松村 奈津代(まつむら なつよ)さん / 保護者
お子さんが留学を決心された経緯を教えてください。
高校受験を頑張り進学校に入学しましたが、進学校の常で今度は大学受験を見据えた授業がすぐに始まり、まだ大学で何をしたいかなど考えもないうちに常にテストや進学対策に追われる毎日となり、あっという間に2年生になってしまいました。そんな時自分と同じ高校生が海外留学し学んでいるという情報をインターネットで見つけ、このまますぐに3年生になり特に目的もなく大学受験をするより、自分も日本を出て海外の学校で学んでみたいと思ったようです。
(長期)留学実現に向け、準備したことなどがあれば教えて下さい。
最初は交換留学を考えていたので、8月頃ELTiSを受験するため5月頃からELTiS勉強を始めました。
あと、留学を考える2年以上前からですがNHKラジオの英語講座を4種類くらい毎日聞いていました。
海外ではあまり現金を持たないようにするため高校生でも作れるVISAデビットカードを事前に作り、カードを使ったことがなかったので日本にいるときからなるべくカードを使ったり、銀行口座を自分で管理することを教えました。
高校留学をお子さんにさせるにあたり、心配だったことはどのようなことでしたか?また、それらはどのように解決、対応されましたか?
うちにいるときは、家のことだけではなく自身の身の回りのこともほとんどしていなかったので、親元を離れて生活ができるかが一番心配でした。留学が決まってからは起こさない、片付けない、準備しないなどなるべく子供のことに手を出さないようにしていましたが、待っている方が大変でついついやってしまうので、結局不安を残したまま送り出すことになってしまいました。
留学中のお子さんとは、どのように連絡を取り合っていらっしゃいましたか?
EmailかSkypeで連絡を取っていました。基本的に子供は何か頼みたいことがあるときか困ったことがあった時しか連絡してこないので、最初は寂しかったですが、そのうち何も連絡がない方が安心でメッセージが入っていたときの方がどきどきするようになりました(笑)。
お子さんを見ていて、留学を通じて成長した、あるいは変わったなと思うところを教えてください。
初めて親元を離れ約1年海外で生活し、遅刻もせずに学校通うことができたことはとても良い経験で成長しているはずなのですが、うちでは(特に母の前では)まるで昨日の続きのようにびっくりするくらい何も変わっていませんでした。
ただ、帰国後進学先を検討した際、海外の大学を希望したので高校留学した経験が良いものであったのだと思いました。
ICCのサポートについてご意見ご感想を教えてください。
本人からあまり連絡してこなかったので、現地サポートの方からの生活面のご報告や、学校の成績レポートをいただけることで、留学中の子供の様子がわかり大変助かりました。
また、一度胃腸の調子が悪くなってしまった際に病院に付き添ってくださったり、学校の保険の手続きを教えてくださったりして大変感謝しています。
これからお子さんを留学に送り出そうと思われている保護者の方に、アドバイス、エールなどお願いします。
勉強面については、日本の学校教育はとてもレベルが高いので、標準的に勉強をしてきていれば特に理数系の教科は海外の学校の授業でも不安はないと思います。文系は教科によっては理数系より英語力が必要になる教科もあるかと思いますが、海外の学校は教科を選択できるところがほとんどかと思いますので、この教科なら単位が取れそうという後ろ向きな考えではなくまずは興味のある教科を選択して頑張ってみるということが良いのかなと思います。どうしても本人のレベルと合わなそうなら、学校の留学担当の先生や現地サポートの方がアドバイスしてくださると思うので。
生活面については、日本で生活している上での一般常識や節度があればホームステイの場合どこに行っても特に問題ないかと思います。
交友関係では、留学生の中で特に中華系の方は富裕層が多いようで、その方々はお金の使い方が日本人の標準的な感覚とは違う方もいるようです。だからといって距離を置くわけではなく、友人として留学生同士仲良くしていく中でも、経済的な面では一緒にならず各ご家庭でのルールを守っていくことが大切かと思います。
今は昔と違い、世界中どこでもwifiがあり、携帯一つあればいつでもどこでもメッセージのやり取りやインターネットで電話もできるので子供が海外留学していても何万キロも離れたところにいる感覚があまりなく、送り出す親としては不安は少なかったです。ただ、逆に手軽に連絡ができるためつい子供に頻繁に連絡しがちになるので、そこを我慢してうるさくせずに見守っていくことが親としての役目かと思いました。
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