【高校留学】進路を考える〜次年度へ向けての準備

~ICC 進路指導室室長 工藤より~

情報学習の「情報Ⅰ」が新大学共通テストの科目として今年から新たに追加されます。これにより、留学生への影響として、総合型選抜の各大学の倍率がさらに激化していくことが予想されます。改めて留学が当たり前になり、そして日本の大学の受験においても総合型選抜の定員枠が広がっている昨今では、「大学と自分」をちゃんと知り、戦い方を知り、きちんと準備することが非常に重要です。今後、日本の大学受験は、より各大学の選抜方法を理解する、つまりはどれだけ大学リサーチをできたかどうかが留学生にとっても、合否に大きく直結するようになります。
事前準備をどれだけ早くからできているかによって、自分自身の受験を成功できるかどうか、大きく変化します。どうか、「まだ、いいや」ではなく、いまから動いてください。今から受験生になってください。

事前準備としてなにをすべきか

1. 志願理由書の作成に取りかかってください。そのための大学リサーチをはじめましょう。

志願理由書の作成においても、やはり、受験大学の学部学科での学び、特化している研究分野、その大学にしかない特徴などを知り語れる人ほど、志願理由書、面接でアピールができています。もちろん、海外留学をしているとなかなか日本の大学の入試情報が得られず、不安になることも多いと思います。しかしながら、リサーチしているかどうかは志願理由書を始めとする提出書類や面接で十分に伝わってきます。

2. 小論文の練習をしましょう!

答えが出てないテーマについて、自分なりにこうすればいいという答えを与え、それが正しいことを、理由・説明・例示などの証拠を出して証明する。見知らぬ他者へ、理解してもらうための文章が書けるよう練習を重ねましょう。小論文の書き方としては、①なにを書くべきなのか結論をはっきりさせる、②その結論(主張)に対する理由を明確にする、③予想されるであろう反論にも対応する、④その上で、自分の主張を採点官に認めてもらえるよう根拠を示す。ぜひここまでの流れを意識しましょう。

帰国生入試と総合型選抜の違いは?

総合型選抜と帰国生入試の違いは、ライバルの違いです。総合型選抜は世界各国に同じように留学している学生と日本の高校生もライバルです。帰国生入試は海外留学している学生がライバルです。したがって、入試形式は似ているものの、唯一異なるのが、英語民間資格試験です。帰国生入試はその特性上、IELTS、TOEFL、SATなど留学しているからこそ求められる英語民間資格試験とそのスコア結果になりますが、総合型選抜では、英検やケンブリッジ英検など日本でも受験可能な英語民間資格試験が対象に入っていることが多いです。IELTSやTOEFLの勉強は留学中に学校の宿題や授業と並行して必ず勧めましょう。4技能(リスニング、スピーキング、リーディング、ライティング)、単語、文法、過去問の学習をどんな時間配分でするべきなのか学習計画を立てながら、試験対策を行うことが大切です。

海外留学をしているとなかなか日本の大学の入試情報が得られず、不安になることも多いと思います。しかし、リサーチしているかどうかは志願理由書を始めとする提出書類や面接で十分に伝わってきます。受験を通して得る学びはたくさんあると思いますが、「相手をきちんと知り、戦い方を知ることは重要であること」を入試という経験で学び、これからの人生で活かしてほしいと思っております。

ICCの高校留学プログラムには進路サポートが含まれており、進路指導室のエキスパートが留学中も進路の相談や対策プログラムを提供しています。留学を決断するにあたり、将来の進路が心配…という生徒達も安心して留学生活が送れるため、親御様からも高い評価をうけているサポートのひとつです!ICCプログラムに興味を持って頂いた方は、是非一度無料個別相談や無料セミナーにお申込みください♪