【高校留学】進路を考える〜次年度へ向けての準備

~ICC 進路指導室室長 工藤より~

今年初旬に留学中のICC生に向けて、進路相談の3者面談を実施しました。それぞれの事情が異なる中で、行きたい大学や学びたい学部が明確に決まっている人、決まっていない人、大学入試へ向けて準備ができている人、さまざまな状況が見受けられました。今回は、今後進路を考えるにあたり必要な準備についてのお話になります。

今の受験トレンドは?

現在、日本には国公立・私立を合わせて約760校の大学があります。国公立大学では機械工学や数学などの理系学部が多く、公立大学では看護学部の設置が増えています。一方、私立大学では経営学、語学、観光学などの文系学部が充実しており、特に近年は語学や国際系の学部・学科の新設が進んでいます。こうした学部は、グローバル化の進展に伴い、高校生からの進路希望が高まっている分野の一つです。

さらに、少子高齢化の影響を受け、「医療・福祉系」の学部も注目されています。医療人材の不足が深刻化する中で、医療・看護・リハビリテーションなどの分野に進学し、将来的に社会に貢献したいと考える学生が増えています。また、地域活性化に貢献できる人材を育成するため、「地域創生」や「地方行政」に関連する学部の新設も増加傾向にあります。

このように、大学進学の選択肢は年々広がっており、「どの大学に進学するか」だけでなく、「何を学び、どのように社会で活かすか」を考えることがますます重要になっています。

受験準備の大切さについて

大学受験において最も重要なのは、早めの準備です。「まだ時間がある」と思っていると、気づいたときには受験までの時間が足りなくなってしまうこともあります。特に留学中の皆さんは、日本国内にいる高校生と比べると、日本の大学受験に関する情報を得る機会が限られています。そのため、意識的に情報収集をしながら計画的に準備を進めることが大切です。

受験準備として、まず取り組むべきことは以下の3つです。

  1. 自己分析をする
    自分が何に興味があるのか、どんな分野で学びたいのかを整理しましょう。将来のキャリアも視野に入れながら、どの大学・学部が自分に合っているのかを考えることが重要です。
  2. 大学の情報を集める
    受験方式や必要な書類、出願条件など、大学ごとに異なる要件を確認しましょう。特に、帰国生入試や総合型選抜(旧AO入試)を検討している場合は、大学ごとに求められる要件が異なるため、早めのリサーチが不可欠です。
  3. 受験スケジュールを立てる
    いつまでに何を準備するのか、具体的なスケジュールを立てましょう。願書の締切日や試験日程を把握し、それに向けて逆算しながら勉強計画を立てることが大切です。

総合型選抜や帰国生入試の特徴は?

総合型選抜や帰国生入試では、一般入試とは異なり、「筆記試験の成績」だけではなく、「個人の経験や適性」が重視されます。そのため、留学経験をどのように活かしてアピールするかが大きなポイントになります。

総合型選抜・帰国生入試で成功するためのポイント

1.志望理由を明確にする

自分がその大学・学部で学びたい理由を具体的に説明できるようにしましょう。例えば、「国際関係学を学びたい」という場合、単に「興味があるから」ではなく、「留学経験を通じて異文化理解の重要性を実感し、国際問題を解決するための知識を深めたい」といった具体的な理由を述べることが大切です。

2.大学ごとの特色を理解する

同じ学部でも、大学によってカリキュラムや研究内容が異なります。大学の公式サイトやパンフレットを活用し、「その大学だからこそ学べること」を明確にしておきましょう。

3.自分の経験を活かしたアピールをする

留学中に身につけたスキルや経験を、どのように大学での学びにつなげられるかを考えましょう。例えば、「異文化環境での適応力」や「コミュニケーション能力」は、大学での学びにも大いに役立ちます。

海外留学をしているとなかなか日本の大学の入試情報が得られず、不安になることも多いと思います。しかしながら、リサーチしているかどうかは志願理由書を始めとする提出書類や面接で十分に伝わってきます。ぜひ大学受験準備において、不安な際には高校進路相談室へお問い合わせください。

ICCプログラムには、受験対策に精通した進路指導室のサポートが含まれています。留学中も明確な目標を持って生活することが、帰国後の受験成功の大きな鍵となります。「留学したいけれど、受験のことを考えると決断がつかない…」そんな方は、ぜひ一度、ICCの無料個別相談や無料セミナーにお申し込みください♪