ニュージーランドはクック海峡を挟む北島と南島で構成されていますが、その2つの島は「まるで別の国のよう」と表されるほど全く異なります。今日は北島と南島の違い、そしてそれぞれの人気留学先を見てみましょう!
北島と南島の景色の違い
まず、北島にはニュージーランド最大の都市オークランドや首都ウェリントンがあり、「都市景観+自然」がバランスよく融合しているのが特徴です。なだらかな丘陵地帯が広がり、その先には海水浴やサーフィンに適した砂浜が点在しています。普段は都市部で仕事や学校に通いながら、週末は自然の中でのんびりと過ごす。そんなライフスタイルが可能なのが、北島の魅力と言えるでしょう。

一方、南島には、フィヨルドランド国立公園随一の絶景であるミルフォード・サウンド、ニュージーランド最高峰で世界遺産にも登録されているマウント・クック、そして「世界一美しい星空」と称されるテカポ湖などが点在しています。
まさに「手つかずの大自然」に囲まれているのが南島の最大の特徴でしょう。ガイドブックに載っている「これぞニュージーランド!」という景色の多くは南島にあり、その美しさは息をのむほど。まさに「一生に一度は見ておきたい!」と思わせる絶景が広がっています。

北島と南島の気候の違い
北島の気候は「穏やかに四季がある」と考えるとよいでしょう。春夏秋冬がありますが、夏はそれほど暑くなく、冬もそれほど寒くありません。一年を通して過ごしやすいのが北島の特徴です。とはいえ、夏の日差しは強烈で、紫外線量は日本の約7倍とも言われています。しかし、木陰に入るとひんやりと涼しく、快適に過ごせます。室内でも、例えば「オークランドの私の自宅では真夏でもクーラーを使ったことがない」と言うと、その涼しさを想像していただけるのではないでしょうか。夏の最高気温はおおよそ25度程度です。冬も気温が極端に下がることはなく、ほとんどの地域では雪も降りません。ただし、雨が多く、晴れと雨を繰り返すのが特徴です。その合間に大きな虹がかかるのも、北島の冬ならではの風物詩ですね。

一方、南島の気候は北島よりも「はっきりとした四季がある」と言えます。夏の気温は北島より2〜3度低い程度ですが、冬は格段に冷え込みます。ニュージーランドは南半球に位置しているため、南へ行くほど寒くなるのです。例えば、南島を代表する都市クライストチャーチの冬の最高気温は約10度、最低気温は1度前後になります。北島ではほとんど見られない雪も南島ではしっかりと降るため、ウィンタースポーツが盛んです。また、南島には1年の中に四季があるのはもちろん、「1日の中に四季がある」と言われるほど天候が変わりやすい特徴があります。ただし、北島に比べると冬の降水量が少なく、比較的乾燥した気候が南島の特徴と言えるでしょう。
北島の人気留学先は?
では、北島と南島、それぞれの人気留学先はどこでしょうか?
まず、北島ではやはりニュージーランド最大都市オークランドでしょう。一番大きな街だけあって、高校や語学学校の数が多く選択肢が豊富です。アルバイトやボランティアのチャンスも広がるでしょう。最大都市と言っても車で30分も行けば大自然が広がっているのも魅力です。学校生活やクラブ活動やボランティアに精を出しながら、放課後や週末はビーチでのんびり。そんな留学生活を送りたい生徒さんにはぴったりですね!
ただ、もし「オークランドほど大都市はちょっと…」という事であれば、少し落ち着いた環境のネイピアやタウランガなどもお勧めです!のんびりとした環境で英語力を伸ばす事に集中できるでしょう。
南島の人気留学先は?
次に、南島に目を向けると、やはり大きな都市である クライストチャーチ が人気の留学先です。イギリス植民地時代の影響を受けたゴシック調の建物と、現代の文化が融合した美しい街並みが広がり、「ガーデンシティ(庭園の街)」とも呼ばれるほど緑豊かな環境が魅力です。バスなどの公共交通機関も充実しており、移動のしやすさも留学生にとって大きなメリットですね。また、クライストチャーチは少し足を伸ばせば、海や山が広がるアウトドア環境も充実しており、自然の中でのアクティビティが好きな方にはぴったりの場所です。
ただクライストチャーチは日本人留学生が多いと言われているのも事実。「できるだけ日本人が少ない環境で学びたい」という方には、クライストチャーチ近郊のティマルや、学生の街と呼ばれるダニーデンなどもおすすめです。これらの地域では、ニュージーランドらしい大自然に囲まれながら、小規模都市ならではの手厚い学校サポートを受けることができるでしょう!

如何でしたか?「まるで別の国のよう」と評されるほど違うニュージーランドの北島と南島。あなたに合うのはどちらだったでしょうか?自分にぴったりの留学先を見つけたい!という方は是非一度無料個別相談や無料セミナーにお申込みください♪