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留学前に勤めていた会社では、どんなお仕事を? |
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A:通信機器などを扱う企業で、海外にある支社との窓口を担う部署にいました。具体的には、海外支社に製造した機械の評価を依頼して、あがってきた評価レポートを翻訳したりしました。ですので、留学前から仕事で英語には常に接していました。 |
Q: |
留学を考えるようになったのはどれくらい前からですか? |
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A:大学生の時からです。いろいろな奨学金に応募したのですがどれもダメで、仕事をしてお金をためてから留学しようと考えました。就職しても英語から離れたくなくて、その職場を選んだんです。仕事をしている時でも「もっと英語ができれば、うまく仕事がまわせるのに」という思いが常にあって、だからあきらめずに留学できたんだと思います。 |
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A:留学の1年くらい前だったと思います。留学方法を模索していた時に、留学雑誌か何かでIBPを知り「これなら今までしてきた仕事の経験も生かせるし、プログラム修了後のキャリアにつながる」と思いました。せっかく仕事の経験があるのだから、ただ語学を学ぶだけではおもしろくないですからね。大学2年生の時に夏休みを利用した短期語学留学でシアトルに滞在したことがあって、またシアトルで生活したいと思っていたので、迷わずBCCを選択しました。 |
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A:まわりの日本人留学生はほとんどの人がビジネス専攻で、マーケティングなどの授業を選択していましたが、私はビジネスにはあまり興味がなく、アメリカの文化と歴史などの授業をとりました。西部劇の映画を題材にして、アメリカに移民がたどり着いてから近代までにどういった歴史を辿ったのかとか、ネイティプアメリカンの文化などについて掘り下げる授業で、とても面白かったです。 |
Q: |
インターンシップはどうやって探したのですか? |
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A:リサーチからインタビューのセットアップまで、全部自分でやりました。プログラムの中に「インターンシップ・プレパレーション」という授業があって、リサーチ方法や効果的な履歴書の書き方、アポイントを取ってからインタビューに至るまでの流れなどを学び、その後、全部自分で実践するんです。私は、翻訳会社か翻訳業務のある企業を探し、シアトルにある翻訳エージェントで3カ月のインターンを体験しました。クライアントと翻訳者の間に入ってコーディネートをするという流れが、日本で働いていた時の仕事の流れと似ていたので、すぐに慣れて仕事を任せてもらえるようになりました。 |
Q: |
IBP修了後に、現地に残って就職をされたそうですね? |
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A:はい。留学当初は1年後に帰国して、日本で翻訳学校に通うつもりでした。でも、BCCに翻訳のサーティフィケートプログラムがあるのを知って、このまま勉強を続けたいと思いました。そのためには、生活費を稼ぐ必要があり、ビザのことを調べたら、J-1というビザなら最長1年半給料をもらってインターンシップができることがわかり、インターン先のボスに「J-1ビザを取得してここに残りたい」と申し出たんです。 |
Q: |
翻訳のサーティフィケートプログラムが修了したところで帰国したんですか? |
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A:いいえ。まだプログラムは継続中です。授業はすべて終わらせて、今はプラクティカムの最中。実際に仕事と関連する翻訳のレポートを提出して、OKが出ればサーティフィケートがもらえるのですが、それも期日が決まっているわけではないので、自分の納得のいくレポートができるまで時間をかけてやろうと思っています。 |
Q: |
IBP修了後、現地に残って勉強を続けてよかったと思いますか? |
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A:そうですね。BCCの翻訳プログラムに参加したことで、翻訳のスキルだけでなく、翻訳者のネットワークを築くことができました。帰国してからもメールで仕事の依頼が来ることもあるんですよ。11月にシアトルへ行って来たんですが、目的はアメリカン・トランスレーターズ・アソシエーション(ATA)のカンファレンスの出席。私はATAのメンバーなんですが、カンファレンスでは分野別や言語別のセミナーやワークショップがたくさんあって、とても勉強になりました。インターン先の会社の人たちや、メールでしかやりとりしたことがなかった翻訳者の人たち、BCCの同級生とも会えたりして有意義な時間が過ごせました。 |
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