高校でカナダ留学を検討している方には、ホームステイは現地の家庭で生活しながら異文化を体験し、英語力向上が見込めるためオススメです。
この記事では、カナダでのホームステイの魅力やメリット、費用、探し方について詳しく解説します。さらに、ICC高校留学を経験した先輩の体験談を通じて、リアルなホームステイ生活の様子を具体的に紹介します。
- 1. カナダでのホームステイはどんな感じ?高校留学経験者の体験談をご紹介
- 1.1. Oさんの体験談(Nanaimo district Secondary School へ留学)
- 1.2. Oさんの体験談(GaribaldiSecondary へ留学)
- 1.3. Hさんの体験談(Claremont Secondary School へ留学)
- 2. カナダ留学でホームステイをするメリット
- 2.1. 英語のみの生活環境で英語力が上達する
- 2.2. カナダのリアルな文化を体験できる
- 2.3. 食費や光熱費を節約できる
- 2.4. 留学中に頼れる現地の家族ができる
- 3. ホームステイ先を探す方法
- 3.1. 留学先の学校が手配
- 3.2. 自分で探す
- 4. カナダのホームステイでかかる費用
- 4.1. 期間別のホームステイ費用の目安
- 4.2. 滞在費用
- 4.3. 空港送迎料
- 4.4. ホームステイ手配料
- 5. カナダでホームステイをする注意点
- 5.1. 食事の注意点
- 5.2. お風呂の注意点
- 5.3. 掃除・洗濯の注意点
- 5.4. 就寝時間の注意点
- 5.5. インターネットの注意点
- 5.6. その他の注意点
- 6. カナダのホームステイでよくある質問
- 6.1. お土産は持っていくべき?
- 6.2. ホストファミリーの家族構成は?
- 6.3. 留学生は自分だけ?部屋は個室?
- 6.4. 食生活が合うか不安
- 6.5. 防寒対策グッズが必須
- 7. 高校でカナダ留学をするならICCコンサルタンツにお任せください
- 7.1. 一人ひとりに合わせた留学プランを提案
- 7.2. 留学中も気軽に相談できる現地サポート体制
- 7.3. 留学終了後もプロの進路指導コンサルがサポート
カナダでのホームステイはどんな感じ?高校留学経験者の体験談をご紹介
Oさんの体験談(Nanaimo district Secondary School へ留学)
私はカナダのビクトリアに留学し、ホームステイを経験しました。最初のホストファミリーとは合わず、途中で自分の意志で変更しましたが、現在のホストファミリーはカナダ人のホストファザー、マレーシア人のホストマザー、そして成人したホストブラザーがいます。彼らは映画とお喋りが大好きで、私の英語上達に大いに役立ちました。始めは生活の変化に戸惑うことがありましたが、今は限られた期間の第二の家での生活を楽しんでいます!優しいホストファミリーが大好きです!
Oさんの体験談(GaribaldiSecondary へ留学)
私はカナダのバンクーバーに留学して、子供3人を含む5人の家庭にホームステイをしています。週末には家族と一緒に映画鑑賞を楽しむ「ムービーナイト」があり、これが英語力向上にも大いに役立ちました。
また、平日は宿題やテスト勉強に集中し、休日はホストファミリーと一緒にgrandma,grandpaの家へ行ったり、教会へ行ったりお散歩へ行ったり、時々アイスホッケーの観戦をしに行ったりと、とても楽しい時間を過ごしています。
Hさんの体験談(Claremont Secondary School へ留学)
私は高校生の時にカナダのビクトリア郊外に留学し、ホームステイを経験しました。最初のホストファミリーとは合わず変更しましたが、新しいホストファミリーは大家族で、ホストマザーやホストブラザー、ホストシスター、ルームメイトと共に楽しい生活を送ることができました。
広い家で静かな環境の中、学校の友達も近くに住んでおり、週末には庭の芝刈りを手伝うこともありました。この経験を通じて、異文化の理解や自己管理能力が大きく向上しました。
カナダ留学でホームステイをするメリット
英語のみの生活環境で英語力が上達する
ホームステイでは、ホストファミリーとの会話が英語のみのため、学校の時間以外もネイティブな英語に触れることができます。学生寮やシェアハウスだと、つい日本人同士で日本語を話してしまいがちですが、ホームステイでは常に英語の環境に身を置くことができるので、語学力を磨きたいと思う学生にはピッタリです。
カナダのリアルな文化を体験できる
ホームステイはホストファミリーとの生活の中で、カナダの文化やリアルな生活習慣を体験できます。
ハロウィンやクリスマス、地域の昔ながらのイベントなど、ホストファミリーと一緒に楽しみながら、カナダの文化や習慣を学ぶことができるでしょう。
食費や光熱費を節約できる
カナダのホームステイでは、朝夕2食や土日3食が滞在費用に食費が含まれているケースがほとんどです。また、光熱費もホームステイの滞在費用に含まれています。
ルームシェアや学生寮の場合、食費や光熱費が別途かかるため、ホームステイの方が生活費を節約することができます。
留学中に頼れる現地の家族ができる
初めての海外での生活は、不安や心細さを感じてしまいます。
ホームステイでは、本当の家族のようなホストファミリーがいるため、学校の友人には話せないような悩みもホストファミリーには安心して打ち明けられるかもしれません。
ホームステイ先を探す方法
留学先の学校が手配
私立の高校では、学校がホームステイ先を手配してくれるケースが大半です。留学生が満足できる滞在先を提供できないと、学校の評判が落ちてしまうためホームステイ先の選定には厳しい基準を設けています。
学校は各家庭の家族構成、収入、設備、周辺環境、教養のレベルなどを念入りに調査し、担当者が事前訪問も行っています。この厳しい審査を通過した家庭のみが紹介先として登録されているため、学校から紹介されたホームステイ先であれば、ほぼ安心して良いでしょう。
もし、滞在中に何かトラブルが起きた場合、学校の担当者にすぐ相談できる点も安心です。アレルギーの有無やペットの有無などについては配慮してもらえるケースもあるため事前に伝えておくと良いでしょう。
自分で探す
ホームステイ先を自分で探すこともできますが、何かトラブルが起きた際には全て自分で対処しなければならないというリスクが大きいのでオススメしていません。できれば留学をサポートしてくれるエージェントに相談をして決めた方が安心です。
カナダのホームステイでかかる費用
期間別のホームステイ費用の目安
ホームステイでかかる一般的な費用の目安を、期間別に以下の表にまとめました。
1カナダドルを116円として換算しています。(2024年6月現在)為替レートや物価変動の影響を受け、変わる可能性があります。
期間 | 費用の目安 |
1ヶ月 | 約12~17万円 |
3ヶ月 | 約35~50万円 |
6ヶ月 | 約70~100万円 |
1年間 | 約120~170万円 |
上記の金額は滞在費用のみであり、別途空港送迎料、ホームステイ手配手数料が必要です。
滞在費用
ホームステイの滞在費用は、原則1週間ごとに計算します。エリアによって滞在費用は異なりますが、1週間の滞在費用の相場は約2万~3万円とされています。
滞在費用には以下のものが含まれます。
- 食費
- 光熱費:水道、電気、ガスの使用料
- 個室使用料
- 共用スペースや電化製品の使用料:キッチン、トイレ、浴室、洗濯機など
一方、以下のものは滞在費用に含まれませんので、ご注意ください。
交通費:交通費は実費となります。そのため、ホームステイ先から高校までの距離、交通手段は事前に調べましょう。
平日の昼食代:平日の昼食代は実費であるケースが大半です。昼食は友人と外食をしたり、コンビニでパンを買ったり自分で用意する必要があります。ランチで外食する際の相場は、約1,000~2,000円ほどです。日本よりも外食は1~2割高いと思っておくのが良いでしょう。
インターネット料金(Wi-Fi):インターネットは、家庭によっては契約していない可能性もあります。インターネット回線を引いている家庭でも使用ルールを設けている場合があるため、事前に確認しましょう。
空港送迎料
空港からホームステイ先までの送迎料がかかります。空港からホームステイ先までの距離や該当する地域にもよりますが、相場は2~5万円程が一般的と言われています。
また、公共交通機関を利用したら、価格を抑えることができますが、荷物が多い場合は空港送迎を依頼した方が良いでしょう。
ホームステイ手配料
ホームステイの手配を学校などに依頼する場合、手数料が必要です。ホームステイ先の地域にもよりますが、手数料の目安は約4〜8万円と言われています。
ホームステイ手配料が滞在費の一部に含まれている場合がありますので、事前に確認しましょう。
カナダでホームステイをする注意点
ホームステイでは滞在費を払っているとはいえ、ホテルのお客のように過ごせるわけではありません。家族の一員として各家庭のルールを守り、迷惑をかけないよう配慮することが重要です。
食事の注意点
カナダのホームステイでは、朝食は別々の場合もありますが、夕食は決まった時間に家族みんなで食事をする家庭が多いです。食事の時間や、夕食が不要な場合にはいつまでに伝えるべきかなど、あらかじめ確認しておきましょう。
アレルギーや苦手なものがある場合には、事前に伝えておくことが重要です。
また、留学生も食器を出す、食後の片づけをするなど家事を手伝うようにしましょう。
お風呂の注意点
カナダのバスルームは、お風呂とトイレが一緒になったユニットバスタイプが一般的です。
湯舟にお湯をためる習慣はなく、シャワーのみで済ませる事が多いです。
カナダの家庭では通常、タンクに一旦お湯をため、たまったお湯をキッチンやお風呂で利用しています。そのため1人が大量にお湯を使ってしまうと、他の人がお湯を使えなくなってしまうため、節水意識が強くシャワーは10分以内などルールを設けている家庭があります。
掃除・洗濯の注意点
掃除や洗濯は自分ですべきかどうかは初めに確認しましょう。自分で掃除をする場合は、清掃用具のルールや収納場所を事前に把握しておく必要があります。
特に洗濯は、日本では毎日洗濯する家庭が多いですが、カナダは週末に1回だけの家庭がほとんどと言われています。
土日はホームステイ先の洗濯機や近所のコインランドリーが混雑している事が多いため、自分で洗濯する場合は時間に余裕を持って行動しましょう。
就寝時間の注意点
カナダの多くの家庭では、22時~23時ごろには就寝します。
小さな子どもがいる家庭では、さらに早い可能性もあります。就寝時間を過ぎてからのテレビや電話には音量に注意するなど配慮が必要です。
インターネットの注意点
インターネットは契約していない家庭もあるため、ホームステイ先によっては使用できない可能性もあります。無線LANを契約している家庭では、使用しても良いか、別途料金の支払いが必要かなどを確認してください。ネット環境がないホームステイ先の場合には、ポケットWi-Fiを準備するケースもあります。
その他の注意点
その他、以下の点にも注意が必要です。
- 通学方法と所要時間を確認する
- 外出時はおおよその帰宅時間を伝える
- 外泊時のルールを確認する
- 友達を家に呼びたい場合は事前に相談する
- 自室に閉じこもらない
ホームステイで迷ったことや分からないことがあれば、すぐにホームステイ先の家族に何事も相談しましょう。
「英語に自信がない」「話しかけて大丈夫か不安」という心配はありますが、ホストファミリーは留学生を受け入れている時点で理解があるため、コミュニケーションをしっかりと取っていけば自然とその家庭に馴染んでいくことができるでしょう。
カナダのホームステイでよくある質問
お土産は持っていくべき?
ホームステイ先へのお土産は必須ではありませんが、持っていけばお土産の説明で会話が弾むなど、メリットもあります。
カナダのホストファミリーは、過去に何度も日本人留学生を受け入れているケースも多く、定番の箸や和風の置物などはすでにもらっている可能性もあるでしょう。おすすめは、もらっても困らないお菓子や消耗品です。特に抹茶や桜味のお菓子、おせんべいなどはカナダでも人気があります。
食品を持参する場合、ホストファミリーにアレルギーがないかを事前に確認しておくと安心できます。また、入国審査で持ち込めないものもあるため、注意しましょう。
ホストファミリーの家族構成は?
ホストファミリーの家族構成は、老夫婦や若いカップル、小さな子どもがいる家庭などさまざまです。子どもがいる場合、中高生以下の小さな子どもであるケースが大半で、成人済みの子どもがいる家庭は多くありません。
最近では母子家庭や父子家庭も増えています。また、カナダは多民族国家のため、ホストファミリーが多国籍の場合もあるでしょう。
留学生は自分だけ?部屋は個室?
カナダのホストファミリーは、複数名の留学生を受け入れているケースもあります。その場合、他の留学生と同室になる可能性もありますが、たいていは個室を与えてもらえます。
同性で年の近い子どもがいる家庭では、まれに同室のケースもありますので、抵抗がある場合には事前に伝えましょう。個室には通常、机とベッドが備え付けられており、自室の設備以外はすべてホストファミリーと共用です。
また、カナダではベースメント(地下)に複数の部屋がある家庭がめずらしくありません。与えられた個室がベースメントだった、というケースもよくありますので、驚かないようにしましょう。
食生活が合うか不安
カナダは移民国家のため、ホストファミリーの母国料理が出されるケースが多いため、食事メニューが各家庭に個性があります。
お米はタイ米を使用している家庭が多いです。タイ米は細長くパサパサ感のあるため、ふっくらとした柔らかい日本米を食べて育ってきた日本人には合わないと苦労する留学生が多くいます。
しかし、都心部では日本食レストランや日本食を取り扱うスーパーが多くあるため、日本食が恋しくなったら利用してみてはいかがでしょうか?
日本食はヘルシーな食事としてカナダでも人気があります。ホストファミリーに日本食を振る舞うと喜ばれたといった話もあります。
防寒対策グッズが必須
カナダは国土が広いため、地域によって気候は様々ですが、真冬は-20℃を下回る地域が多くあります。そのため、ダウンジャケットやヒートテックなどの防寒着は必須です。厚手の靴下や手袋、マフラーも必要でしょう。
とはいえ、日本とカナダでは気候が全く違うため、日本で買った防寒着では寒さを十分にしのげない可能性があります。かさばるダウンジャケットやコートなどは持参するのも負担となるため、現地で調達しても良いでしょう。
高校でカナダ留学をするならICCコンサルタンツにお任せください
一人ひとりに合わせた留学プランを提案
ICCは約30年間で、3,000人の高校留学をサポートしてきた確かな実績とノウハウがあります。留学先の国や高校の情報提供はもちろん、1人1人にどのような留学生活を送りたいかを伺い、最適な留学生活が送れるようサポートしています。
留学中も気軽に相談できる現地サポート体制
また、カナダ・オーストラリア・ニュージーランドの3ヶ国に自社オフィスを設け、日本人スタッフが常駐しています。何か困りごとや不安なことがあった際には、いつでも日本人スタッフに相談できるため、安心できる環境です。
留学終了後もプロの進路指導コンサルがサポート
さらに、留学後もプロの進路指導コンサルタントとキャリアコンサルタントが、国内・海外への進学はもちろん、進学以外の選択肢への挑戦もサポートしています。
ICCでは随時、無料説明会、個別相談を受け付けていますので、高校留学を検討している方はぜひ一度ご相談ください。