No.13「新生まゆげ」の巻(2002/4/17)

 イギリスに春が来て、ルンルン気分の私は、先週末まつげパーマをかけに行きました。春の気分でね、クルクルってしてみたくなったの。そうしたら、私の担当のお姉さんが、今週末でこちらでの仕事を止めて日本に帰国してしまうということで、いろいろとサービスしてくれるというの。で、「今日はただで本格的にまゆげもきれいに作ってあげるわ」って言うので、「じゃあ、おねがいしますう」って、されるがままに身を任せておりましたところ......

まゆげかなりなくなった気がする。

それでもって、すっご〜い違和感。自分の顔が、見なれない顔になってしまって、人見知りしそうです。
これはある意味、自己喪失。本当の私は、いったいどこへ行ってしまったの?

友は私の顔を見に来たいと言いましたが、私はどちらかというと人知れず生きていきたい、そんな厭世感に浸りながら、週末ずうっと鏡とにらめっこ。そして、ついにデジカメでその鏡の中の私のまゆを撮ってしまいましたあ。(そこまでしてしまう自分が怖い。けど、こんなに気になるんだったら記録しておこうって思て......)

で、発見。客観的に写真を見ると、思ったよりぜんぜん細くないね。(前が太すぎたのかな)で、たしかにすごく整ってる。何ぶんプロのお手入れですから、それはそれは美しい仕上がりです。

でもねえ、困ったことにこれが私の素顔に全然しっくりこないんだ。マスカラとアイシャドウをばっちりいれて顔を作れば、そのまゆにマッチしたそれなりの顔が出来上がるんだけど、素顔だと、なんだか整ったまゆが「まゆげ!!」ってばかりに浮き上がり、他のパーツとバランスが悪いっす。悪すぎるっす。

そんなこんなで、いつもは化粧っ毛のほとんどない私なのに、素顔に自信の持てなくなった現在、近所のスーパーに行くにも厚化粧をしなければいけないはめに......ああ、女の人生って、いろいろ大変!面倒くさすぎるうっ!!

春なのに......まつげクルクルの春なのに......今いち心浮き立たない最近のまめ子なのでございます。ふう......春なのに、春なのに、ため息また一つ。(そういう歌あったよね。懐かしいなあ、柏原よしえ)

それにしても、37才になる今の今まで、まゆのお手入れ一つしたことないって事実の方が、周囲の日本人の心を揺るがしているような気もするなあ......イギリス人はまゆの手入れしない人も多いから別段驚かないけど......

ということで、もともと超自然児のまめ子@London
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