学校選びの決め手は治安が良く、ダンスができる学校
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期 間:2019年〜2021年
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国:カナダ
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地 域:デルタ
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高 校:Delta Secondary School
決断した理由は3つあります。1つ目は、カナダの能動的な授業スタイル(アクティブラーニング)が自分に合っていると思ったから。2つ目は、日本の学校生活の“みんなで一緒に”という同調圧力の窮屈さから脱出するため。3つ目は、英語力を向上させたかったからです。
日本の高校はIBに通っていたのですが、その授業が合っていて楽しかったので、同じような形で授業を受けられるところを探しました。
私は4月受け入れの学校を探していたのですが、探し始めた時が12月で出願期限にギリギリだったため、間に合うところから選びました。選択肢が少なかったのですが、その中でもダンスアカデミーがあるというところと、高校に日本人の生徒数が少ないというところで決めました。あとは治安がいいというところも決め手の一つになりました。
はい、時間もなく、そのぶん選べる学校も絞られてしまったのですが、その中から自分にあった学校を提示していただいて、納得いく選択をすることができました。
留学に向けて準備したことは、語学力の面では英語力をなるべくつけることです。留学スタート時点では英語のレベルは大体TOEIC600点くらいだったと思います。英検でいうと準一級を目指して使う参考書などで勉強していました。語彙力を増やしたり、エッセイを書く練習もしていました。カナダに行ったあとに授業中わからない単語を減らすため、科目別の専門単語をノートに書いたりもしていました。特に塾に通ったりはしていませんでした。
カナダ人はもちろん、いろいろな国の友達ができました!
元から日常会話は全然問題なくできていました。勉強面に関しては、自分の英語力の足りなさを痛感しました。日本で1年間 IB のプログラムに通っていたこともあり、数学、化学、物理などは比較的ついていけていました。生物は専門の単語も多くて難しかったです。必修で取らなければいけないEnglishの授業が特に大変でした。English 10 はサマースクールで取ったのですが、本を1日に20ページ以上読んだり、それに関するエッセイを書く必要があったのですが、日本ではあまり洋書を読んでいなかった事もあり大変でした。また、授業内では発言が求められるので、自分の意見を何パターンか考えていくのが大変でした。English は11、12とありますが、学年が上がるごとにレベルが上がるので、英語力がついたから楽になるというよりは、日々勉強して良い成績を取ったという感じです。
数学は日本でしっかり勉強していれば、現地でも問題ないかな…と思います。
卒業のために必須の授業のほかに、ギター、写真、ダンスアカデミー、creative writing、ドイツ語、social justiceなどの科目を履修しました。ダンスアカデミーは他校の子も集まる授業で、元からダンスが得意だったのですごく楽しかったです!一番多く友達ができたのもこの授業でした。
1番ためになったと思う授業はsocial justiceという授業 です。主に差別、偏見、ジェンダー問題などの社会問題について学ぶ授業で、日本では受けることのない貴重な授業だと思うのでお勧めです。この授業で得た経験は、受験する際の志望理由書や面接などで役に立ちました。
やはり友達は作りたいので、グループワークがあったときは積極的に自分から話しかけて仲良くなるような機会をつくる努力はしていました。あとは自分の興味のある科目とかで、仲良くなることも多かったです。
中国、韓国の学生もいましたが、ドイツやスイスなども比較的多かったです。
映画やショッピングに行ったり、近くの公園でピクニックをして楽しんでいました。
先生との関わり方や行事まで、日本の高校とはちがいました!
一番は学ぶスタイルです。日本では先生から生徒に一方的に伝える授業が多いですが、カナダはどの教科でもアクティブラーニングが一般的でした。ディスカッションやグループワークが多くありました。それから、わからないことがあれば自分から先生を捕まえて質問したり、テストを頑張ったけど自分の点数に納得いかなかったら、追加課題で成績が上がるように交渉したり、とか自主的に動くことが重要だと思います。
あとは選択可能な科目数がとても多く、分野も幅広く分かれているところですね。日本の学校で学ぶ主要5科目や音楽、体育などだけではなく、写真、シアター、ダンス、ウッドワーク、ギターなど、様々な科目から選択できるのが良かったです。また、社会一個とっても、歴史、現代社会、犯罪学など一種類じゃないとこも驚きました。
他には、特定のクラスがなくクラスメイトがいないとか、キャリアデザインの授業がある、カフェテリアがあるところも印象的でした。
学業はもちろんなのですが、それ以外の面だと多く友達を作ることです。1人でいる時は特に壁を作らないように気をつけて、いつも明るく自分からも話しかけることを意識していました。目標は各授業最低1人!みたいなのは作っていました(笑)。
グレード10の時はコロナだったので、残念ながらあまり行事はなかったです。最終学年の時に少し行事があったぐらいですね。印象に残ったのは、セミフォーマルというパーティーで、昼間のパーティーと結構雰囲気が違って、DJなどもあり「え、これ学校行事?」と驚きましたが、でとても楽しかったです。
はい、留学生向けのプログラムでスキーに行ったりしました。
ホームステイ先は、お子さんが2人と猫が3匹いる白人の方のご家庭でした。私は相性が良かったので、2年半同じご家庭にお世話になりました。楽しかったことは、ホストマザーが写真家だったので、お仕事に一緒について行ったり、時には手伝いをしたりして、とても楽しかったです。あとはホストファミリーがアウトドア派だったので、よくビーチに行ったり、キャンプ一緒に行ったり出来た事がとても良かったです。
何か困ったことがあった時は、どこまで伝えるべきか?と言うのは、ちゃんと考えて伝えるように意識していました。嫌だな…と思っても自己中心的にならないように気をつけるのは大切な事だと思います。2年半を通じて問題はいろいろあったけど、一度も仲が悪くなることはなかったので、話し合いと伝え方が大事だと学びました。
月に一度は会ってお昼を食べながら話をしていました。あと、日々の細かい相談とかは、LINEなどで頻繁にさせていただいていました。
一番はやはり学校の勉強についていくことです。受験は帰国を考えていたので、留学中の成績が結構大事だという話を聞いたので、いい成績を取るために睡眠時間を削って勉強していました。1日に複数の課題が重なったり、テストがあったりしたので結構大変でした。
留学は皆さんにとって素晴らしい経験になり、語学力が伸びるだけではなく、自己成長するいい機会になると思います。私を含め、周りの友人で留学を成功体験にしている人の共通点として、自分自身で行く目的や目標を明確にするというのが重要だと気づきました。それは英語力を上げる、海外の文化を体験したい、外国人の友達を作りたい、高校を卒業する、いい成績を取るでもなんでもいいです!何でも良いので、自分で留学に行く目標・目的を考えてみて欲しいです。目標があることによって、辛いことがあったとしても頑張れたりもするし、乗り越えた時の達成感が自分の自信に繋がるからです。留学中は大変なこともあると思いますが、それ以上に楽しいこともたくさんあります!自分の力で留学を意味のある最高の思い出にできるよう頑張ってください。