海外でのキャリアに繋がる高校留学
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期 間:2017年1月〜2020年12月
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国:オーストラリア
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地 域:メルボルン
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高 校:Balcome Grammar School
きっかけは、中学3年生の夏休みに参加したWorld Youth Meetingでというイベントで、台本のない英語での質疑応答やディスカッションが難しいと感じ、英語力をより伸ばしたいと思ったからです。また一、緒にそのイベントに参加していた先輩も留学経験者で、具体的な留学のお話を聞き興味を持ったのも理由の一つです。
ICCで開催された高校留学フェアに参加し、実際にそこで学校の先生と直接話しをして情報を集めました。そこから学生数が多くなく、生徒一人一人へのケアが手厚そうな学校、かつ私立で勉強にも力を入れている学校を両親と相談して決めました。あとは、オーストラリアに行ったことがあったので、身近に感じたのも理由です。
幼少期にシンガポールに住んでいた経験から、英語への苦手意識はそこありませんでしたが、レベルはそこまで高くなかったと思います(英検2級レベル)。塾や公文にはいっていたため、基本的な文法などの知識はあったと思います。その他に特別に留学に向けての準備はしなかったと思います。
一年目の留学初期は、かなり大変な時期が続いたと思います。英語の勉強だけではなく、英語を使って他の科目を勉強するということが特に難しかったです。2年目は1年目に比べると、大変さはかなり軽減されていたと思います。
行事が日本の学校より多いと感じました。水泳大会や陸上大会、School Productionというミュージカルなど、様々な行事が通年開催されていました。行事に積極的に参加することで、友達をつくるきっかけになっていたと思います。あとは現地で選択できる科目数の多さも驚いた事のひとつです。
一番苦労したことは、英語を勉強するというより、英語を使ってその他の科目を勉強することです。あとは友達作りも難しかったです。特にいちばん初めの友達作りが大変でした。
英語、数学、化学、生物、音楽などを履修していました。特に数学は2種類、基本的な数学と少し内容の難しい数学を勉強しており、得意科目でした。音楽の授業ではバイオリンを専攻しており、音楽学の知識とバイオリンの演奏力、両方を伸ばすことができたので楽しかったです。その中でも化学や生物は英語力というより内容を理解しないといけなかったので、大変だった記憶があります。
高校3年生の時にSchool Productionで”Addams Family”のミュージカルをすることになり、バンドメンバーにバイオリン担当として参加したことです。半年ほどかけて準備をし、リハーサルを重ねたのを覚えています。
ホームステイ先は、お母さんと娘さん2人、息子さん1人、猫が1匹のお家でした。お母さんは学校でパーソナルアシスタントをされており、お子さんも全員同じ学校に通っていたため、毎朝全員で登校していました。高校留学で一番良かったことは、ホストファミリーと言っても過言ではないくらい良いご家族でした。シドニー出身のご家族だったので、学校の休暇時期には一緒にシドニーに行き、親戚のお家に泊まらせていただくことも何度もありました。高校を卒業した後も、しばらくはそこから大学に通っており、一人暮らしを始めた後も、月に2、3回、週末にご飯を食べに帰っていました。今でもまだ連絡をとっています。家族の一員として迎えてくださり、本当に良いご家族だったため、大変だったことはあまりありませんでした。
弦楽部の活動とバイオリンの練習に特に力を入れていました。弦楽部の規模は小さかったですが、演奏頻度が高く、集会やイベントなどで演奏していました。私は第一バイオリンとして、積極的に活動に参加していました。
学校は留学生が少なく、ほとんどが現地の生徒だったため、オーストラリア人の友達がメインでした。最初に友達になった子は、陸上大会に出場した際に「早いね!」と声をかけてもらい、そこから友達になりました。
海を渡って、全く違う環境で生活することに不安や心配がある方はたくさんいるとおもいます。ですが、留学という機会は誰もが経験できることではないです。チャンスがあれば、掴んで後悔することはきっとないと思います。私も今実際に社会人1年目をロンドンで過ごしていて、高校からの留学経験があったからこそ、今ここにいられて、自分のしたい仕事ができているということを強く感じています。高校、大学留学で経験したこと、学んだことなどが今の自分の強みにつながっているな…と日々感じているので、皆さんも機会があるのであれば、ぜひ留学して多くのことを経験してみてください。陰ながら皆さんが海外で頑張っていらっしゃるのを応援しております。