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ICC国際交流委員会

体験談

現地校でのホストファミリー感謝パーティーの日のピザと友人と


NZから帰国する日が来ないことを願う毎日!留学生活は素晴らしい経験でした

渡邊 早百合さん

  • 留学期間:2016年4月~2017年4月
  • 留学先:Bayfield High School(ニュージーランド・ダニーデン)


はじめての留学生同士の旅行中の橋の上にて

公園にて チップスを食べていたら雀が寄ってきたので記念に一枚

オークランドでできたアルゼンチン人の友人の家へいく途中

最後のインターナショナルトリップのコテージにて

留学をしようと思ったきっかけはなんですか?

母と兄の留学経験を聞き、自身も興味を持ったからです。
母は大学にて1年間イギリスの語学学校へ通い、兄は高校1年の冬に8か月間ハワイの現地校に留学しました。自分の知らない世界を経験した2人の話を聞き、別の方の留学体験談を読むにつれて、私も学生のうち海外生活をしたいと思い、留学機関を訪ねました。

留学に向けて、英語はどんな準備をしていましたか?

塾に行くことはありませんでした。兄が留学時に持っていった英会話の本をもらいましたが、結局読み切る前に出発しました。今となってはエッセイの書き方や学校で使う用語を勉強しておくべきだったと思います。

日本の学校と比べてどんなところが違いましたか?驚いたことなどがあれば教えてください。

1日が5時間授業だったのが衝撃的でした。また朝と帰りのHRはなく、2時間目のあとに各個人に決められた「チュータークラス」というクラスに行きます。そこで出席をとり、通知表をもらいました。
また、テストの方法も驚きでした。話には聞いてはいたのですが、暗記ではなく「説明する」のです。例えばある体育の試験では、まず骨や筋肉の名前と働きについて覚えます。(第一に体育に筆記試験なんてあることも驚きでした。)そのあと、練習のペーパーテストで“バトミントンでスマッシュを打つ体の動作を説明しなさい”と問われます。そこでは順序立てて答えていきます。ある人はジャンプをする動作から説明し,またある人は腕を上げるところから書いていきます。
クラブ活動も印象的でした。季節ごとの開催されるものが違うのです。バスケットボールだったら冬、水球だったら夏、のように。

留学先の学校ではどんな科目を勉強しましたか?その中で好きだった科目、またその理由も教えてください。

在籍中は下記の科目を勉強しました。
Year11(高校1年):Economic・English ・ESOL(留学生用英語クラス)2コマ・Math・PE.
Year12(高校2年) : Accounting ・Biology・Economic ・English・History・Outdoor Education(野外活動)

Year11で好きだったのはEconomicです。経済学という名前ではありますが、堅苦しいものではありません。主に消費と生産、需要と供給のセオリーについて学びました。例えば消費者のバターの需要が上がると需要曲線が点P1からP2へ右上がりになります。供給量が変わらなければバターの価格も上がります。そうすると消費者は安いマーガリンを購入するようになり、自然にバターの需要が下がり、価格がもとに戻る、や、世間のラズベリーの需要が下がるとベリー農家はラズベリー生産をやめて肥料や育て方の似ているイチゴの生産を始める、など。当たり前だと思っていた世の中の骨組みを知ることができ、自身の「生産」「消費」「需要と供給」への見方がかわりました。私にとってこれはマネジメントに関わる仕事をしたいと思うきっかけになりました。

Year12のBiologyも楽しかったです。フィールドワークで干潟に行きました。引き潮の干潟の水に近い方から遠い方に行くにつれて観察できる生物の違いを実際に観測しました。まず1メートル四方の木枠を砂場に置きます。その中を掘り、○○カニが□匹、△貝が◇匹と記録をとっていきます。終わったら生物を元に戻して最初の場所から1メートル離れて同じことを繰り返しました。砂のなかから魚が出できたときは歓声をあげて友人に見せたことを覚えています。またあるときには魚の呼吸器の解剖を行いました。大きな魚の頭を買ってきて、はさみで切って、えらを取り出します。取り出す際にえらがついている根本あたりのギザギザで尖っていたものを握ったのも印象的でした。ゴム手袋越しでしたが普通に痛かったです。他の班の子は、目の水晶体を取り出して新聞を読んでみた、と言っていました。貴重な体験でした。

留学生活の中で印象に残っている事はなんですか?

留学生同士で学校主催の旅行に行く機会が何度かありました。その中でもミルフォードサウンドというフィヨルドを船で散策した旅行が思い出深いです。帰国から2か月くらい前の旅行でした。その時点では私も英語をある程度話せたので留学生同士話が弾みました。フィヨルドの散策では同じ船に乗っていた日本人観光客と知り合いになりました。他にも、泊まっていたコテージの近くの湖を洋服のままみんなで泳いだり、真夜中にバックヌードルを作って星を見に行ったり。スピーカーを持ち出して湖の周りを散策しました。とにかくずっと盛り上がっていた旅行でした。

ホームステイ先はどんなところでしたか?

現地では50代のキウイ女性と犬と猫と、中国人で同い年のホストシスターと過ごしました。ホストマザーを一言で表すと「おしゃべりが好きな人」です。彼女は何度も留学生を受け入れていたので慣れている様子でした。緊張していた私に対して何度も積極的に話しかけてくれました。初めは会話についていけず、マザーとシスターの会話に対して相槌を打つだけでしたが、だんだん自分からも話を始めることができるようになりました。学校からの帰り道は、「今日はどんな話をしよう」と、ネタを考えながら歩いたのもいい思い出です。

ホストマザーは度々旅行に連れて行ってくれました。ワナカ、インバカーギル、ウィントン、アカロア、クライストチャーチ、クイーンズタウン、アロータウンなど。土ボタルを見たり、南島の最南端へ行ったり。マザーの友人のお家に泊まってモザイクアートを見に行きました。なかでも一番好きな町はアカロアです。町全体が観光地でした。全体的にフランス調で、野生のイルカと触れ合えるプログラムがあることで有名です。私も参加したのですが、運悪くその日はイルカに会うことができませんでした。いつか再挑戦したいと思っています。

1つだけ辛かったことはマザーと一部の料理が合わなかったことでした。私が最も苦手とする豆がよく出たのです。はじめの頃は我慢して食べていたのですが、とうとう気分が悪くなってしまったので(豆好きな方には申し訳ありませんが)マザーに「私に豆は出してほしくない」と伝えました。マザーは朗らかに対応してくれたので大変助かりました。

彼女は虫に対しても耐性があったのでその点でも何度もお世話になりました。一度、自室に大きなハチが出たことがありました。はじめは羽音を気のせいだと思って作業を続けていたのですが、やけにはっきり聞こえたので、振り向いてみたら4センチ大の真っ黒な大きなハチが飛んでいるではありませんか。大慌てで悲鳴を上げながら部屋を出たところ、マザーが何事かと飛んできてくれました。そこで、事情を話して対処をお願いしたところ、簡単に逃がしてくれました。本当に感謝しています。

シスターには町をよく案内してもらいました。古着屋巡りが共通の趣味だったので一緒に服を買いにいきました。中国の美味しい食べ物やお菓子を教えてもらって食べたこともあります。一緒にサーフィンもしました。二人ともうまくできなくて波にのまれながら練習した思い出があります。私が帰国するときはメッセージをかいたノートとブレスレットをプレゼントしてくれました。一生の宝物です。

 また、日本の家では動物を飼っていなかったので、ステイ先の猫になついてもらえたときはとても嬉しかったです。犬はいつも外にいたのであまり触れ合えませんでした。

私のホストファミリーはとても良い方でした。知り合いにはビジネスライクだったり会話が少ないホストファミリー、赤ちゃんがいて大変だったファミリーもいたようでしたので、私はラッキーだったと思います。

学校生活で特に力を入れて取り組んでいたことなどがあれば教えてください。

Economicの授業が好きだったので、Excellentをとれるように頑張っていました。模擬テストでExcellentがとれた時には本当に嬉しかったです。

週末や休みの日はどのように過ごしましたか?

ホストファミリーと一緒に旅行に行ったり、学校の課題をしたり、現地の友達達と映画を観に行ったりショッピングに行ったりしていました。

     

お友達はできましたか?どんなお友達(国籍)やお友達になったきっかけなどあれば教えてください。

同じニュージーランドの高校にいた日本人の生徒たちとは深い交友関係を築くことができました。現地校では留学生同士仲良くなることが多かったです。ドイツ、オーストリア、ブラジル、中国、タイ、マレーシアからの友達だけではなく、キウイの友人達とすごしました。グループワークになる事が多い体育ではじめての友達ができました。一緒に海に行き、泊まりで遊んだこともありました。

夏休みはダニーデンを離れ、北島のオークランドの語学学校へ行きました。そこではタヒチ、ニューカレドニア、チリ、スペイン、ブラジル、アルゼンチン、コロンビア、韓国、ベトナムの友達と行動をしていました。ここではみんなが留学生だったので、ツアーで友人同士での旅行に行くことも多かったです。中でもコロマンデルというナルニア国物語の舞台になったビーチにいきました。きれいな海で友人たちも大興奮。海にアクセスしやすい環境だったので友人達とはよくビーチに行ってバーベキューをしました。年末年始はオークランドで過ごしました。年明けの瞬間に街でスカイタワーのカウントダウンをみるために集まって友人たちと新年を祝いました。

これから留学をしようと思っている方達に何かアドバイスがあればぜひお願いします。

海外での生活経験は必ずあなたによい影響を与えます。もし、ほんの少しでも興味があるのであれば留学することを勧めます。英語圏でなくても問題ありません。私は帰る日が来ないことを願う日々を過ごしました。不安が残るようならば留学を経験した先輩に聞くことが一番の解決になると思います。彼らはあなたと同じ不安を乗り越えましたし、自分の体験談を喜んで話してくれます。

私は持ち物について後悔したことがありました。不安になっていろいろ持って行ってしまったのです。持ち物も先輩に聞けるのであれば聞いた方がいいです。パソコンやネット環境も現地の学校や家によりけりなので実際の先輩に聞いてみてください。

奨学生として留学したことで留学中に意識していた点はありますか?あればどんな点を心がけましたか?

奨学生として特に意識していたことはないです。あえて言うなれば学校行事には参加するようにしていました。希望者向けへのクロスカントリー大会など。運動に自信があったわけではありませんので走っているときはつらかったけれども、やってよかったなと思いました。

        


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