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留学のチャンスをつかむために、ICCのスカラシップに応募 |
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A:親の影響が大きいですね。私が生まれる前の話ですが、父が会社の奨学金を得て大学院留学をしたんです。小さい時からその話を聞いて留学に憧れがあり、大学生のうちに留学をしたいと思っていました。でも、我が家は「留学したければ、自分でチャンスを探しなさい」という方針。そんな時に新聞でICCの奨学生募集の広告を見て応募し、学費免除でIBPに参加できることになりました。 |
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A:TOEICのスコアでいうと留学前は680点で、大して自信はありませんでした。大学で英語劇の裏方をやっていて脚本をたくさん読むので、リーディングとライティングはある程度できていましたが、「聞く」「話す」が苦手だったんです。留学をして、そこの部分が大きく伸び、留学後にはTOEICのスコアが915点になりました。 |
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A:私はビジネス重視というよりも、自分の価値観を広げたかったので、イギリスの文化や歴史にひかれました。ウエストミンスター大学では「写真」や「シアター」などの芸術系の授業があったり、留学生が多いことから「クロスカルチュアル・コミュニケーション」という授業があったりして、視野を広げるという意味では、いい選択だったと思っています。 |
Q: |
ウエストミンスター大学コースのプログラムの流れは? |
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A:3学期制で、最初に英語のスキルアップとインターンシップに向けてのビジネストレーニングをやりました。それからアカデミック・イングリッシュという授業で学部授業に必要なスキルを教わってから、学部授業を受けるという流れです。アカデミック・イングリッシュの授業の中で、エッセイやレポートを書く際の参考文献の引用の仕方について学んだのですが、引用箇所のすぐ後ろに参考文献を書かないと、盗作とみなされて0点になるっていうことを私は知らなかったので、本当に為になりました。 |
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A:4つ選択できるのですが、私は日本の大学で法学部の国際関係コースにいるので、やはりポリティクスの授業を選択しました。あとは「クロスカルチュアル・コミュニケーション」「シアター」「スピーキング・スキルズ」の3つ。「ポリティクス」の授業では、最初は講義が呪文に聞こえて眠気との戦いに苦労しましたが、だんだん言っていることがわかるようになると、イギリスの教授が日本やアジアについて話す視点が、おもしろいと思えるようになりました。たとえば、戦争のことにしても、日本と中国の比較論にしても、日本人の私たちとは見方が違うので、興味深かったですね。 |
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A:プログラムが始まって6ヵ月くらい経つと、ICCのアドバイザーの方からインターンの希望を聞かれます。自分の希望と履歴書などを提出すると、いくつか紹介してくれて面接をしました。私がインターンをしたインターナショナル・プロジェクト・オフィス(IPO)は、ウエストミンスター大学内にある機関で、海外の教育支援を行っているところ。アフリカなどに人を派遣して、先生の育成をしたり、大学に教師を呼んでトレーニングしたりします。私が働いていた時には、イラクに大学を設立するプロジェクトが進行中で、ウエストミンスター大学に国内外の教育従事者が集まって会議をしましたが、この時の資料作成もやらせてもらいました。 |
Q: |
すでに内定が出ているそうですが、就職活動をスタートしたのは、日本の大学に復学してから? |
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A:帰国後の9月に大学に戻って、11月くらいから大学内や民間の就職説明会に参加しました。1、2月には試験があったので、本格的に就職活動を始めたのは3月からです。今は無事に内定をいただいてほっとしていますが、就職後もIBPでの経験を生かして、国際的な業務に携われたらいいなと思っています。 |
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シャーロックホームズの舞台となったべーカーストリート。左後方の高い建物は学生寮で、ここのトップフロアに住んでました。 |
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