 3. ホームステイ先を探す方法
- 3.1. 留学先の学校が手配
- 3.2. 自分で探す
- 4. オーストラリアのホームステイ費用
- 4.1. 期間別のホームステイ費用の目安
- 4.2. 滞在費用
- 4.3. 空港送迎料
- 4.4. ホームステイ手配料
- 5. 初めてのホームステイで気を付けたいルール
- 5.1. 食事
- 5.2. 掃除・洗濯について
- 5.3. お風呂について
- 5.4. ドアは開けておく
- 5.5. その他
- 6. オーストラリアのホームステイでよくある質問
- 6.1. お土産は持っていくべき?
- 6.2. ホストファミリーの家族構成は?
- 6.3. 留学生は自分だけ?部屋は個室?
- 6.4. ホストファミリーと仲良くなる方法
- 6.5. 食生活が合うか不安
- 7. オーストラリアに高校留学をするならICCコンサルタンツにお任せください
- 7.1. 3,000人の高校留学をサポートしてきた確かなノウハウ
- 7.2. 安心して留学生活が送れるよう現地サポートが充実
- 7.3. 進路・進学サポート体制が充実
オーストラリアでのホームステイはどんな感じ?実際に高校留学経験者の声をご紹介!
Kさんの体験談(Brighton Secondary College へ留学)
ホームステイ先は、両親と13歳のホストシスター、他の留学生2人がいるにぎやかな家族でした。滞在先では本当の家族のようで、クリスマスや年越しを一緒に過ごしたり、オーストラリアならではのホームパーティを楽しみました。ホリデー中には旅行にも連れて行ってもらったのは良い思い出です。ホストマザーの料理は絶品で、日曜夜のバーベキューなどのスペシャルディナーが特に楽しみでした。留学後も手紙やSkypeで連絡を取り合っていて、日本での再会を楽しみにしています。
Tさんの体験談(Elwood College へ留学)
ホストファミリーはサッカーが大好きで、毎週のようにサッカーの試合に連れて行ってくれました。最初はルールもわからなかった私ですが、一緒に観戦するうちに次第にサッカーの魅力に引き込まれました。
寒い日にはココアを飲んだり、ミートパイを食べながらの試合観戦が楽しみでした。家族の一員として迎え入れてもらい、日常生活の中で多くの文化を学びました。ホストファミリーとの絆が深まり、留学生活がより豊かなものになりました。
Aさんの体験談(Palm Beach Currumbin State High School へ留学)
私は高校生の時にオーストラリアのゴールドコーストに留学し、ホームステイを経験しました。ホストファミリーはとても親切で、私を家族の一員として迎え入れてくれました。
ホスト宅では、さまざまな文化に触れる機会が多く、他の短期留学生とも交流できました。週末には友達と海に行ったり、サーフィンを楽しんだり、ホストマザーとハイキングに出かけたりしました。これらの経験を通じて、オーストラリアの豊かな自然と文化に深く触れることができました。
留学を通じて得た異文化理解と友情は、私の人生にとってかけがえのない財産となりました。
オーストラリア留学でホームステイするメリット
英語だけの生活環境に身を置ける
ホームステイは、ホストファミリーとの会話は英語でしなければならないため、日常会話レベル以上の英語力が身につきます。
学校の時間以外もネイティブな英語に触れることができるため、語学力を磨きたい学生にホームステイをオススメします。
異文化や習慣を学べる
学生寮などとは違って、ホームステイは現地の人々と生活するため、オーストラリアの文化に触れることができます。
オーストラリアには日本とは異なる習慣が多くあるため、カルチャーショックを受けることもあるでしょう。日本人留学生が驚く習慣として、以下のようなものがあります。
- 電車が時間通り来ない
- 祝日は店が閉まっている
- 制服の種類が豊富
日本の常識がオーストラリアでは通じない、ということはよくあります。この他にもさまざまな文化の違いがあるため、最初は戸惑うかもしれませんが、次第に慣れていくでしょう。
学校以外で頼れる大人がいる
知らない国での生活は不安で心細いものです。
しかし、ホームステイなら本当の家族のように頼れる安心感があります。
学校で出会った友人には相談できない悩みも、ホームステイ先の家族には安心して相談できるなんてこともあります。
食事を節約できる
ホームステイでは、滞在費用の中に食費が含まれており、平日の朝食と夕食、土日は3食分用意してくれる家庭が多いです。(食事付き、無しを選べる家庭もあります)
学生寮やシェアハウスの場合、自分で食事を用意する必要があり、栄養バランスが偏ったり外食が多くなり食費がかかってしまうケースが多いため、ホームステイは食事面でもサポート体制が行き届いていると言えるでしょう。
また、慣れない海外生活でホストファミリーと食卓を囲みながら、今日あったできごとを話し合うなどして交流も深められますし、現地の食文化も味わえる良い機会となるでしょう。
ホームステイ先を探す方法
留学先の学校が手配
私立の高校では、ホームステイ先は学校側が手配してくれるケースが大半です。
留学生が滞在先に満足できなかった場合学校の評判が落ちてしまうため、各学校ホームステイ先の選定には厳しい基準を設けています。
審査には、家庭の収入、家族構成、設備、周辺環境、教養などが含まれており、事前訪問も行われています。この厳しい基準をクリアした家庭のみが紹介先として登録されているため、学校が手配してくれるホームステイ先には安心感を持てるでしょう。
申し込みの際には、ペットの有無、アレルギーなどについては考慮してもらえるため、事前に申し出ましょう。
自分で探す
自分でホームステイ先を探すことも可能ですが、何かトラブルが起きた際にはすべて自己責任になってしまうなどリスクが大きいためオススメできません。
オーストラリアのホームステイ費用
期間別のホームステイ費用の目安
期間ごとにどの程度の費用がかかるのか、以下の表にまとめました。
1豪ドルを104円として換算しています。2024年6月現在。為替レートや物価変動の影響を受け、変わる可能性があります。
期間 | 費用の目安 |
1ヶ月 | 約13~16万円 |
3ヶ月 | 約39~47万円 |
6ヶ月 | 約78~94万円 |
1年間 | 約156~188円 |
上記の金額は滞在費用のみであり、別途空港送迎料、ホームステイ手配手数料が必要です。
滞在費用
エリアによって滞在費用は異なりますが、1週間の滞在費用の相場は約330~380豪ドル(約3万4,320円~3万9,520円)とされています。
オーストラリアの物価は年々高騰しているため、今後滞在費用は値上がりする可能性があります。
滞在費用には以下のものが含まれます。
- 食費
- 光熱費:水道、電気、ガスの使用料
- 個室使用料(原則1人部屋が多いです)
- 共用スペースや電化製品の使用料:キッチン、トイレ、浴室、洗濯機など
一方、以下のものは滞在費用に含まれませんので、別途準備が必要です。
- 交通費:交通費は実費となります。そのため、ホームステイ先から高校までの距離、交通手段は事前に調べましょう。
- 平日の昼食代:平日の昼食代は実費であるケースが大半です。昼食は友人と外食をしたり、コンビニでパンを買ったり自分で用意する必要があります。外食する際の相場は、約15〜20豪ドル(約1,600円〜2,100円)です。
- インターネット料金(Wi-Fi)・電話代:インターネットや電話は、家庭によっては契約していない可能性もあります。回線を引いている家庭でも使用ルールを設けている場合があるため、事前に確認しましょう。
- 平日の昼食代:平日の昼食代は実費であるケースが大半です。昼食は友人と外食をしたり、コンビニでパンを買ったり自分で用意する必要があります。外食する際の相場は、約15〜20豪ドル(約1,600円〜2,100円)です。
空港送迎料
空港からホームステイ先までの送迎料がかかります。送迎料は、どの空港に到着するかにもよりますが、相場は約150豪ドル(約1万6,000円)と言われています。
ホームステイ手配料
留学先の学校にホームステイ先を手配してもらう場合、手配料が必要となります。手配手数料の相場は、約200~350豪ドル(約2万1,000円~3万6,000円)です。
ホームステイ手配料が滞在費の一部に含まれている場合がありますので、事前に確認しましょう。
学校はホームステイ先を厳しく選定し、留学生の希望条件を考慮の上でステイ先を手配し、トラブルが起きた場合には相談に乗ってくれます。手数料はかかりますが、ステイ先の選定は学校にお願いするのが安心でしょう。
初めてのホームステイで気を付けたいルール
ホームステイは滞在費を払っているとはいえ、ホテルのようなお客様ではなく家族の一員として暮らしていく必要があります。
家族の一員として、各家庭ルールを確認して生活を送っていきましょう。
食事
食事のタイミングは各家庭によってルールは様々です。決まった時間に一緒に食べる場合もあれば、バラバラに食べる場合もあるため、食事の時間はあらかじめ確認しておきましょう。
また、帰宅時間が遅くなる時など、食事が不要な際には必ず事前に伝えましょう。
アレルギーや苦手な食材などがある場合、あらかじめ伝えておくようにしてください。
掃除・洗濯について
掃除・洗濯は自分ですべきかどうか確認しましょう。掃除や洗濯は、週1度まとめてホストファミリーがしてくれる家庭もあります。
自分で掃除・洗濯する場合には、掃除器具の使い方や使っても良い時間帯などを確認しましょう。
お風呂について
オーストラリアはシャワー文化です。家庭によっては、浴槽もなくシャワールームだけの場合もあります。浴槽があっても湯船につかるのではなく、浴槽の中でシャワーを浴びるために使うことがほとんどです。
オーストラリアの大陸の多くは砂漠のため、日本のように山や森でろ過された水は少なく節水意識が強いです。そのため、ホームステイ先でもシャワーは10~5分以内で済ませないといけないなどのルールを設けている家庭が多くあります。
ドアは開けておく
オーストラリアでは、使用していない部屋のドアは開けっ放しにしておくのが一般的です。ドアが閉まっていると、「使用中」または「入らないでください」という意味合いにとられます。
トイレを使用後にドアを閉めてしまうと、使用中だと思われるため、使用後は開けておきましょう。自室のドアも、着替えや就寝時以外は開けておくのが原則です。集中して勉強したい時などには、少しだけ隙間を開けておくのが良いでしょう。
その他
その他、以下の点にも注意が必要です。
- 門限の有無や外泊時のルール
- 学校までの交通手段と所要時間を事前に確認する
- スーパーや銀行、郵便局が近くにあるか確認する
稀ではありますが、ホームステイ先で盗難や金銭トラブルなどのトラブルが発生するケースがあります。話し合いによって解決できない場合には、学校や留学エージェントに相談しましょう。相談の際にはトラブルの内容を詳しく説明する必要があるため、いつ起きたのか、頻度や程度などを記録しておくと良いでしょう。
オーストラリアのホームステイでよくある質問
お土産は持っていくべき?
お土産は必須ではありません。他の国からの留学生は持参していないケースがほとんどです。とはいえ、お土産がホストファミリーとの会話のきっかけとなるなど、持参するメリットもあります。
おすすめは折り紙、日本茶、和柄の小物などです。日本人を以前にも受け入れた経験のあるホストファミリーの場合、定番の箸や民芸品はすでにもらっている可能性があります。あまり大きなものや高価なものだと困らせてしまうため、1,000円前後で買える消耗品や小物を選びましょう。
ホストファミリーの家族構成は?
家族構成は子どもがいる家庭や老夫婦など、さまざまです。少子化の日本とは異なり、子どもが4~5人いる家庭もめずらしくはありません。
オーストラリアでは18歳を過ぎた子どもは家を出るケースが多く、成人した子どもがいる家庭はあまり多くありません。また、オーストラリアは離婚率が高いため、母子家庭、父子家庭の場合もあります。
留学生は自分だけ?部屋は個室?
ホームステイ先の家庭に、複数名の留学生がいる場合もあります。
部屋は、個人で申し込んだ場合には個室を与えてもらえることがほとんどです。気になる場合には念のため、事前に確認することをおすすめします。
ホストファミリーと仲良くなる方法
ホストファミリーと仲良くなるためには、下記のようなポイントがあります。
- その家のルールを確認し、きちんと守る
- 自分から積極的に話しかける
- 家事などを積極的に手伝う
また、週末は一緒にどこかへ出かけるなどすると、より打ち解けやすくなります。買い物など、一緒に行きたい場所がある場合には、自分から誘ってみるのもおすすめです。
食生活が合うか不安
オーストラリアは移民の国なので、「日本食」のような「オーストラリア食」は存在しません。
しかし、多くの家庭では、朝食はシリアルやトースト、夕食は肉料理やジャガイモ料理など高カロリーのものが多く食卓に並びます。
味付けも濃いものが多いので、ホームステイ先で胃もたれをしそうになったら無理せずに満腹であることを伝えましょう。
また、多国の食文化を取り入れて来た国のため、大都市なら日本食を扱う店が増えてきています。日本食が恋しくなってきた場合は、日本食専門店や日本食を扱うスーパーへ行ってみると良いでしょう。
オーストラリアに高校留学をするならICCコンサルタンツにお任せください
3,000人の高校留学をサポートしてきた確かなノウハウ
ICCでは留学先の国や高校の情報を提供するだけではなく、あなた自身がどのような留学生活を送りたいか、どのように成長していきたいかをきちんと把握し、そのための最適な留学環境についてご提案できるようにしています。これは、約30年間で3,000人の高校留学をサポートしてきたからこそ、実現できるノウハウです。
安心して留学生活が送れるよう現地サポートが充実
さらに、現地にはICCの自社オフィスを設け、日本人スタッフが現地高校の状況を常にチェックしています。困ったことがあった際にはいつでも相談できるサポート体制を整えており、現地スタッフは、留学中の学生にとって心強いアドバイザーとなるでしょう。
進路・進学サポート体制が充実
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