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A:今はアメリカのミネソタ州の4年生大学で勉強しています。大学のロケーションはとても田舎で、ミネアポリスなどの大きい都市から1時間半から2時間かかります。冬はとても寒く、最高気温がマイナスなことも多々ありますが、夏は暑くなります。自然が多く、鹿やリスを道ばたで普通に見ることもあります。大学には全部で2万人ほどの生徒がいて、そのうち留学生は600人くらい。主にアジア(特にサウスアジア)からの留学生が多いことが特徴です。各国の留学生と関わることで、アメリカにいながら世界中のいろいろな国の文化を知るとてもいい機会を持つことができます。 |
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A:私は国際関係学(専攻)と社会学(副専攻)を勉強しています。国際関係学はこの大学では大きくはありませんが、それぞれのprofessorが違った専門分野を持っていて、あらゆる分野が学べます。多くのクラスが少人数制なので、クラスメイトや教授と親しくなりやすい環境で勉強ができます。 |
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A:編入先の大学は、大学専門の検索サイトを利用しました。専攻、授業料、学校の規模など、自分の希望を入力して探しました。以前にいた2年制のカレッジのアドバイザーにも相談しながら、必要な書類などそろえ、準備をしました。手続きはアドバイザーの助けのおかげか、スムーズにできました。 |
Q: |
2年制と4年制大学ではどんな違いがありますか? |
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A:学校の規模が、以前にいた2年制よりも大きくて、授業のレベルも難しくなりました。2年制の頃は100、200番代のクラスということもあり、18単位取ってもやっていけたので、4年制に編入してすぐの学期にはたくさんクラスを登録したんですが、結局ついていけなくなり、途中で落とさなければいけないことになってしまいました。クラスが少人数制なのでディスカッションが多く、予習復習がそれまで以上に必要になりました。 |
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A:やはり勉強は大変です。ディスカッションやリサーチペーパーが多いことが主な理由です。今の大学では、一年を通じて留学生主催のイベントがいくつもあり、大学の人だけでなく、地域の人も含めて自分たちの文化を紹介し、同時に他の文化を学べる機会があります。もともと「英語がもっと話せるようになりたい」「アメリカの文化に触れたい!」ということを望んで来ましたが、それ以上にいろんな国の人と触れられ、多くのことを学んでいると思います。 |
Q: |
アメリカでの大学生活を通して自分が変わったと思うことはありますか? |
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A:いろんな角度からものを見ることができるようになったと思います。クラスのディスカッションや普通の会話の中でも、自分の意見を素直にぶつけ、どうしてそう思うのかなどを話し合うことで、今まで狭かった視野が少しだけ広くなった気がします。また、さまざまな宗教を持った人たちに出会い、今まで何も知らなかった宗教について考えるようになりました。 |
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A:卒業後の就職については、今いろいろと悩んでいて、まだ具体的には決まっていないのですが、将来的には、貧しい国の人の生活をサポートするNGOなどで働きたいと思っています。大学を出てすぐは無理なので、何年か働いて自分が勉強するべきことをもっと具体的に見定めてから大学院に進学し、必要な知識や技術、経験なども備えてから、そういった仕事に就けたらと思います。 |
Q: |
これから留学する方にアドバイスをお願いします。 |
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A:留学中は大変なことや嫌なこともいっぱいあると思いますが、同じように悩んでいる人はいっぱいいるので、思い切って相談してみることが一番いいと思います。英語の壁は使っていくうちに薄くなっていきます。伝える気持ちがあれば、相手はたいてい分かってくれます。また、学校のクラブ活動などに積極的に参加することで、友達も増えるし、現地のことももっと知ることができるし、とてもいいチャンスだと思います。私は2年制のカレッジにいた頃はそういった活動は何もしてなかったんですが、今の大学に移ってから自分で調べて参加するようにしました。 |
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