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ICC国際交流委員会

体験談

朋さん誕生日に友人と

失敗してもいいじゃない。回り道も大事な経験

  • 二人の娘さん(朋さん、奏さん)がニュージーランドとオーストラリアへそれぞれ高校留学。現在姉の朋さんは豪・ブリスベンで獣医の仕事を、妹の奏さんも豪・クイーンズランド大学へ進学し勉強中。


藤井姉妹

朋さん獣医学を勉強中の頃

お子さんが留学を決心された経緯を教えてください。

上の子(姉)は幼少の頃より獣医師になりたいとの夢を持っていて、野生動物の保護に力を入れている海外で仕事をしたいと考え高校留学を決めました。
高校はNZでしたが、一年間のファンデーション・コースを経てオーストラリアの大学に進学し、現在は獣医師としてブリスベン近郊で仕事をしています。
一方下の子(妹)は姉とは違い、将来のビジョンが明確ではありませんでした。焦らずゆっくり考えていけば良い…と親子で話し合い、姉のいるブリスベン近郊の高校に留学を決めました。

(長期)留学実現に向け、準備したことなどがあれば教えてください。

娘達は私立中高一貫校に在学していましたので、高校受験がない分中学三年生の夏休みを利用し、カナダやオーストラリアのサマースクールに参加しました。

高校留学をお子さんにさせるにあたり、心配だったことはどのようなことでしたか?また、それらはどのように解決、対応されましたか?

姉の高校はニュージーランドで直行便のない田舎の小さな都市だったので、トラブル時はどうしよう…と常に考えていました。実際、スクールバスの中で「JAP!!」とリンゴを投げられ泣きながら帰宅したり、ホストファミリーと上手くいかなかったりも経験しました。その都度、親代わりであるICCの現地アドバイザーに丁寧に対応して頂きました。
妹は近くに姉が居るという安心感もあり、心配するという場面はあまりありませんでしたが、留学して間もない頃に不注意から火傷をし、短期間の学期休み中急遽帰国させた事はありました。

留学中のお子さんとは、どのように連絡を取り合っていらっしゃいましたか?

LINEが普及していない頃は専らSkypeで連絡を取っていましたが、今はLINEで家族グループを作りメッセージや通話を楽しんでいます。

お子さんを見ていて、留学を通じて成長した、あるいは変わったなと思うところを教えてください。

姉はテスト前になると焦りと不安で連絡してくることがよくありました。その都度「失敗してもいいじゃない。回り道も大事な経験だよ。一生懸命やれば大丈夫。」と話していましたが、結果希望通り獣医師になり家庭も持ち、妹の学校行事も親代わりに参加してくれるなど頼りになる存在です。
妹は元々性格的に淡々と積み重ねるタイプなので大きな変化はあまり感じませんが、高校時代色々なPrize(賞)を頂くことで少しずつ自信をつけていき、経験を通して自分は心理学を専攻したいと考えた様です。現在はクイーンズランド大学に進学し、臨床心理学と発達心理学が面白いと言っています。

ICCのサポートについてご意見ご感想を教えてください。

緊急時はもちろんですが、普段からもコミュニケーションを取って頂き、娘たちも親には言えないけれど、アドバイザーさんには話せるということもあったのではないかと思います。親以上に温かく見守って下さり、「アドバイザーさん、良い人で本当大好き」という言葉を何度も聞きました。
親としてこれ以上ない位、本当に安心してお願いすることができました。

これからお子さんを留学に送り出そうと思われている保護者の方に、アドバイス、エールなどお願いします。

15才で親元を離れ留学させるのは親として心配や不安、淋しさは尽きませんが、娘達を見ていると人との関わりや日本では出来ない様々な経験を通して心身ともにたくましく成長させてもらったな…と感じています。
若いうちはいくらでもやり直せるチャンスがあるのだから、失敗も含めて色んな経験をしてきて欲しいと心から応援しております。



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