言葉の壁を超え、世界中に友達ができました!

留学をしようと思ったきっかけを教えてください。

幼少時から高等学校入学まで英会話を習っていたからです。また、母が海外で仕事をしていた影響もあり異文化に興味を持つようになりました。

留学時代に印象に残っていることはありますか?

高校三年間の中で最も刺激的だったことはニュージーランドの伝統芸能カパ・ハカに出場した事です。カパ・ハカはニュージーランドの伝統と誇りと敬意の象徴で「ハカ」は気持ちを火のように吹き出すということを表していて、私も一人のマオリになりきることができ、その迫力と一体感に私自身も感動しました。

高校留学中の様子を教えてください。

留学生活の中で、さまざまな国の人との交流を持ち、日本とは異なる文化を知り、多様性を受け入れられるようになりたい、と思いました。留学当初は言葉の壁にぶつかり、授業で先生の話していることが理解できず、友達とのコミュニケーションも取ることができませんでした。留学先の高校には、ドイツやブラジル、中国や南アフリカなどさまざまな国からの留学生がいました。彼らは英語が堪能で私とは比べものになりませんでした。英語は私の得意教科で、それなりの自信もあったためショックは大きかったです。文化を理解する前に言葉の壁を超えなくてはいけないと感じ、毎朝登校前に30分間フィリピン人の先生とのオンライン英会話を受講しました。「英語での会話をうまくできるようになりたい。自分の考えを伝えたい」という思いから一生懸命英語を勉強しました。友達付き合いを大切にし、ラグビーを始め、学校行事にも積極的に参加しました。周りの友達の話し方を真似して練習しました。練習すればするほど、英語がうまくなり、周りの友達に近づけた気がしました。高校3年生になるころには周りの人とコミュニケーションが取れるようになり、先生の話していることが理解できるようになりました。
留学期間中、現地でさまざまな活動に積極的にチャレンジしたしました。スポーツではクロスカントリーへの出場や、卓球大会へ出場しました。
 ニュージーランドで釣りをしているときの動画を作成し日本の仲間にも伝えられるように日本語の字幕を付けてYoutubeに公開しました。英語を日本語に変換することで私の英語力の向上になったと思います。言葉が通じず、最初はニュージーランドの仲間との輪に入れずにいましたが、少しずつ英語が上達し仲間が増えていき昼休みにラグビーをしたり、海に泳ぎに行ったりもしました。ニュージーランドの友人の他、フランス、スペイン、ブラジル、南アフリカ、韓国、中国など、さまざまな国から来ている留学生とも仲良くなり、週末、一緒に自転車で山登りをしたりもしました。

高校卒業後の進路はいつ頃、どのように決めましたか?

高校1年生の年末に日本に一時帰国したタイミングで大学進学を意識し、受験する大学は高3の4月に決めました。異文化共生社会の実現につながる学問を学べる大学を選びました。

高校留学を通して変わった点や成長したことは何ですか?

物事を考える時にいろいろな視点から考えることができるようになったと思います。また、授業中に自分の考えを臆せずに発言できるようになりました。

この先の目標やゴールがあれば教えていただけますか?

海外から日本に来た人達をサポートする会社(NPO法人)を立ち上げたいです。

これから留学したいと思っている人たちへ、メッセージをお願いします。

何かをやってみたいと思ったときに、一歩踏み出し、行動することが大切だと思います。