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高校留学インタビュー

留学生活とは“No Pain No Gain”(苦しまなければ、何も得ない)


留学期間:2005年4月〜2007年12月
留学先:Riccarton High Schoolクライストチャーチ
2005年4月よりニュージーランド、クライストチャーチにあるリカトン高校(Riccarton High School)に留学。2007年12月に卒業。卒業後は日本の大学へ進学。


ホストファミリーと一緒に


学校の友達と


異文化を越えて仲良くなる友達は特別
留学をしようと思った経緯、またニュージーランド(NZ)に決めた理由を教えて下さい。
留学する前は、アメリカにある日本の某私立大学付属高校に在籍していました。でも、日本人学校だったので、英語力を高める環境として疑問を感じていました。そこで、一念発起してNZへの留学を決めました。NZに決めた理由は、治安が良いこと、アメリカとは違う“英語”の環境に興味があったことや、他の英語圏と比較して学費が安かったことです。そして、何よりも留学生の受け入れに積極的で、世界各地から生徒が集まっている国際性に魅かれました。

実際に留学を決めて、現地に降り立った時はどのような気持ちでしたか?
アメリカの高校を辞めて留学するまでの間、一時的に学校に通っていなかったので、また元の規則正しい学校生活に戻れるか、少し不安でした。でも渡航前は、NZ英語はイギリス英語の影響が強いと聞いていたので、それに慣れるためによくBBCの衛星放送を見て耳を慣らしていました。とにかく期待が大きくて、何か大きなことが始まるのではないかというわくわくしたお祭りの前夜祭のような気持ちでした。

学校以外に何か活動(クラブ活動、習い事など)をしていますか?
現地の友人に誘われて地域のサッカークラブに所属しています。サッカー歴は3ヶ月ですが、そんな僕でも受け入れてくれるフレンドリーな仲間に感謝しています。また、今年からInternational Students Committee(留学生委員会)が校内で発足され、僕は日本人生徒代表委員を務めています。委員会の活動は、校内新聞の翻訳や学校生活に慣れない留学生のサポートが主なもので、留学生の相談に乗ったりもします。週末は、フランス人の友達とランゲージエクスチェンジをしていてお互いの言語を教え合っています。

留学してから苦労したことはありますか?
よく留学して苦労することに挙げられる、文化の違いについてはあまり苦労していません。むしろ、「こんなにも違うのか!」と興味が湧いてきて、文化の違いって面白いなと思います。苦労することと言えば、学校の授業です。特に歴史と経済学は予習と復習が欠かせないので、どうしても寝る時間が遅くなってしまったりすることが多いです。もう一つは、こちらの食生活で去年一年でかなり太ってしまったことです。今年に入ってから体を動かすようにして、放課後は走ったりジムに行ったりしています。おかげで減量に成功しました!

留学してよかったと思う瞬間を教えて下さい。
友達と英語でくだらないジョークを言い合って笑ったとき、違った文化に触れて驚きを感じたとき、また、英語が上手くなったねと言われるときですね。そして、世界各地に友達を作れたことも幸せです。それはもし日本にいたら、体験できなかったことかもしれません。僕のサウジアラビアからの友達には、将来実家の大きな石油会社を継ぐという人がいます。今後何か困ったことがあったら、僕の会社で働いてよ、なんて熱いオファーをもらいました。(笑)
 また、現地の高校は午後3時に学校が終わり、放課後の時間は余るほどあるので自分の時間がたくさん持てることが嬉しいですね。

留学を通じて学んだことは何ですか?
“異文化”を理解することです。NZは移民国家なので、これを理解しないと暮らしていけません。ここで培ったことは、僕は日本人だというアイデンティーに目覚めたこと、そして日本にいる外国人に対して親近感を感じるようになったことです。日本に一時帰国したときに困っている外国人を見ると、自分が現地で経験したことの恩返しのような気持ちで、声をかけたくなります。それは、僕がここNZで生活や勉強について悩んでいるときに周りの人達に助けてもらったことがあるからです。

これから留学をする人へアドバイスを。
正直言って、親元を離れて勉強することは経験してみないとわからない苦しさがあります。時には、ちょっとした差別や孤独感で嫌になるときもあると思います。でも、「自分自身を変えたい!」「将来、○○になる!」等の目標があれば、つらさを乗り切って何か必ず得ることができます。僕が留学で得たものは、世界中どこでもやっていける適応性です。NZでの生活は僕にそのような自信を持たせてくれました。留学生活とは“No pain No gain(苦しまなければ、何も得ない)”そのものだと実感しています。皆さんが素敵な留学生活を送れることを願っています!

ほかに、日本の学校との違いはどんなところ?
まず、クラスの人数が日本に比べて少ないですね。1クラス20人もいればちょっと多いといわれるくらい。なので、先生の話も良く聞けるし、逆に宿題をやっていないのは自分だけ、なんてことにもなります…。あとは、ダンスや写真、音楽などが授業として確立していて、それこそ「専門学校かっ!」っていうくらい専門的にできることです。ほかには、私服登校日というのがあったり、休み時間にダンボールで家を作る競技があったり…。

〜高校留学ニューズレターVOl.41掲載〜
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