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VOL.39

三宅 文さん   NY郊外にある芸術系の大学に転校。
メディア社会学とアートについて学ぶ日々
 
三宅 文(みやけ あや)さん
1984年生まれ。オーストラリア・メルボルンのRingwood Secondary School卒業後の2003年8月より、アメリカ・ペンシルバニア州の私立4年制大学Point Park Universityへ留学。2005年8月よりアメリカ・ニューヨーク州のニューヨーク州立大学パーチェス校へ転校。専攻はMedia, Society and Art。

■参加コース:アメリカ大学合格保証プログラム
■参加期間:2003年8月〜留学中
■留学先: State University of New York, Purchase College
(アメリカ・ニューヨーク州)
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興味のある学部を見つけ、大学を転校

Q: オーストラリアの高校からアメリカの大学へ進学してますが、アメリカの大学を選んだ理由は?

A:オーストラリアだけじゃない英語圏で、勉強したいと思ったからです。その頃ジャーナリズムに興味があり、メディアの最先端を行くアメリカで真剣に学びたいと思ったのです。
ICCには高校留学の時からお世話になっているのですが、自分にとっては頼れる存在。留学生って自分のまわりのことに一生懸命で、意外と他の情報が入ってきにくいものですが、ICCではいろいろなイベントも行っていますから、情報を得る手段としても活用できると思います。ICCのスタッフも留学経験のある人ばかりなので、相談がしやすいです。

Q: 昨年、大学を転校されたそうですが、どのような理由で?

A:自分に合ったメジャーが転校先の大学にあったからです。もともと高校で油絵(アート)に力を入れてきて、デザインなども勉強していたので、メディアの勉強だけでなく、それらを生活の中に取り入れられたらと思いました。思い切って1年生の時に、夏のクラスをNYの大学で取ったのですが、私は「人と社会と時間の流れを、体全体で感じていきたい」といつも強く感じていたので、NYという街にすっかり惚れ込んでしまいました。大学の転校については知識がなかったので、ICCにメールを入れて担当の方からアドバイスをもらいました。このメールのやり取りで分からないことを相談でき、あとは自分で転校の手続きをしました。
現在通っている大学は芸術系で、かなり独特な雰囲気を持った学校。舞台芸術、ダンス、アート、映画学、映画プロダクションを学びたい人には、とても魅力的な学校だと思います。NY郊外にあり、学校のまわりは緑が豊かで、NYの街とのギャップを楽しんでいます。

Q: 専攻しているMedia Society and Artでは、どのようなことを学んでいるのですか?

A:Media Society and Artは、日本語で言うと「メディア社会学と芸術」。アメリカの大学でも、こんな学部は初めて聞きました。芸術本来のあり方から、メディアやアートが社会の中でどう存在しているかを学んでいます。授業では、専門学者の論文を読んで、そのコンセプトを現在の状況と照らし合わせるといった作業を繰り返しています。社会におけるメディアや芸術の力、産業の発展とテクノロジーの進歩がもたらす影響についても学びます。以前、哲学のクラスを取ったこともあり、読む力には多少自信があったのですが、この授業についていくのは、正直言って本当に大変です。

Q: 他に興味を持って取り組んでいる授業はありますか?

A:政治学に興味があって「イスラム社会と文化」の授業を取りました。教授は、パキスタンからきていたABBAS(アバス)教授。メディアを通して伝わった矛盾した考えからイスラムの政治的問題まで、衝撃的な事実を知ることができました。パキスタンにいた教授から、フィルターを通さずにパキスタンやイスラム文化の現状などを学習できたのは、大変魅力的でした。教授の言葉一つ一つにも熱い情熱が込められて、彼女のようなすばらしい学者に出会えたこと感謝しています。すごく難しくタフなコースでしたが、イスラム系アメリカ人の生徒からも彼女の講座は絶大な人気でした。

Q: 三宅さんにとって「留学」とは?

A:留学はすばらしいことを体験できるチャンスがたくさんあります。と同時に、たくさんの難関に立ち向かわなければならなかったり、苦しいこともあります。私は留学して自分が前より強くなれたのではないかと思います。一人で考えて決断、行動することの苦労や、語学力の限界に直面したりしましたが、人々との出会いと新しい体験によって、充実した留学生活が送れています。
英語については、会話力はすぐに身につくものですが、読んだり書いたりする力はそう簡単につくものではありません。新しく出てくる単語や言い回しを根気強く覚えて、使っていくようにすることが大切だと思っています。また、学校の家庭教師制度を定期的に利用しています。

Q: 三宅さんの将来の夢を教えてください。

A:まだ一つにはしぼりきれません。ただ、英語と芸術から切り離された生活は送りたくないなあと感じています。自分で何かを切り開き、作り上げていくことのすばらしさに魅了され、それが実現できたらいいなと思います。また、自分のすることが何か社会に貢献できるものであればと強く思います。



 
学校の寮で同じフロアーの子たちとパーティー


冬の登校風景

NYの街にて

マンハッタンの風景

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