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高校留学インタビュー「真の国際人」になるために日本語を履修 |
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顔写真 パースモダン高校 歴史の授業にて ドラマのクラスにて 放課後は先生に課題を手伝ってもらうことも ESLのクラスメートと一緒に(一番手前中央が佑紀さん) パースモダン高校は、西オーストラリアで最初に立てられた伝統ある学校です。全校で1000人の生徒が在籍していて、音楽とクラシック・バレエでは、世界に通用するプロを養成することで有名です。校舎は赤レンガでできており、講堂に美しいステンドグラスが埋め込まれています。校庭が芝生なので休憩時間は外に出ます。晴れた日に広い校庭と青い空を眺めていると、とても贅沢な気分になります。その他に、バスケットコート、テニスコート、ドラマとバレエと演劇のスタジオ、ジムなどの施設が充実しているのが自慢です。 どのような科目を取っていますか? Year12(高3)で履修している科目は、ESL、数学、ドラマ( 演劇)、歴史、コンピューター、日本語上級です。どの科目も宿題が毎日出るので大変です。そのため放課後は図書館が開放されているのでよく利用します。私の学校は生徒をサポートする体制が整っており、先生にマンツーマンで分からないところを質問したり、課題を手伝ってもらったりしています。私はあがり症なので、特にスピーチの前は必ず先生と一緒に練習しています。 特に力を入れて取り組んでいる科目は何ですか? 特に好きな科目は歴史です。短い範囲の歴史を徹底的に学び、歴史的事件がどのように起きて、それが社会に及ぼした影響などを分析します。たとえば、悪名高き白豪主義だったオーストラリアがなぜ今のような多国籍国家になったのかなどをエッセイにして出します。とにかく読んで書く科目なので、難しいですがやりがいがあります。またドラマも大好きです。グループになって劇を作ったり、劇の背景になる文化などを勉強します。自分を表現するのが大事な演劇の世界なので、自分を出す技術や度胸が鍛えられます。 進路を意識した科目選択をしていますか? 将来日本に帰って英語教育に携わる仕事がしたいので、帰国生受験対策として日本語を選択しています。授業では日本語で小論文を書いたり、日本語の文章問題を英語で答えたりします。英語漬けの毎日だと、どうしても日本語が使えなくなってしまいます。だから私はたまに意識的に日本語を使うようにしています。私は、英語と母国語を流暢に使いこなせてこそ、真の国際人・バイリンガルだと思っています。 自分なりの英語力アップの方法、秘訣などありますか? 語学は一朝一夕にはいきません。やはり毎日の努力が必要です。私はESLの先生のすすめで、現地で買った文法の本を毎日2ページやっています。先生によると英語は英語で勉強したほうが頭に入りやすく、数ある文法を授業で全て教えるのは不可能なんだそうです。ですから、自主勉強が重要なんですね。試しにやってみたところ、効果は抜群です!TOEFLでは、IBTで90点を取りました。はじめは47点でしたが、問題集と単語帳を地道にやり5回目でこの点数を取りました。語学力を伸ばす近道はないと思います。けれど、努力すれば必ず結果はついてくるはずです。 科目選択や英語力アップについて、高1、高2の後輩たちに先輩としてのアドバイスはありますか? 自分の進路や将来を考えつつ、興味のある教科を取ったらどうでしょうか。せっかくこちらに来たのですから、海外ならではの科目をやってみるのも有意義だと思います。だからと言って簡単な科目ばかりでなく、アカデミックな教科も必要です。英語もその方が伸びますから。英語に関しては、とりあえずTOEFLを受験することをお勧めします。数字で英語力が出ることにより、自分の英語力を知り、目標を持って勉強する事が可能になります。また、趣味を英語の世界でやってみるのもいいと思います。スポーツでも芸術でも何でも良いので、現地のクラブやレッスンに通うと、英語の上達も早いと思います。 最後に、これから高校留学を目指す学生さんにメッセージを。 今、たくさんの夢ややりたい事を思い描いていると思います。高校留学は、今しか出来ない非常に恵まれた機会です。この機会を生かすも生かさないもあなた次第。いつも初心を忘れないでください。また当たり前ですが、はじめからすべてうまくはいきません。しかし、コミュニケーションは言語ではなく、笑顔から始まります。笑顔で「ハロー!」と言っていれば、自然と友達はできていくものです。そして、乗り越えられない言葉の壁はないと私は思います。自分を信じ、英語と真摯に向き合っていけば必ず語学力は伸びます。頑張って下さい! 佑紀さんの科目にフィーチャー オーストラリア編 History 1年を通じて、世界史や日本史を通しで勉強する日本の「歴史」と違い、かなり狭いエリアについて掘り下げて勉強します。古代史よりむしろ20世紀の歴史や第二次世界大戦後の歴史、オーストラリア史等にスポットを当て学んでいきます。試験も年代や出来事を穴埋め式に書き込むのではなく、いくつかの出来事や時代そのものについての理解度を記述式で述べるテスト形式となっています。 〜高校留学ニューズレターVOl.44掲載〜 |
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